芋焼酎を飲んだ ＫＢ -02- お掃除編

［この記事は Doblog に 2005-09-11 10:44:22 付で載せていたものです］

【前回のあらすじ】
　　３ヶ月の間に２台のキーボードに芋焼酎を飲ませてしまいました．
　　酔眼・酔頭のため判断ミスがあり，応急処置が遅れました．
　　２台とも使用不能になってしまいました．

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そこで，復活を祈念して今日はキーボードを掃することにしました．
汚れの目立つキートップはひとつ一つ抜いて水洗いします．
キートップを外す時に使うのが上の器具（名前を知らないので，
勝手にキートップ・ニッパーと呼んでおきます）．
これでキーをつまんで抜き出します．
以前は先の曲がったピンセットなどでこじ開けるようにして取っていましたが，
これがあると作業はだいぶ楽で，しかもキーボードに傷をつけないので重宝しています．

最初は Focus Electronic 製の液晶付きキーボードから始めます．
これは秋葉原で見つけて，会社で２年ほど使っていたもの．
Fujitsu 製に代えたので自宅に持ち帰っていました．
（自費購入です，念のため・・・）

＃　私物であることを示すために，
　　スペースバーにはんこシールを貼っていました．

　　

キーボードのトップカバー（上板）を外し，
例のキートップニッパーでキーを抜き取っていきます．
写真は，トップカバーと幾つかのキートップを外した状態．

　　

＃　スペースバーや［Emter］キーなど，
　　サイズの大きなキーは要注意です．
　　外さないほうが安全です．
　　これらのキーの下には
　　長い「コ」の字状のスプリングが仕込まれていることが多く，
　　キーを抜き取るとスプリングも外れてしまい，
　　後でスプリングを固定することが難しいからです．

お次は，外装（底部）を外し，キートップの一群と基盤にします．
テンキーとか矢印キー（方向キー？）は汚れが少なかったので外しませんでした．
やはり汚れが激しいのは
英字キーとか［Enter］［Shift］［Ctrl］キーなどでした．

＃　黒地に白いキートップの群れというのは，
　　オートフォーカスが苦手とする被写体のようで，
　　ピントが合っていません・・・　^_^;

　　

さて，ここからが本番・・・
写真では分かりにくいと思いますが，
半透明のシートのように見えるものがありますね．
本当は透明なシートです．

　　

EZ-Pro（FK-8200）キーボードでは，３枚の透明シートが重ねられています．
薄膜接点方式とかいわれているもので，
上のシートと下のシートには道路のような線が走っています．
この道路を信号が流れます．
道路の交差点が接点となります．
中間のシートは絶縁用です．
各キーの下にそれぞれの交差点が配置されています．
あるキーを押すと，上のシートがへこんで下のシートと接触し，
交差点部分で導通するようになっています．
それで，あるキーが押されたのだなと分かる仕組みになっています．