なんだか哲学的なタイトルになりました。
が、存在論とか認識論とかの話ではありません。
機械があなたをアナダだと(私をオヤヂだと)分かってくれる手段が増えそうだというお話です。
今は「オレオレ詐欺/振り込め詐欺」に代表されるように、当人になりすました犯罪がふえています。
年間で何億・何十億というお金が、だまされて悪人のふところに入っているとか・・・
こんな金額、信じられますか・・・
さて、オヤヂの分野でいうと、本人認証。
範囲を絞って、ログイン時の認証。
もうひとつ限定して、Windows 10 での認証のお話です。
昔からおなじみのパスワード認証。
ユーザーIDに加え、入力されたパスワードが正しければ、あなたは本人、
通っていいよ、と言われます。
山と問われ、川と答えれば通してくれた昔と考え方は同じ。
2段階認証というのもあります。
IDとメールアドレスを入力すれば、そのアドレス宛に一時的な番号が送られます。
届いたメール(ふつうは本人だけが開封)に書いてある番号を入力して・・・
ようやく開けゴマ・・・門が開きます。
メール通知というワンクッションを置くことで、安全性が高まります。
ワンタイム・パスワードというのもありますね。
定期的に(数十秒くらいの短い間隔で)番号が変わるトークンなるものを使います。
USBフラッシュメモリーくらいの大きさで、小さな画面に4桁とか6桁の数字が表示されます。
この頻繁に変わる数字がワンタイム・パスワード。
トークン(カード)を持っていないと正しいパスワードを入力できないので、
IDに加え、このワンタイム・パスワードが正しければ、あなたは正しいユーザー・・・
そんな仕組みです。
確かに安全になるでしょうが、
毎日使うパソコンでこんな面倒な手続きが必要なら、誰も使わなくなるでしょう
なので、パソコンはもっと簡易な方法で、あなたをあなたと認証します。
すっかりおなじみになった「指紋認証」。
ノートパソコンに付いていますよね。
横幅 10数ミリのスリット状の場所に指を滑らせれば、あらかじめ登録しておいたあなたの指紋と照合してくれます。
これは結構便利。
キーボードで入力する必要はなく、とてもお手軽。
指を滑らせるだけですから・・・
とはいえ、指紋はコピーしやすい(されやすい)。
探偵・警察ドラマでありますよね、犯人が飲んだジュース/ビールのコップから指紋を採取する。
鑑識(?)の人たちがパフ、化粧筆のようなもので犯人が触ったと思しきところを探っている。
ここら辺の知識はありません。
ただ、なんとなく、指紋の採取/コピーは比較的簡単そうに思えます。
ともあれ、指紋は生体認証の一つ。
双璧は昔からある(オヤヂは経験したことがない)瞳/アイリス認証、あるいは網膜認証。
虹彩のパターンは人さまざま、網膜に張り巡らされた血管も人さまざま。
同じ模様・パターンは無い・・・
これは結構、信頼できそう・・・
でも、アイリスや網膜を読み取りる装置は高そうだし、
何よりかさ張りそう・・・パソコンより大きな装置になれば邪魔ですよね。
で、顔認証。
たいていのノートパソコンに付いているウェブカメラが使えれば、値段は気にならず、しかもかさ張らない。
Skype でTV電話を使うように、顔が映せればOK。
判断基準が何なのか、どのようなアルゴリズムなのか、まったく無知です。
でも、街頭カメラで人物を特定できるレベルに達していると聞く顔認証。
バックエンドには何億もの顔データベースがあるのかも知れません。
パソコンでは一人、せいぜい数人を識別できれば済みます。
覚えた顔が、次回ログオンするときに同一人物かそうではないかを判断するだけです。
何千、何万人が通過する中から、危険人物を特定するわけではありません。
ですが、「顔認識」と簡単にオヤヂは言いますが、簡単であるはずがありません。
認識できるにしても、それが何時間もかかるなら、
事件捜査には使えてもパソコンのログイン時に使うことはできません。
ほぼ瞬時に、あなたがあなたであることを(あるいは、あなたではないことを)判断できなければ
実用的ではありません。
・・・とまぁ、いろいろ考えさせられる記事がありました・・・というお話。
Windows 10 says “Hello” to logging in with your face and the end of passwords
・・・次回は「ネットワークの名前を変える」です・・・
ブログ記事についてのお問い合わせは「質疑応答 掲示板」で・・・
ここをクリックして、北窓舎のサイトにもお立ち寄りください・・・
