北の窓から(芦田っち)

PC関連と私的雑感のブログ。
2015年7月10日、カッコ内に名前を加えました。昔の友だちに気付いてほしくて・・・

Windows そろいぶみ・マルチブート -1-

2009-09-27 23:00:00 | PC
二十世紀になってからの話題としては古色蒼然という感じですが,
MS-DOS,Windows 3.1 などをインストールしてみました.

Win 3.1 で動かしたいソフトが見つかったためです.
このソフトは Win XP でも動作しましたが,
どうせならネイティブ 3.1 でと思った次第.

また,Win 3.1 をインストールするなら,Win 95 とかも動くようにしておきたい,
つまりマルチブート環境にしておきたいと思いました.

【使用環境】
  A.マザーボード:(A-Open)AX6BC Pro II
  B.メモリー:  (?)PC-133 256MB x 2枚
           (?)PC-133 128MB x 1枚
  C.CPU:   (Intel)Celeron 300A
  D.グラフィック:(MGA)G450 with 16MB RAM
  E.HDD:   (IBM)Deskstar DTLA-307030
           (Seagate)Barracuda 7200.10 ST3250620A
  F.サウンド:  (A-Open)AW300
  G.NIC:   (Planex)FNW-9700-T
  H.光学ドライブ:(LG電子)GSA-4163B
  I.FDD:   (Mitsumi)?

  ※ サウンドカードとNICは Win 3.1 or Win 95 以降でのみ利用可.
    IBM の 30GB HDDは,DOS, Win 3.1, Win 95, Win 98SE で利用
    Seagate の 250GB HDDは,Win 2000, Win XP で利用.
    2つのHDDは適宜交換(スワップ)します.

  

Win2000 以降はブートローダが管理してくれるので
古いOSから順次インストールすればマルチブートは簡単ですが,
問題は Win3.1 ~ Win98SE です.

それぞれ別パーティションにインストールしても,
そのままでは 3.1/95/98SE を選択的にブートできるわけではありません.
Win 3.1 ~ Win 98SE をマルチブートにするためには何かツールが必要.

で,調べてみたらフリーウェアが幾つかありました.

16-bit で動く BootManager 16(ver 1.20)を使うことを前提に,
まずは MS-DOS から始めて Win9x 系をインストールすることにしました.

FDは読み込みが遅いので,MS-DOS が起動するCD-Rを作って,
30GB のHDDでパーティションを作成.
ちなみに,Win 95, Win 98SE についてはCDの中身をそっくり
ハードディスクにコピーして,ハードディスクからインストールしました.

さて,基本パーティション(Cドライブ)は約 400MB です.
ここに MS-DOS を入れました.
そしてCドライブのイメージを作成しました.
Windows を入れても元に戻れるようにです.

次に,残り全部を拡張パーティションとし,
論理ドライブの1番目(Dドライブ)に 800MB 弱を割り当てて,
Windows 3.1 をインストール.
動作を確認してから,Dドライブのイメージを作成しました.

論理ドライブの2番目(Eドライブ)に 1,000MB を割り当てて,
Windows 95 をインストール.
動作を確認してから,Eドライブのイメージを作成しました.

ここで,上述の BootManager 16 を実行し,
旧 DOS を起動できるメニューが表示されることを確認しました.
DOS と Win 3.1 の起動
(Cドライブから起動しても,Dドライブの Win 3.1 が起動できること)
を確認して,それぞれのドライブのイメージを再作成しておきました.

更に,論理ドライブの3番目(Fドライブ)に 1,500MB を割り当てて,
Windows 98SE をインストール.
PC再起動で Win 98SE が起動することを確認して,
Fドライブのイメージを作成しました.

以上のC~Fドライブのイメージの格納先は,
拡張パーティション内の論理ドライブ4番目・Gドライブです.
Gドライブは大目の 2,000MB.
Win 95, 98SE のインストール用CDの中身はGドライブにコピーしています.

論理ドライブ5番目,6番目はそれぞれ 2,000MB,250MB です.
基本パーティション,拡張パーティションを合計しても 8,000MB 程度にしかなりません.
30GB のハードディスクなのに 8GB です.

どうしてこんなことになるのかといえば・・・
MS-DOS のファイルシステムは FAT16 です.
FAT16 で管理できるドライブの最大サイズは 2GB です.
詳細は「FAT 16 ファイル システムを使用したパーティションの最大容量」をご覧下さい.

また,パーティションを作成するには FDISK を使いますが,
MS-DOS(6.2V)では,ひとつの基本(Primary)パーティションと
ひとつの拡張(Ext)パーティションしか扱えません.
拡張パーティションの中には何と23個の論理ドライブを作ることができる,
とのことです.
(「MS-DOS のパーティションの概要」参照)

が,実際には6個の論理ドライブしか作れませんでした.
(私は論理ドライブは4つまでと記憶していましたが・・・)
なので,基本パーティション(1個のドライブ)と拡張パーティション(6個)で,
合計7個のドライブ(C~Iドライブ)となります.

前述のとおり1つのドライブの最大が 2GB なので 2GB x 7 で
14GB 使えることになりますが,
それに気付かなかったオヤヂは,小さめのサイズを割り当てていったため,
8GB 程度しか使えないというはめになりました.

ハードディスクのパーティション構成は下表のとおりです.
  

さて,肝心のマルチブートはできたのか・・・

3.1 + 95 までインストールした時点では BootManager 16 のおかげで,
旧 DOS を起動し,CD D: => WIN と入力すれば 3.1 が立ち上がりました.
通常起動すれば 95 が立ち上がりました.

でも,さらに 98SE をインストールして,BootManager を設定すると,
旧 DOS を起動し,CD D: => WIN と入力すれば 3.1 が立ち上がり,
通常起動すれば 98SE が立ち上がりました.
95 は起動できなくなりました.

  

  上の画像は,98SE のブートメニュー(Startup Menu)です.
    1. Normal を選択すれば,98SE が
    7. Previous version of MS-DOS を選択すれば,MS-DOS が起動します.
    (この MS-DOS から 3.1 を起動することが可能)

どうやら,この BootManager 16 は,
OS起動直前に[F8]を押してブートメニューを表示させる手間を省いてくれているだけのようです.

昨日は 80GB ディスクに DOS, 3.1,95,98SE をインストールして
BootManager 16 の挙動を確認しました.

ついでに 250GB ディスクに 2000 と XP をインストールしました.
2000 と XP については,PC電源投入後にOS選択メニューが現れるので
マルチブートは問題なし(これは最初から分かっていたこと)です.

  98SE,2000,XP には,VNC を入れて別室のPC(オヤヂの愛機)より
  遠隔操作できるようにしました.
  下の画像は,VNC で見た 98SE.
  

今日は,2000 と XP のサービスパック適用などで時間を使ってしまいました.
(午前中は前の会社の人とお茶したし・・・)
DOS,3.1,95,98SE のマルチブートについては,明日以降に・・・

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