私は家具よりも小物を作ることの方が多く、使用する樹種は広葉樹よりも針葉樹が多いです。
ほとんど趣味か道楽と化している木工所ですので、木材の使用量は少ないのですが、それでも多少はウッドショックの影響を感じます。
と言っても、値上がりしちゃったな〜と思うくらいですが。
悲しいかな、
工房が厳しい状況なのは、ウッドショックとは関係なく、私の能力の問題ですので・・・
そんなことより、建築業界でも家具業界でもなく、木工とは関係のない業界に影響がでていてショックでした。
私よりもはるかに影響を受けていたのは馬たちでした。
先日、工房に遊びに来てくれた乗馬クラブの会員さんが
「最近、馬房のおが粉が少ないんだよ〜、
クラブにおが粉が入ってこないんだって。」
と言っていました。
馬房って、馬の部屋です。
大抵、藁やおが粉・おがくずが敷かれています。
学生の頃に馬房掃除のアルバイトをしたことがあるのですが、馬の健康のために、毎日汚れたおが粉を取り除き、新しいおが粉を足さなければなりません。
何十頭もいる乗馬クラブでは、おが粉の消費量も相当です。
それぞれのクラブによって違いますが、製材過程で排出されるおが粉、おがくずを利用する場合もあれば、わざわざおが粉を製造してもらう場合もあるようです。
製材所で木材が不足していたら、おが粉の排出量も減りますよね・・・
私の今週のおがくず。45Lのゴミ袋に半分くらい。

こんなんじゃ、馬房一部屋の一日分にも程遠い。
あぁ、私に甲斐性があったなら・・・
馬房をおが粉でふっかふかにしてあげたい。