が、存在論とか認識論とかの話ではありません。
機械があなたをアナダだと(私をオヤヂだと)分かってくれる手段が増えそうだというお話です。
今は「オレオレ詐欺/振り込め詐欺」に代表されるように、当人になりすました犯罪がふえています。
年間で何億・何十億というお金が、だまされて悪人のふところに入っているとか・・・
こんな金額、信じられますか・・・
さて、オヤヂの分野でいうと、本人認証。
範囲を絞って、ログイン時の認証。
もうひとつ限定して、Windows 10 での認証のお話です。
昔からおなじみのパスワード認証。
ユーザーIDに加え、入力されたパスワードが正しければ、あなたは本人、
通っていいよ、と言われます。
山と問われ、川と答えれば通してくれた昔と考え方は同じ。
2段階認証というのもあります。
IDとメールアドレスを入力すれば、そのアドレス宛に一時的な番号が送られます。
届いたメール(ふつうは本人だけが開封)に書いてある番号を入力して・・・
ようやく開けゴマ・・・門が開きます。
メール通知というワンクッションを置くことで、安全性が高まります。
ワンタイム・パスワードというのもありますね。
定期的に(数十秒くらいの短い間隔で)番号が変わるトークンなるものを使います。
USBフラッシュメモリーくらいの大きさで、小さな画面に4桁とか6桁の数字が表示されます。
この頻繁に変わる数字がワンタイム・パスワード。
トークン(カード)を持っていないと正しいパスワードを入力できないので、
IDに加え、このワンタイム・パスワードが正しければ、あなたは正しいユーザー・・・
そんな仕組みです。
確かに安全になるでしょうが、
毎日使うパソコンでこんな面倒な手続きが必要なら、誰も使わなくなるでしょう
なので、パソコンはもっと簡易な方法で、あなたをあなたと認証します。
すっかりおなじみになった「指紋認証」。
ノートパソコンに付いていますよね。
横幅 10数ミリのスリット状の場所に指を滑らせれば、あらかじめ登録しておいたあなたの指紋と照合してくれます。
これは結構便利。
キーボードで入力する必要はなく、とてもお手軽。
指を滑らせるだけですから・・・
とはいえ、指紋はコピーしやすい(されやすい)。
探偵・警察ドラマでありますよね、犯人が飲んだジュース/ビールのコップから指紋を採取する。
鑑識(?)の人たちがパフ、化粧筆のようなもので犯人が触ったと思しきところを探っている。
ここら辺の知識はありません。
ただ、なんとなく、指紋の採取/コピーは比較的簡単そうに思えます。
ともあれ、指紋は生体認証の一つ。
双璧は昔からある(オヤヂは経験したことがない)瞳/アイリス認証、あるいは網膜認証。
虹彩のパターンは人さまざま、網膜に張り巡らされた血管も人さまざま。
同じ模様・パターンは無い・・・
これは結構、信頼できそう・・・
でも、アイリスや網膜を読み取りる装置は高そうだし、
何よりかさ張りそう・・・パソコンより大きな装置になれば邪魔ですよね。
で、顔認証。
たいていのノートパソコンに付いているウェブカメラが使えれば、値段は気にならず、しかもかさ張らない。
Skype でTV電話を使うように、顔が映せればOK。
判断基準が何なのか、どのようなアルゴリズムなのか、まったく無知です。
でも、街頭カメラで人物を特定できるレベルに達していると聞く顔認証。
バックエンドには何億もの顔データベースがあるのかも知れません。
パソコンでは一人、せいぜい数人を識別できれば済みます。
覚えた顔が、次回ログオンするときに同一人物かそうではないかを判断するだけです。
何千、何万人が通過する中から、危険人物を特定するわけではありません。
ですが、「顔認識」と簡単にオヤヂは言いますが、簡単であるはずがありません。
認識できるにしても、それが何時間もかかるなら、
事件捜査には使えてもパソコンのログイン時に使うことはできません。
ほぼ瞬時に、あなたがあなたであることを(あるいは、あなたではないことを)判断できなければ
実用的ではありません。
・・・とまぁ、いろいろ考えさせられる記事がありました・・・というお話。
Windows 10 says “Hello” to logging in with your face and the end of passwords
・・・次回は「ネットワークの名前を変える」です・・・
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