日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

野火!

2015-08-09 15:25:16 | 映画・音楽
もぐら・もぐら(笑)
でも、今日は一本だけ。集中したいからね、「野火」に。
映写機、今日は大丈夫でした~~。

なんか、ひとつのことに夢中になっている自分が新鮮。こんなの久しぶりだ・・・

「野火」やはり、原作が素晴らしい(あ、読んでなかったっ)。文学作品としての最高峰、と評されているのも納得。
塚本監督が映画化許可を遺族の方々からいただけたこと、改めて観客の立場から「ほんとによかった。」と。
市川監督の野火は、文学作品の映画化という意味で素晴らしいと思う。そもそも、両監督の作品に対する切り口が違うのだから・・・どちらも素晴らしい、としか言いようがない。

ただ、時代の要請、というものが存在する?見えない力が存在することをワタシは改めて感じる。すぐれたアーティストは時代の空気を鋭く察知することができる。逆に、時代もまた、人を選んでいるんじゃないか?と思えてしまったりする。見えない力がワタシたちをどこへ連れていこうとしているのかはわからないけれど、塚本監督によって、今このタイミングで「野火」という映画が誕生したこと(コレハ、グウゼンナノカ?!)ーワタシはそれはひとつの光だと、信じたい。作家大岡昇平さんと映画監督塚本晋也さんは繋がっていたのだと思う(いつからかはわからないけれど・笑)。本質を見抜いて表現することができるという優れた資質を持ったお二人。見えない糸がふたりを繋いだんだと思うよ!(そういうのたくさん見てて、うらやましい!!って・・・・)

同じ時代に全然ちがう場所で、よく似た素晴らしい才能を発見して驚くこともあれば、時代が違うのに、奇妙な偶然で繋がっているような存在を感じることもある。すべては、「共感」からはじまる?

一寸先は闇(なんかお気に入り)だけど。。。今を生きよう。(変なまとめ