








昨日は、気温が高くてお花見日和でした。
まさに春爛漫。
そして本日は一転して雨。花冷えです。
この季節は、素敵な言葉がたくさんありますね。
花曇り。花冷え。菜種梅雨。
子供の時代を南九州で過ごしました。
祖父母の家の裏は段々畑。そこからは霧島連峰が眺望できました。
春の段々畑は、私の遊び場でした

辺り一面、菜の花畑と麦畑。
向こうの林には山桜が咲いてました。
私にとっては物語で読んだ桃源郷同然です。
一人遊びが好きだった子供

菜の花に群れ飛ぶ紋白蝶と戯れ、飽きると土堤のつばなとスミレ摘み

麦畑からはヒバリのさえずり声

時間を忘れて遊び呆けては祖母に叱られたものです。
お手伝いが待っていました。
菜種の入った木綿袋と一升瓶を抱えて、油屋さんへのお使いです。
菜種で油を絞ってもらうのです。
転んで、一升瓶が割れないよう慎重に歩いていったものです。
子供の頃からそそっかしくてよく転んでいました。
菜種油で揚げた天ぷらの美味しかったこと。
いまだにあの味が忘れがたくて、物産展で見つけると買い求めます。
結局は、花より団子でしたね
