東芝、青梅事業所を閉鎖・・・

会社でユーザーサポートを担当していた時、全社標準ＰＣの選定に参画していました。

その関係で東芝・青梅事業所を訪問しました。
同事業所では Dynabook を製造しており、ＰＣ博物館のような施設がありました。

ウィンチェスター型のハードディスク、世界初のノートＰＣ、Dynabook などを見学しました。
製造ラインも拝見しました。

　＃　"Dynabook" はアラン・ケイの命名。
　　　東芝の Dynabook は彼から使用許可を得たとのことでした。

パソコンの歴史の一端を見せていただいたわけです。

その青梅事業所が来春に閉鎖されるとか・・・

レノボによる富士通買収の話もあり、我が国のＰＣ界は先細りの一途・・・

パソコンそのものが他のデバイス（スマートフォンとかタブレット）に押されて
年々出荷台数が減っています。

そんな中、２強３強の海外メーカーがますます大きくなり、国内メーカーは衰退・・・

パソコン界で敗者復活戦は期待できそうにない。
往時を知る者の一人として寂しい思いです。

じゃあ、そんなことを言うお前は国内メーカーのＰＣを使っているのか・・・
と尋ねられそうです。

困ったことに、去年、今年買ったノートパソコンはレノボ製。
その前に買ったのはＨＰ製のノート。

デスクトップ（タワー型）は何台かありますが、
格安で買った娘たち用のＮＥＣ製２台以外はぜんぶ自作機。

なぜ国内メーカー製を選ばないのか・・・

ずっと自作を続けてきたタワー型を除き、ノートだけで言うと・・・

まずは価格が高いから、そして余分なソフトがてんこ盛りだから、です。

必要なソフトは別途購入してインストールします。
使いもしないソフトがたくさん入っているのは、無用なディスクの肥やしになるだけ。

パソコンサポートなどで他人様の国内メーカー製ノートを見ることがあります。
デスクトップにはたくさんのアイコンが並んでいます。
使っているのですか？と聞けば、
一度も使ったことがない・・・との答えが返ってくることが少なくありません。
それでいて値段を聞くと・・・アララお高い。

そんな経験もあり、ノートパソコンを選ぶとき国内メーカーは最初から候補にありませんでした。

＃　また、キートップに平仮名が刻印されておらず、
　　［漢字」キーなどがないＵＳ配列のキーボードを好むことも理由の一つです。

多くの人はＦ社、Ｔ社、Ｎ社のパソコンをお使いでしたから
これはオタク的な者の場合だけかも知れません・・・

そんなこんなで国内メーカーの衰退を（ほんの少しだけ）助長していることになります。

でも、残念だと思う気持ちはあります。
マクロ的には国内メーカーを応援したいと思っています。

建前と本音（応援と製品選択）に乖離ありという感じですが、それが正直なところです。

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