涙もろさは老化の証拠？

去年、還暦を迎えたオヤヂ。

高校時代、先輩からは「ニヒル」だと言われ、
同級の女の子からは「一人でいると怒っているみたい」と言われたことがある。

会社員になってからも、隣の職場の（仲良しの）おばちゃんからは「澄まして歩いている」と言われた。

　＃　これは仕事でおつきあいが始まってからのこと。
　　　冗談ばかり言うオヤヂが、おばちゃんの抱く第一印象と違いすぎていたようだ。
　　　無感情であるとか能面のごとき表情だとは思っていなかったが、 自己評価は当てにならない。

さて、何年も前から涙もろくなってきた自分に驚いている。

たとえば、初めてのお使いなどというＴＶ番組。

幼稚園くらいの男の子や女の子が、お母さんにお願いされて一人で買い物に出て帰ってくる、
通行人などに化けたカメラマンがその様子を映す・・・そんな番組。

あるいは、先刻見た花束を贈る放送。
小学生のいとこどうし（男の子と女の子）が 母親と叔母さんなどに５つもの鉢植えを買って贈る。

＃　男の子は二千円しかもっていなくて、一万円をもっていた女の子が五千円以上を負担していた。
　　どの世代も女性はしっかりしている・・・

お爺ちゃんが毎月花を買いにくる。
花束にはいつも１本の百合が入っている。
お爺ちゃんは言う・・・百合は亡き奥さんが好きだったから。

困ったものだ。
こんなシーンを見ると、ついティッシュペーパーに手が伸びてしまう。

数分見ているだけでそんな状況に陥ってしまう。
番組の作り手がお涙頂戴を狙っているのなら、大成功。

数分でそうなのだから、 映画でも観ようものなら・・・言いたくない。

が、昔からそうだったわけではない。
前述のとおり、自覚症状は数年前から。

わが身にいったいどんな変化があったのか。
老化だと決めてしまいたくはないが・・・


ブログ記事についてのお問い合わせは「質疑応答 掲示板」で・・・


ここをクリックして、北窓舎のサイトにもお立ち寄りください・・・