どろぼうは捕まえるな！

先日いつも買い物に行く小さなスーパーでの買い物中、近くに居た１２～１３才の
少年が、バックにビールを詰め込みだし、その後袋に入った飴、キャンデーを次々
にバックに入れてる。買い物籠では無く自分の持ってるバックなので、誰が見ても
ドロボー・・・？
その少年の行為はレジにいる女性から丸見えですが、少年はまだ店の中なので、
ドロボーにはならない。

はたしてレジで支払いをするのかどうか？自分の買い物も忘れて見ていました。
案の定その少年はレジの前を通り過ぎ走り去る。ドロボーです。

その後仲間と思われる二人は何も買わず店から出て行きましたが、どこかで落ち合
い山分けするんでしょう。

こう書くと、お前はそれを何もせず見ていたのか？と言われそうですが、そうです。
黙って見てました。こういう場合日本でしたら、ドロボーを捕まえたら感謝されても
訴えられる事は無いと思います。日本でしたら。。。

ここはフィンランド。もし、自分がそのドロボーの後を追い捕まえて、盗んだ品物を
取り戻したらどうなるか？私の行為は正義とはみられません。
反対にそのドロボーからドロボーと訴えられる事になりかねませんし、警察からも
犯罪者扱いされる事もありえます。

フィンランドで、ドロボー、万引き、強盗、飲み逃げ、食い逃げなどを取り押さえる
権限があるのは、警察官と雇われたガードマンだけです。
たとえ、店のオーナーであろうと目の前で、ドロボー、万引きした者を押さえる
事は法律上出来ません。それじゃ～・・・そうです。

日本と同じ感覚で、正義感にあふれる行為をした場合、貴方は反対に裁判に
かけられ罰金刑に処せられることを考えて行動してください。
　　　　　　　
この車は盗難車？廃車？置き方によっては芸術。。。