サポーターズクラブ研修会でのグループの話し合いは、各グループ7~8人で、困りごととその解決策について付箋に書き、みんなが書いたものを模造紙に貼って同じような内容でまとめていくという方法で進めました。
9グループの話し合いの結果は次の写真のようにまとめられ、全体集会で各グループ2~3分の発表がありました。
それぞれのグループで、重点になることに多少の違いがありましたが、共通していたのは買物が大変、通院などの外出が大変、気軽に交流できる場がない、日常生活のちょっとしたことができない時の対応などでした。
書類などの様々な手続きが大変という意見や急な坂が大変という意見もありました。
これらは、高齢者等の個人が状況に応じてかかえる課題と言えます。
その他、困りごとが話せない、相談窓口がないなどという困った時にSOSが出せない、あるいはそれを受け止める仕組みがないといったことも出されました。また、災害時や緊急時の安否確認が不安という意見もありました。これらは、地域の仕組みとしてどうしたらよいのか考える課題と言えます。
グループによっては、高齢者に限らず、子育ての課題、障害者の課題等も出されていました。
地域の支え合いとして、分野に限らず課題があることが示されています。
多くの人が集まって意見交換することで、今まで見えなかった、あるいは共通の認識にならなかったことについて、より広く課題をとらえることができたのではないでしょうか。
解決策として、困りごとを話せないという課題については、SOSを出せるポストみたいなものがあると良いのではという意見がありました。
交流の場として、サロンが必要という意見があり、そこで趣味の仲間作りなどができる情報交換が行われると良いという意見も出されていました。
日々の生活の中で様々な大変さをかかえていることが明らかになり、そのことをどのように支えていくのか考える良い機会になりました。この研修会で話し合われたことをまとめて、今後の活動に生かしていくことが大切ではないでしょうか。
参加された皆さんは、ボランティアとして何かしなければという思いを強く持った人たちです。話し合いの中でいろいろなアイディアも出され、その力が生きていくような取り組みがこれから求められてくる、そんな感じのグループの話し合いができていました。
以上は、地区社協のまとめということではなく、参加した1個人としての感想です。