あさはた福祉館   =私たちのまち「あさはた」=

静岡市麻機地区のコミュニティ情報を発信します。
地域の支え合い情報の発信、交流をめざします。

サポーターズクラブ研修会 話題提供概要

2017-03-14 20:05:50 | 活動紹介
サポーターズクラブ研修会における話題提供について、概要を掲載します。

≪地域の特徴≫
話題提供は、最初に麻機学区の人口構成の特徴について話しました。
特徴として、宅地造成で移り住んだ人たちが80代、70代となって、周辺地域よりも高齢化が進んでいること、移り住んだ時期によって年齢構成に違いがあり、70歳前後の人が比較的多いということがあります。
(詳細は1月25日の「住所ごとの人口構成指標」参照)

≪ボランティアの活動実績≫
次にサポーターズクラブの多くを占めるS型デイサービス、子育てサロンのボランティアの活動状況について別表のような実績があることが紹介されました。



≪支え合いのエピソード≫
続いて、高齢者等のかかえている困りごととその支え合いについて話しました。
困りごとについては、面と向かって聞いてもなかなか出てこないけど、具体的なことで聞けば、いろいろ出てきます。
民生委員の行う高齢者実態調査の時に、20項目くらいの例を出して聞いたところ、高いところのもの取る、電球を交換するという時に自分ではできないという人が多くいた、その時どうするかというと、子どもが来た時などにやってもらうという人が多かったということが紹介されました。
身内との交流があるから隣近所で何もしなくてよいというわけではなく、実際には、体調が悪くて外出できない時に近所の方がゴミ出しをしたり、視力が衰えて文字が読めなくなってきた人に、隣の方が回覧板の中身を伝えたりして助け合っている例もあることが話されました。
隣の異変に気付くようなお節介も必要だが、ご近所への配慮も大切とエピソードを交えて紹介しました。

時間の関係で割愛されましたが、困りごとはビッグバンということも話の内容として準備されていました。
何もないところからビッグバンと呼ばれる大爆発で宇宙が始まったということが定説になっています。困りごとも、平穏無事に何もなく過ごしていたところに、階段から滑り落ちて動けなくなるというように突然発生するものであり、その時にSOSが出せる、それに応えられる地域社会が求められるのではないかということです。

≪話し合いの課題≫
最後に、研修会での話し合いの中身として、今も地域での支え合いは行われているが、今後さらに必要と思われることをみんなで考えたいと提起しました。

参考として、7~8年後の麻機の状況想定(団塊の世代がみな75歳以上になった時)を次のように示しました。
 75歳以上の人    3000人前後
 介護認定を受ける人  1000人前後
 認知症の人      6~700人
 若い支え手      減少

具体例として、技術進歩が著しい今の時代に、5年先、10年先には車も自動運転ができるようになっているかもしれないので、車が運転できなく外出の足がない人でも利用できるよう、地域で自動運転車をシェアするような仕組みを考えてもよいのではという提起もおこないました。
また、市内の各地でサロン活動が取り組まれており、これは住宅事情で気軽に交流できる場がなくなっていて、それなら交流できる場を設ければよいということで行われている、そんな場がどうしたらできるか考えたいと提起しました。

以上