おやぢチップス（6）：Visual Studio リンク

チップスと言っても湖池屋、カルビーのそれではありません。
Tips です。

北窓舎のオヤヂが日常で使っている小技をご紹介するシリーズ。
それが「おやぢチップス」。

では始めましょう。
今回は「Visual Studio リンク」です。

例によって長いイントロ・・・
　　遅咲きプログラマーたるオヤヂはいまだに言語は VB.Net。
　　オヤヂの寿命が尽きる前に尽きる可能性もある Visual Basic（.NET）。

　　開発環境は Visual Studio 2013 です。

　　さて、幾つかのアプリで共通に使いたいコードがあります。
　　コードというより、Windows Form を含む、プロジェクトの一部です。

　　元になるフォームやコードをコピーしてもいいのですが、
　　そうすると、元を変更したらコピーし直さなくてはなりません。

　　本体のコードに変更がなくても、
　　元の（言ってみれば子供の）コードに変更があれば、
　　親をビルドし直さなくてはなりません。

　　これでは不便この上なし、間違いのもと・・・
　　なので「リンク」を使います。

Visual Studio 2013 でのリンク
　　操作は簡単です。
　　元になるプロジェクト内にあるフォームなどを「リンク」として追加するだけです。

　　実際にオヤヂが使っているもので例示します。
　　この記事用に新たにサンプルを作るのはシンドイので・・・(^_^;)

　　以下の例では、\Projects フォルダー下に
　　　Ａ．リンク先の（親に相当する）\WAarranger フォルダーがあり
　　　Ｂ．リンク元の（子に相当する）\CoffeeWare フォルダーがあります。
　　　（それぞれのフォルダーにはプロジェクトがあります）

　　うまく説明できないので、図示します。
　　（VB.NET なので、拡張子は VB.NET 用。言語に応じて読みかえてください）
　　　

　　① 親のプロジェクトを開きます。（ここでは WPChanger.vbproj）

　　② ソリューション エクスプローラーで、親のプロジェクトを［右］クリックし、
　　　　［追加］--［既存の項目］を選択します。
　　　　

　　③ 「既存項目の追加」ダイアログが表示されるので、追加したいものを選択し、
　　　　「リンクとして追加」を選択します。
　　　　　（通常の［追加］ではなく、「リンクとして追加」です）
　　　　

　　④ ・・・下図のようにリンクとして追加されます。
　　　　

　　　　　アイコンをよ～く見てください。
　　　　　リンクなので形が違っています。
　　　　　Windows デスクトップ上のリンク（ショートカット）のように矢印が付いています。
　　　　　

後はビルドするだけ。

　　＃ 大昔習った FORTRAN の include 文のような感じもします。
　　　COBOL にも copy がありました。

　　最新のリンク先を使ってくれるので、
　　コード（ファイル）をコピーするよりはるかに作業が楽になり、
　　コピーなどに伴うケアレスミスも無くなります。

　　リンク先を編集・修正することもできます。

　　既存資産が再利用でき、とても便利な機能です。


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