北の窓から(芦田っち)

PC関連と私的雑感のブログ。
2015年7月10日、カッコ内に名前を加えました。昔の友だちに気付いてほしくて・・・

行き過ぎた軽薄化は人間を置き去りにしているのでは? Lenovo Yoga Book

2016-10-20 18:44:16 | PC
ノートパソコン、スマートフォン・・・軽薄化が進んでいます。
より軽く、より薄く・・・各社が競い合っているようです。

軽くなるのは有り難いのですが、
薄くなるにも程があると思いませんか?

こんなことを思ったのは、Yoga Book のレビューを読んだから・・・

  Lenovo unveils the Yoga Book: a remarkable notebook PC that wants to be a real notebook

  厚さ10mmのPC⁉︎ タッチキーボードが近未来的な2-in-1PC「Lenovo YOGA BOOK」

なんと!
この Lenovo Yoga Book には物理的なキーボードがないのです。
キーボード部はまっ平なタッチパネル。

Yoga Book の画面は 10.1 インチ。
このサイズのPCならストロークは浅くてもタッチタイプできるキーボードが付いています。

それがタッチパネル・キーボードとは・・・

  

拝借した画像で分かるとおりキーは視認できます。
タッチパネルの光がキーを示しています。

ですが、フラットなタッチパネル・・・
物理的なキーボードのような凸凹がありません。

ホームポジションの [F] 、[J] キーにある突起なんて、当然ありません。
どこに指を置けばいいのでしょう・・・

タッチペンを使ったり、1本指・数本指で押すなら問題はなさそうですが、
10本指を使ってタッチタイプしたい人はどうすればいいのでしょう・・・

キーが沈んでくれないと押した感がありません。

  # デスクトップPC用の独立したキーボードならキーストロークは 4mm ほど。
    その半分ほど押し込めばスイッチが入り、キーを押したことになります。
    クリック感・クリック音があるので、キーを見なくても押したことが分かります。

キーを押し込めなくても、タッチしたらカチャカチャと音がするのでしょうか・・・
つい別のキーをタッチしてしまうことはないのでしょうか・・・

  # キーに触れたら振動でスイッチが入ったことを伝える機能があるようです。

それにしても、オヤヂなら指先が痛くなるでしょう。
別のキー触れないように全部の指をキーボードから浮かせていると肩が凝ってしまうでしょう。

ウェブ・ブラウジングには問題ないと思いますが、
入力が多い Word、Excel、あるいはメール書き、ブログ書きには不向きでしょう。

タッチパネルなので、当然厚みを減らすことができて・・・
厚さは驚きの 9.6mm・・・1センチ未満!

  # 重さは約 690グラムとか・・・

さて、話をタイトルに戻します・・・

軽くなってくれるのは有り難いのですが、厚み(薄さ)を追求するあまり
物理的なキーボードを排してタッチパネルにするのは・・・

行き過ぎだと思います。

# この Yoga Book のOS・・・
  最初は Android が搭載されたモデル。
  そのあとで Windows 10 のモデルが出るとのこと。

最後に蛇足・・・

ノートPCとタブレットを足して2で割ったような Lenovo Yoga Book。

このような大胆な製品は国内メーカーからは出てこないでしょう。

技術的には十分作れるはずなのに、
オヤヂのように保守的な人間がいて企画がボツになるのでしょうか・・・

国内PCメーカーの衰退はこんな大胆さの不足がー因かも・・・

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