[この記事は Doblog に 2005-09-10 19:21:23 付で載せていたものです]
[関連したBlog]Lenny さんの「文庫本のカバー」にTBさせて頂きます.
書店で本を買うとします.
エコ(ロジー)意識というより,使わないので,
書店で包んでくれるブックカバーは辞退します.
帰宅途上の電車で買ったばかりの本を読むとします.
本のカバーや,本の中に入っている出版社の折込チラシ(新刊カタログ?)や
愛読者ハガキなど付帯物は全部外します.
つまり本の本体だけにします.
余分なもの(装丁作家の方,ごめんなさい)が付いていると,
カバーと本体がズレたりして読みにくいので,
読むときは本体だけにするわけです.
# もちろん読み終われば,カバーを付けて元どおりにします.
そうすると,外観は新品同様.
でも,辞典などのように長く使うもの,
最初から人に貸すことを想定している本,
あるいは読むのに時間がかかりそうな本などは
透明の粘着シートでカバーすることがあります.
革表紙の辞典はさすがに粘着シートなどは貼りませんが,
通常のハードカバーだと透明シートを貼ったりします.
糊の付いた透明シートは日曜大工センタとか文具店で売っているものです.
ロール状になっているので,本のサイズに応じて適当に切って使います.
障子や襖張り,あるいは台所のガスレンジ壁面に貼るアルミシートと同じで,
透明シートの貼り方にもコツのようなものがあります.
要は,空気を入れない/気泡を残さないことです.
本の場合は相手が紙なので,
粘着剤付きシートがいったん表紙に付いてしまうとやり直しが困難という,
いわば甲子園の球児的な一回限りの勝負です.
で,カバー貼りのコツ(私流)をお伝えいたします.
1.透明シートのサイズは(当たり前ですが)
本の大きさよりも大きくカットしましょう.
ロール状の透明シートを広げて,その上に本を乗せます.
左右と上(または下)の余り部分を3cm以上取っておきます.
表紙の内側にも張り込むので,その分プラスアルファが必要です.
まっすぐに貼るつもりでも多少のブレがあるので,
慣れないうちは大きめの余白をとりましょう.
2.まずは外側部分(おもて表紙・背・裏表紙)を貼り,
その後で内側を張ります.
おもて表紙を貼り終えたら,背の部分を張り,
裏表紙にシートを貼ります.
これが済んでから,内側部分に移ります.
シートを内側に回りこませる前に,コーナーカットしておきます.
透明シートの余白部分を鈍角で切り取ります.
180度以内にするのは内側でシートが重なる部分を作るためです.
# ・・・言葉で説明できないので,余裕があれば図解します.^_^;
3.粘着シートの裏紙をはがし過ぎないことも大切.
一気に裏紙をはがしてしまうのではなく,
数センチずつ裏紙をはがして透明シートを貼っていきます.
貼った先の部分から貼りかけの側に向かって空気が残らないように,
人さし指や中指のツメを寝かして,
目で粘着剤の付き具合を確認しながら透明シートをこすります.
こする方向を一定に保って,少しずつ位置をずらしてこすります.
そして,裏紙をはがした部分が貼れたら,
裏紙を4~5センチはがして・・・
上の作業を繰り返します.
摩擦でツメが熱くなることがあるので,
あせらずにゆっくりやりましょう.
ツメを使いたくなくて,ボールペンなどのキャップとか,
ハサミの指を通す・丸くなった部分を使ったりすることもあります.
でも,ツメを使うのが仕上がりが一番いいようです.
# 1枚目の写真は透明シートを貼った表紙.
2枚目の写真は表紙の内側です.
クリックして頂くと,透明カバーが折り込まれているのがお分かりになると思います.
・・・革製品で一枚革・皮などと言いますが,透明シートは1枚ものを使います.
1冊の本を1枚のシートで包みます.
# 個人でときどき思いついたように透明シートを貼る作業と違い,
公立図書館などではシート貼り作業が膨大だと思います.
ツメなど使っていたら,半日でツメが変になってしまうでしょう.
きっと何かの器具を使っているのでしょう.
