『遺伝子の構造を発表しノーベル賞を受賞したワトソンも病気はミトコンドリアが全てと発言』
癌は酸性体質で発生するため、
酸性食品を避けアルカリ性食品を食べると
癌が退縮または消えるというお話しが巷では
賑わっていますね。
でも、これも実は、対処療法に過ぎません。
今回は、原因治療について、お話しします。
まず、既に
癌は細胞内の還元ストレスが原因だと
判明しています。
これはミトコンドリアの働きに関係しています。
遺伝子の構造を発表し、
ノーベル賞を受賞したジェームズ・ワトソン。
遺伝子が病気の原因であるという、
いわゆる『ワトソン-クリック・ドグマ』は
2016年のニューヨークタイムズに掲載された
ワトソンの発言により、
完全に幕がとじらる事になります。
その発言とは…
『ほんの2ヶ月前までは思いもよらなかった。
いまやっと気づいた。
ミトコンドリア代謝(TCA回路)こそ全てだ』
驚きですが、今はミトコンドリアが
慢性病の全てに関係している事が判明しており、
ミトコンドリアの移植法が
非常に注目されているほどです。
つまり、少し詳しくご説明しますと、
ミトコンドリアが糖を完全燃焼できないが故に、
不完全燃焼で発生する乳酸が、
弱アルカリ性であるのが正常の細胞内を酸性化させ、
また、細胞外に漏れ出て細胞外液が酸性化し、
糖の不完全燃焼の環境下で
糖エネルギーが少ない環境でも生きられるよう、
原始細胞に先祖帰りした細胞を
癌と呼んでいるという事です。
癌は原始細胞なので、異常増殖します。
ミトコンドリアの糖の完全燃焼を阻むのは、
多価不飽和脂肪酸という、
酸化しやすい植物油とDHCなどの魚油などです。
魚の油も酸化しやすいことは体験的に皆さんよくご存じだと思いますし、
アマニオイルやフラックスシードオイルなども
非常に酸化しやすいため、加熱はしてはならず、
冷蔵庫に保存し、1ヶ月以内に使い切らなければならない事も
よくご存じだと思います。
今は加工食品のほとんどに
植物油脂は何にでも入っています。
そして、体に良いしかも、必須油という事で
オメガ3の摂取を奨められています。
(実は今では体内で必要量が合成されているため、必須油ではない事が分かっています)
現代人は、癌が発症しないのがおかしいと言って良い位、
多価不飽和脂肪酸(酸化しやすい油脂:プーファ)の摂取量が
多いのです。
非常に多くのプーファを摂取し、
細胞内が還元ストレスで酸性化しています。
ミトコンドリアの糖の完全燃焼には、
ピルビン酸脱水素酵素が必要になりますが、
多価不飽和脂肪酸(プーファ)が
この働きをブロックしてしまうのです。
(糖尿病の最大の発生原因でもあります)
癌は酸性体質で
発生するなどと言われていますが、
その仕組みは細胞内の還元ストレス
(ミトコンドリアの糖の不完全燃焼)からの
乳酸によるものが主たる原因です。
アルカリ性食品を食べると
酸性化を防げると言われ、
実際、効果がある程度はあるようですが、
だとしても、
それは対処療法に過ぎません。
原因療法としては
多価不飽和脂肪酸を摂取しない事。
これが原因治療になります。
つまり、食事を見直すという事に
他なりませんね。
癌になった人が、
食事療法で癌を克服しようとした際には、
一般的に癌は酸性体質で発生するという風に
流布されていますので
(実際には上記の仕組みによる)、
酸性食品を避けアルカリ性食品を
食べるようになるかと思われます。
おそらく、身体によい新鮮なお野菜や果物を
それまでより意識して食べるようになる一方で、
多価不飽和脂肪酸がほぼ何にでも入っている
加工食品をあまり食べなくなると思います。
また、
食用油を使った揚げ物や
炒め物もあまり食べなくなるため、
気付かぬ内に自然に原因治療している事になり、
それが大きく功を奏しているのかも
しれません。
なお、ピルビン酸脱水素酵素の働きを高めるのは
蜂蜜にも豊富なフルクトース(果糖)で、
グルコース+フルクトースが
ミトコンドリアを最大限に活性化してくれます。
(蜂蜜ならグルコースとフルクトースが
同時に摂れ、糖代謝に必要なビタミンBや
ミネラルも含有しています)
故に、私は蜂蜜療法と
できる限りプーファフリー
(プーファ:多価不飽和脂肪酸の総称)を
実践しているのです😊
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