おやぢチップス (80)：システム予約済みパーティションって何？ 削除してもいいの？

ふだんは目にしませんが、
「ディスクの管理」を開くと見えてくる「システムで予約済み」という領域。



これって何でしょう？
また、削除しても問題はないのでしょうか？

これを解説した記事が目に留まったので要約してみます・・・

　　＃　What Is the System Reserved Partition and Can You Delete It?

Windows 7, 8, そして 10 では「システムで予約済み」という特殊なパーティションが作られます。

　　通常は表示されませんが「ディスクの管理」でその存在を知ることができます。

　　＃　「ディスクの管理」を起動するには
　　　　　① スタートボタンを右クリックし
　　　　　　　
　　　　　②「ファイル名を指定して実行」で "diskmgmt.msc" と入力して［OK］
　　　　　　　

このパーティションにはどんな情報が入っているのでしょうか？

　　１．Windows の起動をつかさどる情報が入っています
　　　　ブート・マネージャーと BCD (Boot Configuration Data) が入っています。

　　　　パソコン起動時に、ブート・マネージャーが BCD に収められたデータを読み込みます。
　　　　「システムで予約済み」パーティションからブートローダーが起動し、
　　　　Windows 起動へとつながります。

　　２．BitLocker を使っている場合は暗号化の情報が入っています

　　　　暗号化されていない「システムで予約済み」パーティションから起動して
　　　　暗号化されているドライブを復号化して Windows を起動します。

　　　　なので、BitLocker を使っているなら「システムで予約済み」パーティションは必須。

いつこのパーティションが作られるのでしょうか？

　　Windows のインストール過程で作られます。

　　Windows 7 なら 100 MB、
　　Windows 8 なら 350 MB、
　　Windows 10 なら 500 MB です。
　　

これを削除してもいいのでしょうか？

　　前述の説明で推測できるとおり重要な領域なので、削除しないでください。

　　特に BitLocker を使っているなら、あるいは将来使うつもりがあるなら
　　そのまま残しておきましょう。

　　安易に削除されないよう通常は隠されているのですから・・・

ですが、（理由はともあれ）こんな領域はキライだという方もおられるでしょう。

　　このパーティションを無くすことはできますが、おススメしませんし
　　「おやぢチップス」の範囲を超えているので書きません。

　　どうしても・・・という方は上で紹介した元記事をお読みください。

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