
[この記事は Doblog に 2005-09-03 19:47:09 付で載せていたものです]
夢幻泡影 さんのコメントに触発されて,
PCの熱対策について書いてみます.
PCの中は熱源だらけ.
ヒートアイランド状態.
多くの熱源が四角い箱の中に詰め込まれているのですから,
パソコンが熱くなるのは当たり前.
PCが熱くなって困るのは,それを触る人間だけではありません.
パソコン自体も,実は困ったちゃん状態なのです.
半導体の温度が5度上がれば寿命は半分になるとか言います(俗説?).
温度上昇が瞬間的(短時間)なら温度の影響は無視できますが,
それが長く続くと俗説が真説になってきます.
何も変なことをしていないのにパソコンが壊れた,
起動しなくなった・・・
たった一つの部品でも寿命が来れば,
パソコン全体として機能が停止します.
# 上の記述は「温度が10度上がれば寿命は半分になる」と訂正いたします.
Web で検索してみたら「アレニウスの法則」なるものがあり,
10℃2倍法則などと書かれていました.
(個人的に)気にしている熱源は,CPUとハードディスクです.. .
CPUがオーバーヒートすると,熱暴走などと言って
パソコンの挙動・動作が 不安定になります.
それが続くとCPU自体が壊れてしまします.
なので,今のCPUにはオーバーヒートを防ぐ機能が盛り込まれていて,
熱くなり過ぎると自らが停止するようになっています.
多くの場合は,その前に警告を発してくれます.. .
CPUの暴走もウレシクないですが,
それ以上にコワイのがハードディスクの障害です.
ハードディスク(HDD/HardDisk Drive)には
円盤を回すモータが入っています.
このモータが熱源の一つであることは,
掃除機が熱くなることを知っている人なら容易に想像できますよね.
でも,モータ以上に熱を出すチップがHDD(の基盤上)に
1~2個付いています.
モータと違い,露出しているので触ることができます.
これは熱いですよ.
さて,CPUもHDDもかなりの熱を出しますが,
発熱の総量でいえばCPUの勝ち.
なので,CPUには最初から熱対策が施されています
# 386 とか 486 とかではCPUはむき出しでしたが,
Pentium(第1世代)になれば
ヒートシンクとかいう剣山状のものが付いていました.
今の Pentium なら剣山+ファンが付いています.
CPUにはファン(強制換気・冷却装置?)が付いていますが,
HDDには剣山とかファンは付いていません.
自然換気で大丈夫ってことなのでしょう.
高温になるのは外気に触れる1cm四方程度の黒いチップなので,
自然冷却で済むのかも知れません.
ですが,ハードディスクには貴重なデータ/ファイルがたくさん保存されています.
CPUが壊れるよりHDDが壊れるほうが被害は大きい(はず).
・・・だから,バックアップの必要性を記事にしました
・・・HDDが壊れる(データが消失する)ことを想定して行うのが
バックアップです.
この重要性は何度でも繰り返して言いたいのですが,
壊れないのがベストです.
やがては確実に壊れるHDDですが,
その寿命を延ばすことができるのです.
すなわち,冷却です.
人間なら薬局で「熱冷まシート」を買ってオデコに貼りますが,
HDD用のそれは強制空冷です.
空気を流して/当ててやれば良いのです.
ノートPCの場合は工作が難しい(工夫できる部分が限られている)のですが,
デスクトップPCならHDDの近くにファンを付けて強制空冷することができます.
そんなこと言われてもどうしていいか分からない・・・
ならば,せめて夏場はエアコンを付けた部屋でパソコンを使いましょう.
エアコンが壊れているなら,
扇風機の風をパソコンに当ててやりましょう.
# 私の部屋にはエアコンが無いので,
PC本体にファンを増設してハードディスクを冷やしています・・・ ^_^;
おかげで,HDDの温度はいつも40度を超えることがありません.
(上の画像)・・・
夏が終わろうとしている時に書く熱対策の記事.