便利ツールをご存知なら教えて下さい.
[関連したBlog]Lenny さんの「文庫本のカバー」にTBさせて頂きます.
書店で本を買うとします.
エコ(ロジー)意識というより,使わないので,
書店で包んでくれるブックカバーは辞退します.
帰宅途上の電車で買ったばかりの本を読むとします.
本のカバーや,本の中に入っている出版社の折込チラシ(新刊カタログ?)や
愛読者ハガキなど付帯物は全部外します.
つまり本の本体だけにします.
余分なもの(装丁作家の方,ごめんなさい)が付いていると,
カバーと本体がズレたりして読みにくいので,
読むときは本体だけにするわけです.
# もちろん読み終われば,カバーを付けて元どおりにします.
そうすると,外観は新品同様.
でも,辞典などのように長く使うもの,
最初から人に貸すことを想定している本,
あるいは読むのに時間がかかりそうな本などは
透明の粘着シートでカバーすることがあります.
革表紙の辞典はさすがに粘着シートなどは貼りませんが,
通常のハードカバーだと透明シートを貼ったりします.
糊の付いた透明シートは日曜大工センタとか文具店で売っているものです.
ロール状になっているので,本のサイズに応じて適当に切って使います.
障子や襖張り,あるいは台所のガスレンジ壁面に貼るアルミシートと同じで,
透明シートの貼り方にもコツのようなものがあります.
要は,空気を入れない/気泡を残さないことです.
本の場合は相手が紙なので,
粘着剤付きシートがいったん表紙に付いてしまうとやり直しが困難という,
いわば甲子園の球児的な一回限りの勝負です.
で,カバー貼りのコツ(私流)をお伝えいたします.
1.透明シートのサイズは(当たり前ですが)
本の大きさよりも大きくカットしましょう.
ロール状の透明シートを広げて,その上に本を乗せます.
左右と上(または下)の余り部分を3cm以上取っておきます.
表紙の内側にも張り込むので,その分プラスアルファが必要です.
まっすぐに貼るつもりでも多少のブレがあるので,
慣れないうちは大きめの余白をとりましょう.
2.まずは外側部分(おもて表紙・背・裏表紙)を貼り,
その後で内側を張ります.
おもて表紙を貼り終えたら,背の部分を張り,
裏表紙にシートを貼ります.
これが済んでから,内側部分に移ります.
シートを内側に回りこませる前に,コーナーカットしておきます.
透明シートの余白部分を鈍角で切り取ります.
180度以内にするのは内側でシートが重なる部分を作るためです.
# ・・・言葉で説明できないので,余裕があれば図解します.^_^;
3.粘着シートの裏紙をはがし過ぎないことも大切.
一気に裏紙をはがしてしまうのではなく,
数センチずつ裏紙をはがして透明シートを貼っていきます.
貼った先の部分から貼りかけの側に向かって空気が残らないように,
人さし指や中指のツメを寝かして,
目で粘着剤の付き具合を確認しながら透明シートをこすります.
こする方向を一定に保って,少しずつ位置をずらしてこすります.
そして,裏紙をはがした部分が貼れたら,
裏紙を4~5センチはがして・・・
上の作業を繰り返します.
摩擦でツメが熱くなることがあるので,
あせらずにゆっくりやりましょう.
ツメを使いたくなくて,ボールペンなどのキャップとか,
ハサミの指を通す・丸くなった部分を使ったりすることもあります.
でも,ツメを使うのが仕上がりが一番いいようです.
# 1枚目の写真は透明シートを貼った表紙.
2枚目の写真は表紙の内側です.
クリックして頂くと,透明カバーが折り込まれているのがお分かりになると思います.
・・・革製品で一枚革・皮などと言いますが,透明シートは1枚ものを使います.
1冊の本を1枚のシートで包みます.
# 個人でときどき思いついたように透明シートを貼る作業と違い,
公立図書館などではシート貼り作業が膨大だと思います.
ツメなど使っていたら,半日でツメが変になってしまうでしょう.
きっと何かの器具を使っているのでしょう.
便利ツールをご存知なら教えて下さい.