懐かしい，コナ・コーヒー

［この記事は Doblog に 2005-07-04 20:07:31 付で載せていたものです］

猫も杓子も海外旅行なんて言われていたのは，
高度経済成長の終焉，バブルで浮かれていた頃だったでしょうか．

当方，生まれてこのかた，一度も海外に出たことがなく，
仕事で使うかも知れないと取ったパスポートも白いまま・・・

もう１０年以上も前のことですが，
ご近所からハワイ土産のコナ・コーヒーを頂戴したことがあります．

通ではないけれど，若い頃は多くの方同様に多少は凝ったものです．
今なお，朝のコーヒーは欠かせません．
頂戴したコナはグラインド済みの，つまり粉になった状態だったので，
正直なところは豆の状態で欲しかったと思いました．
しかし，淹れてみて，そのおいしかったこと．
女房殿も感心しきりのウマサで，今も記憶に残っています．

爾来（じらい，と読みます，それ以来，という意味）
その記憶を頼りにデパートやコーヒーショップで買ったりするのですが，
あの味には出会えません．

で，ハワイ休暇を楽しんで来る人にコナ・コーヒーを買ってきてとお願いして，
１週間ぶりに出社したその人から２種のコナを受け取りました．

その１つが昔頂戴したものと同じようなのです．
うろ覚えですが，袋の印刷に見覚えがあるような・・・

今，飲んでみて，ビンゴ！　
紛れも無く，昔頂戴したコナと同じ味（写真の左側）．
買ってきてくれた人の話では＄１２と＄１３とのことなので，
実にリーズナブルな価格です．

好みもあるでしょうが，私には味と値段を天秤にかけたら，安いと言えます．
何て言うんでしょ・・・濃く淹れてもまろやかなんですね，
酸味は無く，心地よい苦味が深いという印象です．

形容の仕方は通の人に任せて，当方はひたすら楽しみたいと思いました