これを夏炉冬扇というのでしょうね・・・ ^_^;
夢幻泡影 さんのコメントに触発されて,
PCの熱対策について書いてみます.
PCの中は熱源だらけ.
ヒートアイランド状態.
多くの熱源が四角い箱の中に詰め込まれているのですから,
パソコンが熱くなるのは当たり前.
PCが熱くなって困るのは,それを触る人間だけではありません.
パソコン自体も,実は困ったちゃん状態なのです.
半導体の温度が5度上がれば寿命は半分になるとか言います(俗説?).
温度上昇が瞬間的(短時間)なら温度の影響は無視できますが,
それが長く続くと俗説が真説になってきます.
何も変なことをしていないのにパソコンが壊れた,
起動しなくなった・・・
たった一つの部品でも寿命が来れば,
パソコン全体として機能が停止します.
# 上の記述は「温度が10度上がれば寿命は半分になる」と訂正いたします.
Web で検索してみたら「アレニウスの法則」なるものがあり,
10℃2倍法則などと書かれていました.
(個人的に)気にしている熱源は,CPUとハードディスクです.. .
CPUがオーバーヒートすると,熱暴走などと言って
パソコンの挙動・動作が 不安定になります.
それが続くとCPU自体が壊れてしまします.
なので,今のCPUにはオーバーヒートを防ぐ機能が盛り込まれていて,
熱くなり過ぎると自らが停止するようになっています.
多くの場合は,その前に警告を発してくれます.. .
CPUの暴走もウレシクないですが,
それ以上にコワイのがハードディスクの障害です.
ハードディスク(HDD/HardDisk Drive)には
円盤を回すモータが入っています.
このモータが熱源の一つであることは,
掃除機が熱くなることを知っている人なら容易に想像できますよね.
でも,モータ以上に熱を出すチップがHDD(の基盤上)に
1~2個付いています.
モータと違い,露出しているので触ることができます.
これは熱いですよ.
さて,CPUもHDDもかなりの熱を出しますが,
発熱の総量でいえばCPUの勝ち.
なので,CPUには最初から熱対策が施されています
# 386 とか 486 とかではCPUはむき出しでしたが,
Pentium(第1世代)になれば
ヒートシンクとかいう剣山状のものが付いていました.
今の Pentium なら剣山+ファンが付いています.
CPUにはファン(強制換気・冷却装置?)が付いていますが,
HDDには剣山とかファンは付いていません.
自然換気で大丈夫ってことなのでしょう.
高温になるのは外気に触れる1cm四方程度の黒いチップなので,
自然冷却で済むのかも知れません.
ですが,ハードディスクには貴重なデータ/ファイルがたくさん保存されています.
CPUが壊れるよりHDDが壊れるほうが被害は大きい(はず).
・・・だから,バックアップの必要性を記事にしました
・・・HDDが壊れる(データが消失する)ことを想定して行うのが
バックアップです.
この重要性は何度でも繰り返して言いたいのですが,
壊れないのがベストです.
やがては確実に壊れるHDDですが,
その寿命を延ばすことができるのです.
すなわち,冷却です.
人間なら薬局で「熱冷まシート」を買ってオデコに貼りますが,
HDD用のそれは強制空冷です.
空気を流して/当ててやれば良いのです.
ノートPCの場合は工作が難しい(工夫できる部分が限られている)のですが,
デスクトップPCならHDDの近くにファンを付けて強制空冷することができます.
そんなこと言われてもどうしていいか分からない・・・
ならば,せめて夏場はエアコンを付けた部屋でパソコンを使いましょう.
エアコンが壊れているなら,
扇風機の風をパソコンに当ててやりましょう.
# 私の部屋にはエアコンが無いので,
PC本体にファンを増設してハードディスクを冷やしています・・・ ^_^;
おかげで,HDDの温度はいつも40度を超えることがありません.
(上の画像)・・・
夏が終わろうとしている時に書く熱対策の記事.
これを夏炉冬扇というのでしょうね・・・ ^_^;