北の窓から(芦田っち)

PC関連と私的雑感のブログ。
2015年7月10日、カッコ内に名前を加えました。昔の友だちに気付いてほしくて・・・

メモリの有効活用 Gavotte Ramdisk - 3 -

2009-03-25 06:10:00 | PC
[この記事は Doblog より: 2008-09-13 08:00:00 ]

# お断り・・・
  本記事は Ramdisk の話というより
  ノー天気オヤヂの予想がハズレた話,ハードディスクの話です.
  gigabytedes さんの記事にあった
  CrystalDiskMark というベンチマークソフトを使ってみました.
  測定対象としたのは次の 3つ.
  1.RAM disk 
  2.RAID-0:
    パラレルATA:(Seagate)ST3160023A [160GB]x 2
  3.シリアルATA:(Seagate)ST3500320A [500GB]単体


----------------------------
上の順番は,オヤヂが予想した速い順.
ところが,2位,3位が逆転の結果となりました.

# 見やすくするため,グラフ化してみました.


RAMdisk が圧倒的に速いのは当然ですが,
なぜ RAID-0(ストライピング)が単体のディスクに負けたのでしょう.
RAID-0 ディスクが思いのほか遅かった理由を推測してみました.

A.33-bit PCI バスの転送レート
B.HDD の古さ
C.・・・う~ん,思いつきません (^.^;

A の 33-bit PCI バスは今となっては時代遅れの感がありますね.
レガシー族の仲間入りをしています.
転送速度は Ultra ATA/133 のディスクでも 133MB/sec.
このバスに接続している RAID-0 のカードには
Ultra ATA/100 のディスクを付けているので 100MB/sec.
ストライピングのおかげで仮に倍速になったとしても 200MB/sec.

これに比べ,SATA 2 では転送速度が 3,000MB/sec.
ひと桁違います.
この差が出たのでしょうか.

----------------------------
B については次のように考えました.
Seagate 社の公開データでは,
2 のディスクは,キャッシュ 8MB,内部転送速度(最大)85.4MB/sec


----------------------------
3 のディスクは,キャッシュ 32MB,内部転送速度(最大)1,287MB/sec


転送速度が圧倒的に違います.
これが,最初にご紹介した数表/グラフの結果となったのではないでしょうか.
いずれにせよ,RAM ディスク(半導体メモリ)の転送速度は
ハードディスクのそれよりも圧倒的に速いことは確かです.

頭で分かっていたことが,
ベンチマークソフトで数字を出すと/グラフ化すると一目瞭然・・・
「見える化」ですね.

OSで認識されない量のメモリを搭載している方は RAMdisk ソフトを使って,
余っているメモリ量が大きければ pagefile 用に,
余っている量がオヤヂ程度(700MB)であれば temporary ファイル用に,
それぞれ工夫なされば,メモリの有効活用,PC速度向上につながります.

・・・ということで,本稿で Ramdisk シリーズはいったん打ち止め.

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メモリの有効活用 Gavotte Ra... | トップ | おめでとう »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

PC」カテゴリの最新記事