遊びをせんとや

人生総決算!のつもりで過去・現在のことなどを書きます
といっても肩肘はらずに 楽しく面白く書きたいと思います

永井荷風#56摘録 断腸亭日乗~市川暮らし#9~交友録その5

2024年03月27日 | 日記


昨日 情報不足に泣かされた相磯凌霜(あいそ・りょうそう)
荷風の晩年には欠かせない人物なので ネットを中心に情報を探した
結果 分かったことを以下に列挙する

鉄工所重役だった 鉄工所の名は新井鉄工所(冒頭写真:本社ビル)
創業1903/M36年の百年企業 所在地は現・墨田区江東橋2丁目 
2020年に製造業から撤退 総合不動産業「アライプロバンス」 となった
 コーポレート・ムービー   Webサイトへのリンク


相磯の本邸は現・大田区池上 (戦後は茅ケ崎に住んだ) 
 読書家・蔵書家で 邸内には平屋の書庫が建っていた

▶相磯の妾宅 現・中央区新富町 妾の名は小星(読み方不詳)
 戦後 相磯が市川菅野を初めて訪れた日の「日乗」の記述要約 
1946/S21 夕刻凌霜子来話 「新富町の妾宅が焼けずに済んだので記念に」と
 鮓と萩の餅を数個ずつ貰った
(荷風が熱海に疎開中も 2人一緒に2回熱海を訪れ書物や食物を贈っている)

▶相磯の別邸 現・船橋市海神  京成海神駅より北へ徒歩5分
新富町の別邸(妾宅)を船橋に移したらしい
「家人は昼は留守 先生 お好きな時に来られて自由にお使い下さい」
  五叟家の喧しさを聞いていた相磯 これも荷風への労わりだったのかも・・・
やがて 荷風も海神へ日参することになった
昼は留守だという小星 カフェの女給などで働いていたのだろうか

これは冒頭写真と同じ時に撮った写真だと思う 中に凌霜子もいたりして・・・

相磯のことが少し分かって来たところで今日はお終い
それでは明日またお会いしましょう
[Rosey]

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