
お詫びを2点.
1.昨日は8時前(仕事中)に飲み会が入ったため,
記事を投稿できませんでした.
定期訪問して下さる方,一見のお客様も
・・・ゴメンナサイ <m(__)m>.
2.「40GB なのに 37GB のハードディスクって一体・・・」
の記事は酔っ払って書いたので,分かりにくい長文でした.
・・・ゴメンナサイ <m(__)m>
で,名誉挽回,簡潔な解説にするつもりです.
------------------------------------------------
HDDの容量は,数える単位で変わります.
HDDの容量は通常、1000 の単位で数えられます。
例えば,40GBと言われるHDDは、40,000,000,000 バイトを意味します。
ところがOS (Widnows) は、1024 の単位で数えるので
40,000,000,000 / 1024 ** 3(1024 の3乗)で 37.2529 GB になります。
なので、40GBと言われるHDDの容量は、
OSから見ると 37GBしかありません。
------------------------------------------------
・・・以上が,簡潔な説明(のつもり)です.
以下は,(相変わらず冗長な)補足説明です.
上の表は,PCやHDDメーカが言う容量と Windows から見た容量の対比です.
随分と差があるのがお分かりになると思います.
# 表が示す原因(数える単位が違う)の他に,
もうひとつ原因がありました.
昨今のPCでは,いわゆる「リカバリーCD」(*1)が
同梱されていない場合があります.
「リカバリーCD」の代わりに,HDD内に特殊な領域を作り,
そこにリカバリーCDのイメージが書き込まれている場合があります.
某メーカ製PCではその特殊な領域に3GBが割り当てられており,
その領域がユーザには見えないため,Windows 上では
更に3GBがマイナスされて,ますます容量が少なく見えています.
# 「40GBのHDDだと聞いたが,空き容量は28GBしかない.
Windows とか MS-Office などが入っているので,
空き容量が減るのは分かる.
じゃが,使用可能な容量を見ると28GBしかない,
一体全体,どうなっとるんじゃ!?」
とのお声が聞こえてきたので,
理路整然と(?)説明するハメになりました.
# もちろんPCメーカには「リカバリーCD」の代わりとなっている
3GBの容量を開放する手段を提供してほしいなどと,
あれこれ調整しながら・・・ふうぅ~
【脚注】
----------------------------------------------------------
(*1)リカバリーCD:
PCを使っているうちに何らかの不具合が生じることがあります.
私たちヘルプデスクでは原因究明に努めますが,
ビジネスで重要なのは,原因が分かることよりも,
一刻も早くPCを正常状態に復帰させ,
皆さんにオシゴトを続けて頂くこと.
なので,HDDなどの物理的障害ではないことが分かれば,
ソフトウェア上の問題の究明を断念して,
OSやアプリを再インストールをしてPCを返すことがあります.
PCを工場出荷状態に戻すことがあります.
それを簡単に行うためにメーカは「リカバリーCD」などと呼ばれる
CD-ROMを同梱しています.
この「リカバリーCD」を使えば,買ったときの状態に戻すことができます.
・・・最近はそのCDを付けないで,
その代わりにHDDに「隠し領域」を作り,
リカバリーCDの代用にしているPCがあります.
そうなると「隠し領域」分だけ使える容量が減ります.
ユーザは,隠し領域の存在すら分からないので,空き容量が少ない,
使用可能容量も公表値よりも少ない・・・と思ってしまう訳です.
# 価格競争に突入しているPCは,
いたるところでコストダウンの影響が出ています.
廉価なPCは,正常に使えている限りはサイコーなのですが,
いざ障害が発生するとコストダウンが裏目に出て,
ユーザを悩ませることになります.
売る側と買う側の意識の問題かも知れませんが,
この傾向は(たぶん)長く続きます.
PCがコモディティ化した(誰にでも買える・使える道具になった)結果でしょうね.
1.昨日は8時前(仕事中)に飲み会が入ったため,
記事を投稿できませんでした.
定期訪問して下さる方,一見のお客様も
・・・ゴメンナサイ <m(__)m>.
2.「40GB なのに 37GB のハードディスクって一体・・・」
の記事は酔っ払って書いたので,分かりにくい長文でした.
・・・ゴメンナサイ <m(__)m>
で,名誉挽回,簡潔な解説にするつもりです.
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HDDの容量は,数える単位で変わります.
HDDの容量は通常、1000 の単位で数えられます。
例えば,40GBと言われるHDDは、40,000,000,000 バイトを意味します。
ところがOS (Widnows) は、1024 の単位で数えるので
40,000,000,000 / 1024 ** 3(1024 の3乗)で 37.2529 GB になります。
なので、40GBと言われるHDDの容量は、
OSから見ると 37GBしかありません。
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・・・以上が,簡潔な説明(のつもり)です.
以下は,(相変わらず冗長な)補足説明です.
上の表は,PCやHDDメーカが言う容量と Windows から見た容量の対比です.
随分と差があるのがお分かりになると思います.
# 表が示す原因(数える単位が違う)の他に,
もうひとつ原因がありました.
昨今のPCでは,いわゆる「リカバリーCD」(*1)が
同梱されていない場合があります.
「リカバリーCD」の代わりに,HDD内に特殊な領域を作り,
そこにリカバリーCDのイメージが書き込まれている場合があります.
某メーカ製PCではその特殊な領域に3GBが割り当てられており,
その領域がユーザには見えないため,Windows 上では
更に3GBがマイナスされて,ますます容量が少なく見えています.
# 「40GBのHDDだと聞いたが,空き容量は28GBしかない.
Windows とか MS-Office などが入っているので,
空き容量が減るのは分かる.
じゃが,使用可能な容量を見ると28GBしかない,
一体全体,どうなっとるんじゃ!?」
とのお声が聞こえてきたので,
理路整然と(?)説明するハメになりました.
# もちろんPCメーカには「リカバリーCD」の代わりとなっている
3GBの容量を開放する手段を提供してほしいなどと,
あれこれ調整しながら・・・ふうぅ~
【脚注】
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(*1)リカバリーCD:
PCを使っているうちに何らかの不具合が生じることがあります.
私たちヘルプデスクでは原因究明に努めますが,
ビジネスで重要なのは,原因が分かることよりも,
一刻も早くPCを正常状態に復帰させ,
皆さんにオシゴトを続けて頂くこと.
なので,HDDなどの物理的障害ではないことが分かれば,
ソフトウェア上の問題の究明を断念して,
OSやアプリを再インストールをしてPCを返すことがあります.
PCを工場出荷状態に戻すことがあります.
それを簡単に行うためにメーカは「リカバリーCD」などと呼ばれる
CD-ROMを同梱しています.
この「リカバリーCD」を使えば,買ったときの状態に戻すことができます.
・・・最近はそのCDを付けないで,
その代わりにHDDに「隠し領域」を作り,
リカバリーCDの代用にしているPCがあります.
そうなると「隠し領域」分だけ使える容量が減ります.
ユーザは,隠し領域の存在すら分からないので,空き容量が少ない,
使用可能容量も公表値よりも少ない・・・と思ってしまう訳です.
# 価格競争に突入しているPCは,
いたるところでコストダウンの影響が出ています.
廉価なPCは,正常に使えている限りはサイコーなのですが,
いざ障害が発生するとコストダウンが裏目に出て,
ユーザを悩ませることになります.
売る側と買う側の意識の問題かも知れませんが,
この傾向は(たぶん)長く続きます.
PCがコモディティ化した(誰にでも買える・使える道具になった)結果でしょうね.