めんどりおばあの庭

エッセイと花好きのおばあさんのたわ言

大きなローズマリーの木

2015-04-10 22:24:29 | 日記
                           
今日も肌寒い日でした。
  花冷えとはよく言ったものですね。
  菜種梅雨も素敵な言葉です。

  日本語には本当に素敵な言葉がたくさん有ります。
  日本人の心がそれだけ繊細で豊かだったのでしょうか?
  敢えて、過去形にいたしました。
  今の世の中は殺伐としているように思えて・・・
  
  偉そうなことを申しました
  私め、自分たちのことだけで精一杯の日々。
  人のことをとやかく申せません。恥ずかしいです。
  せめて、花を愛でて、優しい心になりたいと思っております。

  昨日の花散策の続きをUPいたします。


                   大きなローズマリーの木




                   ウィンタークレマチス


                   ^紅花トキワマンサク


                   路地に咲いたチューリップ

            

            

            
                   アリウム・トリケトラ

            
                  ムラサキハナナと白い花


                      山吹の花


                    花海棠?




                      オウバイ


                     日本タンポポ?
             花の下の総包片が反り返っていないように見受けられました
               反り返っているのは西洋タンポポと聞いています
                辺り一面、日本タンポポが群生していました








                     可愛い葱坊主


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今、再び紐解く

2015-04-10 10:30:00 | 日記
                           
                                   
最近、昔、読んだ本を再び本棚から抜き出し読むようになった。
  新しい発見があり、嬉しくなる。
  今、『ヘルマン・ヘッセ 庭仕事の愉しみ』を、ゆっくりではあるが紐解いている。
  18年ほど前に購入した本だ。
  胆嚢摘出の手術のために国立病院に入院の際、病室のベッドで読もうと持参した。
  腹腔鏡手術が、今ほど実施されていなかった頃である。
  手術前の説明で主治医の女医さんが自信ありげに申された。
  「私はアメリカで200件以上、手術の実績がありますから安心して下さい」と。 
  手術に際して、私は何の心配もなく臨んだが、
  親方のおろおろ振りは目にあまり、病人の私が心配するほどだった
  娘が仕事をぬっては世話をしてくれた。
 
  ・・・そんな思い出の詰まった本である。
 
 、『庭仕事の愉しみ』は、庭仕事の中に尽きぬ愉しみを見つけたヘルマン・ヘッセの
  エッセー、詩、絵が詰まった素晴らしい本である。

  表紙カバーの端に記してある文章が目に止まった。

 「土と植物を相手にする仕事は、瞑想するのと同じように、魂を解放させてくれるのです」

  今の私には目から鱗の言葉である。

  続けて、こうも、記してある。
  ― ヘルマン・ヘッセは後半生、執筆に費やす以外の時間は殆ど自分の庭で過ごした。
    一見、隠居趣味のように見える庭仕事の中に、ヘッセは尽きぬ愉しみと、後に彼の
    文学へと結実する様々な秘密を発見した。
    「自然は寛大であると同時にまた容赦のないものである。」
  ― ヘッセは庭に佇みつつ、観察し考える。本書はヘッセが自然から学んだ自然と人生に
    関する心理を綴った書である。
    
  これから、1ページ、1ページを大切に読んでいこうと思っている。
  残りの人生を過ごしていく上に、大切なものを得る事が出来る気きがしてならないから。
  座右の銘ならぬ、座右の書である。
  しかしながら、つるつるの脳みそに中々染みこんでくれず困ったものである。
  最後はお棺の中に入れて貰おうとも思っている。
  娘の好きだった『ももいろのきりん』と共に。
  あの子に届けてあげなくては。
  空の雲の上で二人並んで読書するのもいいなあ・・・なんて。
  
              


             
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする