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ヨルダン川西岸とガザ地区で行われた大量デモ

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ヨルダン川西岸とガザ地区では、エルサルバドルをイスラエルの首都と認定する意思を再検討するため、いくつかの大規模なデモが行われた。

現地の報道によると、ラマラ、ベツレヘム、ヘブロンのガザ地帯と西岸の都市で大量のデモが報告された。

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デモが始まって間もなく、イスラエル国防総省(IDF)は、抗議者を分散させるために、爆発的な騒ぎで群衆を標的にし始めました。

パレスチナ人とイスラエル人の両方が米国の最近の決定をめぐって競争するため、いくつかの分野で激しい衝突が現在進行中である。

 
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サハラ砂漠の部隊がゴラン高原近くに深刻な問題を抱えているジハード派の反政府勢力

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ベイルート、レバノン(11:30 AM) - シリアのアラブ軍(SAA)は、ハイアット・タフリール・アルシャムがベイト・ジンのポケットの中で最後のポジションを目指して、今朝ダマスカス西部グッタ地区で大規模な攻撃を続けた。

シリア軍は、第4機動部隊の第42旅団のエリートを率いて、今朝Tal Al-Ahmarの大きな丘の上にあるHay'at Tahrir Al-Shamの防衛を襲った。

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軍事報道によると、シリア陸軍の第42旅団は、2日前にジハード派の反撃を受けて丘の上を失った後、タアル・アルフマーを完全に支配することができた。

タール・アルアフルが再び統制下に置かれたことで、シリア軍はベイト・セイバーとムフアル・アル・ミールの街を結ぶ道路を発砲したと主張している。

 
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また、READ   Breaking:シリア軍の最もエリートな部隊がIdlibの攻撃を開始する準備ができている
 
 

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Houthisは米国の告発に応えている

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ベラルーシ、レバノン(10:05 AM) - イエメンの革命委員会の委員長で、モハメドのAli Al-Houthi氏は、イランがミサイルを戦闘機に供給したとの米国の主張を却下した。

「イランのミサイルを輸入しなければならなかったなら、我々は防空システムを強化しただろう」とアル・ハウチは彼のTwitterアカウントで語った。

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Al-Houthi氏は、米国がイエメンでは失敗していると強調し、「米国は、サウジ主導の侵略に対して、イエメンの人々を殺している禁止兵器を供給している側だ」と皮肉っている。

Houthisの指導者は、イランがミサイルを供給していたというNikki Haleyの主張に応えていた。

 
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また  、シリアに留まる理由がなくなった:ロシア語のMoD
 
 

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シリア問題で屈したアメリカ - イスラエルに目を向けるレジスタンス

2017年12月15日 (金)

シリア問題で屈したアメリカ - イスラエルに目を向けるレジスタンス

Moon of Alabama
2017年12月12日

このニューヨーカー記事は、傲慢な見出しと幾つかの間違った主張で注目に値する。アメリカはシリアの現実に屈したという、本当のメッセージから目を逸らすため、そういう記事が必要なのかも知れない。プーチンがシリアでの勝利を宣言する一方、トランプは、アサドを、2021年まで、そのままにする

アメリカとヨーロッパの高官によれば、トランプ政権は、バッシャール・アル・アサド大統領が、シリアで次に予定されている2021年大統領選挙まで、大統領の座に留まるのを受け入れる用意ができている。決定は和平プロセスの一環として、アサドは辞任しなければならないというアメリカが繰り返してきた声明を覆すものだ。
    ...
トランプ政権は今でもアサド辞任の可能性がある政治プロセスを望んでいると言う。しかし、それをうまくやるには次回選挙が予定されている2021年までかかる可能性があると結論を下した。
    ...
アメリカ高官たちは、アサドが、何らかの方法で、2021年のシリア選挙で当選し、その後も権力の座にい続けかねないと危惧している。

大規模な戦争をしかける以外、他に出来ることは何もないがゆえに、アメリカは "アサドをそのままにする"のだ 。アメリカはありとあらゆることを試みて、敗れたのだ。2012年、アメリカはアサドを暗殺しようとしたが、彼はCIAが爆破した安全保障会議には出席していなかった。アメリカは、世界中から、100,000人のタクフィール主義戦士をシリアに送り込み、一万トンの武器砲弾を出荷した。世界的なタクフィール主義者支持の反シリア・プロパガンダ・キャンペーンは未曾有だった。アメリカは政治的な反対派を作り出そうとして、何億ドルも注ぎ込んだ。アメリカは最後はシリアを侵略し、武力で分割しようとした。アメリカはあらゆる面で失敗した。

現地の軍事的現実と、シリアの同盟者ロシアとイランとヒズボラが、困難な状況にあるアサド政権の支援に成功し、アメリカ政権にとって選択肢が限られていることを、アメリカの決定は反映している。
    ...
アメリカ合州国が支援したシリアの反政府集団は無能だった。連中はお互いの間で争って、様々な派閥に分裂した。
    ...
現在、和平プロセスを支配しているロシア、イランとトルコという強力なトロイカによって、ワシントンは、外交的に無視された。

この記事の筆者ロビン・ライトは、2013年に中東を分割するイスラエルの夢を提示した


拡大する

 

2006年、ネオコンのラルフ・ピーターズ中佐が売り込んだ"血の国境"地図の改作だった。取り柄はフォーリン・アフェアーズに掲載されたバーナード・ルイスによる"新中東" 地図の最新版ということだった。これらの地図は、アメリカがイラクから撤退せざるを得なくなった際に、ゴミ箱行きになった。帝国主義の傲慢さであるライトの地図も同じ運命となろう。

ライトはワシントンと強くつながっている。彼女は連中の一味で、(戦争を計画する)アメリカ平和研究所、ウィルソン・センター、ブルッキングスやカーネギー基金に在籍していたか/在籍している。今彼女が、滑稽な地図をあきらめているのは、これらの組織内の主導的意見を反映しているのかも知れない。

ホワイト・ハウスの軍事政権は、これと同意見なのではと疑いたくもなる。連中は、シリアとイラクを自分たちの支配下においたままにするを見続けている

アメリカ中央軍(CENTCOM)広報官、ジョン・トーマス大佐は、ジュネーブでの政治解決に関する交渉の結論が出るまで、アラブ-クルド“シリア民主軍”の作戦を支援するため、国際同盟軍はシリアに留まると述べた。

“ISISの存在とは無関係に”アメリカ軍は、シリア国内のヌスラ戦線を含む“アルカイダ”に近いテロ組織との戦いを継続するつもりだとも彼は述べた。

夢でも見ていろ。

昨日、プーチン大統領がシリアを訪問した。彼は勝利を宣言し、シリア駐留ロシア軍部隊の一部は撤退すると発表した。彼は、アメリカ、トルコ、サウジアラビアとイスラエルの全員に、もし連中が戦争を再び起こそうとしたら、部隊がただちに舞い戻ることをしっかり理解させるようにした。

"もしテロリストが再び頭をもたげたら、連中がこれまで見たことがないような攻撃を加える" と、プーチンはロシア軍に語った。

シリア同盟の一員、レバノンのヒズボラは、今イスラエルへと方向をかえつつある。トランプの、イチかバチかの、エルサレムをイスラエル首都として、違法に認める発言は、このレジスタンス運動に、新たなはずみを与えるタイミングでなされた。

ナスラッラーは、ヒズボラと、その同盟者シリアとイランと後援者に言及し、“抵抗の枢軸”が“あらゆる力と時間をパレスチナ人に捧げるよう要求した。この脅威に立ち向かうべく、地域のあらゆるレジスタン部隊に、団結して、一つの共通戦略と実行計画を立ててるよう呼びかける”と彼は述べた。

シリアとイラクを解体する作戦の黒幕(pdf)はイスラエルだった。それが完全に失敗したので、報復は厳しいものとなろう。ヒズボラは、これまでになく、しっかり武装し、訓練されいる。戦闘経験を積んだイラクとイランの集団は用意ができている。シリア軍は戦争前よりずっと経験をつみ、装備も良い。イラク・レジスタンの指導者カイス・ アル・ハザリは、最近南レバノンを訪問し、国境の先、イスラエルを一望した。彼は新たな戦場を視察したのだ。

イスラエルの新たな偉大な同盟、サウジアラビアも救いにはならない。専制君主のサルマーン国王と息子は不安定な立場にあり、連中のトランプとの素晴らしい関係も、エルサレム問題とされるものを巡って駄目になった

イスラエルのネタニヤフ首相は、国内で圧力を受けている。汚職非難は高まっており、彼の在職期間は、もはや長くない。

彼にとって代わるのは誰だろう? 変化した状況に対応すべく、シオニストは一体どのような新計画を思いつくのだろう?

記事原文のurl:http://www.moonofalabama.org/2017/12/us-surrenders-on-syria-resistance-turns-eyes-on-israel.html
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中東地図については、下記記事を訳してある。

イエメンのミステリーとピーターズ中佐の地図

中東国境描き直し計画: “新中東”プロジェクト

主流マスコミ、宗主国でも属国でも使命は同じ。

提灯持ちを起用し、支配層にとって都合が良い言説を繰り返して浸透させる。

ティラーソン国務長官の『対話路線転換』発言場面、大本営広報部も再三繰り返した。

『38ノース』の北朝鮮ミサイル被害想定をこれから拝読しよう。

日刊IWJガイド「『米国の政策はまったく変わっていない』~ティラーソン国務長官の『対話路線転換』発言を米政府が打ち消し! 板垣雄三東大名誉教授は『朝鮮半島のことだけを考えているのは「とぼけた話」だ』と批判し、『世界戦争の予感』に言及! 本日再配信!/『重大な放送倫理違反』~沖縄ヘイトデマを垂れ流した『ニュース女子』にBPOが意見書公表!/横田一氏による最新寄稿! 『核ミサイル攻撃で都民100万人犠牲の近未来図』をアップ!/『38ノース』の北朝鮮ミサイル被害想定をIWJが独自仮訳し全文公開!」2017.12.15日号~No.1917号~

 
 
 

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ロシアのジェット機が南部のIdlibで大規模な攻撃を開始

ロシアのジェット機が南部のIdlibで大規模な攻撃を開始

 
 
(/・ω・)/ロシアーロシアー
 
 
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ベイルート、レバノン(8:40 AM) - ロシア航空宇宙軍は、昨夜、イドリブ県の南の田舎を襲った大規模な襲撃を逃れ、ハマムの近くのいくつかの町でヘイアット・タフリール・アルシャム氏の地位を突破した。

ロシア航空宇宙軍は、ハマムの軍事関係者によると、アブダリ、ムシャリファ、タル・マルク、アブ・ウマー、アル・マシャドの町を標的にして、Idlib Governorateより20以上の空爆を開始した。

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ロシア航空宇宙軍は、イドリブ南部の空爆に加えて、浜前道の北東郊外のアル・ラハヤンとアル・シャクシュヤの町に少なくとも15のストを発射した。

ロシアの空爆は、イスリブ地方の南東の田舎で今朝始まると予想されるシリア軍の予定された攻撃の前に行われた。

 
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また  、シリアのロシア空軍をほとんど何も減らさないために読む
 
 

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暗殺恐れて首相が電撃辞任。レバノンでいま何が起きてるのか?

暗殺恐れて首相が電撃辞任。レバノンでいま何が起きてるのか?

先日11月4日、レバノンのハリリ首相は訪問中のサウジアラビアで突然の辞任を発表。ハリリ首相は、辞任の理由をイランが支援するイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」による暗殺計画にあるとし、イランを非難する声明を出しています。一国の首相が訪問中の国で辞任を表明するという異例の事態について、サウジとイランの対立激化を懸念する声が高まっていますが、元朝日新聞記者で中東ジャーナリストの川上泰徳さんによると、こうした報道は「レバノンの現実を知らない人間が図式的に考えているだけ」と断言。今回の首相辞任の「真相」とその背景、各国の思惑について詳しく解説しています。

サウジ・イランの対立とレバノン危機の背景

内戦が続くシリアの隣国レバノンのハリリ首相が11月4日、訪問中のサウジアラビアから突然の辞任を発表した。背景にイスラム教スンニ派王国のサウジと、シーア派体制のイランとの対立があるとの見方が広がり、中東情勢に緊張をもたらしている。

ハリリ首相はサウジのテレビ局を通して演説し、レバノンで自らを狙う暗殺計画があることを辞任の理由として挙げた。さらに「イランが地域に悪を広めている」と語り、レバノンのシーア派組織ヒズボラについても「レバノンだけでなく、アラブ世界でイランのために動いている」と非難した。

レバノンのサード・ハリリ首相

image by: WikimediaCommons

レバノンではキリスト教徒、イスラム教スンニ派、同シーア派が政治の主導権を争う。スンニ派勢力を率いるハリリ氏はサウジの後ろ盾を得て、シーア派のヒズボラはイランの支援を受けている。

レバノンではヒズボラとハリリ氏の対立で、2年以上、キリスト教の大統領が決まらない政治的空白が続いていたが、昨年10月末、ヒズボラが支持するアウン氏が大統領に就任し、ハリリ氏が首相となって内閣が発足した。ハリリ氏はアウン氏の大統領就任を支持し、ヒズボラと協調して挙国一致内閣を実現させた。

それから1年も経たずに、ハリリ氏の突然の首相辞任表明である。一国の首相が、訪問した国から辞任を表明するというのも前代未聞。欧米メディアでは、ハリリ辞任はサウジの意向だという見方が出た。背景については、サウジがハリリ氏にヒズボラとの対決を求めたが、ハリリ氏が受け入れなかったために辞任を求められたという見方もあれば、サウジからヒズボラとの対決を求められたためにハリリ氏自ら辞任を選んだという見方もある。

図版作成:MAG2 NEWS

イランが支援するシーア派のヒズボラと、サウジが支援するスンニ派ハリリ首相の勢力の対立は、レバノンを舞台にイランとサウジの代理戦争になるなどという見方が出ている。しかし、それはレバノンの現実を知らない人間が図式的に考えているだけであろう。

 

ハリリ首相辞任の黒幕は誰か?

私は2008年にヒズボラとハリリ氏の勢力が武力衝突した時にたまたまレバノンの首都ベイルートにいた。ハリリ氏が後ろ盾となっていた政府がヒズボラを抑えようとしたことにヒズボラが反発して、2、3日のうちに市街戦になった。結末はあっけなかった。翌日にはハリリ氏が所有するテレビ局は焼き討ちされ、ハリリ氏の自宅も包囲され、完敗を喫した。

それまで度々、イスラエルによる軍事侵攻に対抗してきたヒズボラの強さを見せつける形となった。さらにシリア内戦が始まって、ヒズボラは内戦に介入し、イランの指揮下でアサド政権支援のために地上部隊を送っている。シリアで実戦経験を積んだヒズボラはさらに強力になっているはずだ。

ハリリ氏にとってヒズボラと戦うことは政治的にも軍事的にも自殺行為である。氏の政治生命が終わるだけでなく、レバノンはヒズボラ支配になりかねない。ハリリ氏としては、ヒズボラと協調しつつレバノンの安定を図るしかない。

ハリリ氏の突然の辞任表明に対して、ヒズボラ指導者のナスララ師は「サウジはレバノンとヒズボラに宣戦布告している」「イスラエルにヒズボラへの攻撃を要請している」と反発した。ナスララ師がイスラエルを持ち出すのは、サウジで実権を握るムハンマド皇太子がイスラエルと関係改善を進めているという情報がアラブ世界で広がっていることを前提としている。

ハリリ氏が首相辞任を発表した4日は、サウジでは、ムハンマド皇太子が主導する腐敗追放委員会が11人の王族を含む約50人を逮捕した日である。サウジでは、すべてがムハンマド皇太子の意向で動いているとされ、ハリリ氏の辞任発言にも皇太子の意思が動いていると考えるしかない。

ムハンマド皇太子

image by: WikimediaCommons(Mazen AlDarrab)

ムハンマド皇太子は父親であるサルマン国王が2015年1月に即位し、国防相兼王宮府長官に抜擢された。同4月には副皇太子に任命された。さらに今年6月にムハンマド・ナイフ皇太子が解任され、代わって皇太子に任命された。32歳の若さである。

今回、王族や現職閣僚・旧閣僚、ビジネスマンらを含む有力者を「腐敗追放」の名目で一斉拘束に出たことは、来年初めともいわれる国王就任を前に、反対派を排除して、権力を固める意図があると見られる。今回、逮捕された中には、アブドラ前国王の息子で、一時は有力な国王候補とされたミテブ前国家警備隊相も含まれている。

ムハンマド皇太子にとっては勝負をかけた有力王族排除が始まる日に、ハリリ氏に首相辞任発言をさせて、レバノン危機を演出したことになる。しかし、サウジが動いても、ハリリ氏が率いるスンニ派勢力とヒズボラが戦う可能性は低いと考えれば、サウジがハリリ首相をリヤドに呼んで、首相辞任を発表させたのは、ムハンマド皇太子が有力王族を排除する動きから世界の目をそらそうとする狙いと考えるしかない。

ムハンマド皇太子が、レバノンのハリリ首相を使ってリヤドから反イラン・反ヒズボラのメッセージを発信することに意味があるとすれば、反イランを強く掲げるトランプ大統領の支持とりつけのための措置ということになる。ハリリ氏に言わせることで、自らがイランへの対抗措置をとるというリスクを冒す必要もなくなる。

 

首相辞任は反イラン強調の演出か?

サウジとイランの対立は、サウジが2年前からイエメンの内戦に介入したことで激化した。イエメンでは「アラブの春」でサレハ元大統領が辞任し、その後をハディ暫定大統領が受け継いだ。サレハ元大統領はシーア派武装組織のフーシ派と手を結んで巻き返し、サヌアを支配するまでになった。サウジはハディ暫定大統領を支援し、フーシ派への空爆を続け、フーシ派を支援するイランを非難している。

サウジは2016年1月にイランと国交を断絶した。サウジはこの時、国内少数派のシーア派指導者を処刑し、イランで反サウジデモが起こって、在テヘランのサウジ大使館が焼き討ちされた。サウジはこれに抗議して断交を決めた。

サウジのイエメン内戦への介入は、2015年に国防相になったムハンマド皇太子の決断だった。しかし、介入してもイエメン情勢は思うようにならず、泥沼状態になっている。アラブ世界の主要国といわれるサウジが、国境を接するイエメンを軍事的にコントロールできないことは、サウジの軍事力の弱さを示している。

一方のイランはイラク戦争でサダム・フセイン政権が倒れた後は、シーア派政権の後ろ盾となった。さらにシリア内戦では、自分の影響下にあるヒズボラの地上部隊をシリアに介入させ、イラクのシーア派民兵も動員して、アサド政権を支えている。

サウジとイランの対立と言ってもあくまで政治、外交的なもので、イランと直接対峙する軍事的な対立にはなりえない。湾岸諸国もイランの脅威は感じていても、軍事的な対立を求める国はない。

「イラン敵視」を掲げたトランプ大統領が就任した後、サウジの主要紙シャルクルアウサト紙に2月中旬、政治コラムニストのアブドル・ラシード氏は「アラブ諸国が反イランでトランプ政権と協力していると批判する者たちはイランとの戦争を恐れているが、そのような紛争は選択肢でもないと保証しよう。もし、トランプ大統領がイランに対して大規模な軍事行動をとることを決めても、我々はその後をついて行くことを拒否するだろう」と書いた。

このコラムは、サウジ政府や湾岸諸国がトランプ政権と友好関係を維持しようとすることを擁護する内容だが、イランとの戦争は望まないアラブ世界の本音が表れている。

サウジのムハンマド皇太子は国内で権力固めをするためにもトランプ大統領の歓心を買うため、対イラン強硬策を打ち出す必要がある。しかし、湾岸地域でイランに対して緊張を激化させる力はないし、周辺の諸国も望んでいない。そこで使われたのが、レバノンのハリリ首相ということになるだろう。

それに対して、4日夜、イエメンからリヤドに弾道ミサイルが発射され、サウジ軍が迎撃する事態となった。フーシ派による攻撃と見られる。ムハンマド皇太子はミサイルがイランから密輸されてフーシ派に渡ったと非難した。これも4日に起こったことは偶然とも思えないが、ハリリ首相に反イランを言わせても、自分には火の粉は降りかからないだろうと高をくくっていたサウジの思惑を砕くためのミサイル発射とみるのは、うがちすぎだろうか。

 

イスラエルも反イランに同調か?

気になるのは、ムハンマド皇太子のサウド家の中の権力固めがすんなりと進むかどうかであり、ハリリ氏が辞任してもレバノンではまた政治が空転するだけとしか思えない。ただし、懸念がないわけではない。

16日、サウジのアラビア語のインターネット・ニュースサイト「イラフ」がイスラエルのエイゼンコット参謀総長にインタビューした。サウジのメディアがイスラエルの参謀総長と記者会見したのは初めてだ。記事の見出しは「イスラエルの参謀総長:レバノンでヒズボラと対抗する意図はない」というものだが、記事の中で「イスラエルの参謀総長は『サウジとイスラエルはイランに対抗することにおいて共通の利益がある』と語った」と書く。

一問一答の中では「ワシントンで参謀総長たちの会合があった時に、サウジの代表団の話も聞き、彼らが語ったイランに対抗しなければならないと語ったのは同感だった」というエイゼンコット参謀総長が語っている。

サウジ系メディアがイスラエルとサウジの関係構築を肯定的に書くことは異例のこと。「アラブの春」以来、言論統制が強まっているサウジで、サウジ系メディアとイスラエルの参謀総長の会見は、ムハンマド皇太子の意に反するものではないはずだ。

イスラエルが、シリアで影響力を強めるイランやヒズボラを自国への脅威ととらえているのは明らかである。このような米国-イスラエル―サウジの「反イラン同盟」が、今後、どのような動きにつながるかは予断を許さない。

image by: Omer Hindawi / Shutterstock.com

MAG2 NEWS

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シーア派組織ヒズボラ、シリア内戦通じ勢力拡大 増す存在感

シーア派組織ヒズボラ、シリア内戦通じ勢力拡大 増す存在感

2017年11月30日

23日、ベイルート南郊のヒズボラ拠点地域で、シリア内戦で戦死した兵士が「殉教者」として埋葬されていた 
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(/・ω・)/万歳ヒズボラ万歳
 
 
中東の覇権を争うイスラム教スンニ派の盟主サウジアラビアとシーア派大国イランの対立が飛び火し、ハリリ首相の辞任騒動に発展したレバノン。批判の的になっているシーア派組織ヒズボラは、隣国シリア内戦への派兵を通じて国内外で影響力を増している。(ベイルートで、奥田哲平、写真も) 

 「俺たちが戦わなければ、(シリアの)アサド政権は勝てなかった」。政権軍を支援するヒズボラ義勇兵として二〇一三年以来、二度にわたりシリア内戦に派兵された男性(43)は、機関銃を構える自身の写真を誇らしげに見せた。当初政権軍は劣勢に追い込まれていたが、ロシアの空爆に加え、ヒズボラなどの民兵組織の支援で形勢を逆転したと言われる。 

 一九八二年にイスラエル侵攻への抵抗運動組織として創設されたヒズボラ。今やイランの“先兵”として、内戦が続くイエメンなどに戦闘員を派遣しているとされ、地域紛争への活発な介入が非難の的となっている。しかし男性は「同じシーア派を保護するという使命がある」と言い切る。 

 多様な宗派が混在するレバノンは一九九〇年まで十五年に及ぶ内戦終結後、宗派ごとの「権力分散体制」を構築した。しかし、その共存のバランスは揺らいでいる。ハリリ氏が率いる政党「未来運動」のバーセム・シャブ議員はヒズボラについて「シリア内戦で自信を深め、政府と調整せずに物事を進めることが増えた」と言う。昨年十月末にヒズボラに近いアウン氏が大統領に就任し、政界も事実上牛耳る。 

 ハリリ氏の辞任表明は、危機感を抱いたサウジが迫ったとの見方がもっぱらだ。二十二日の辞任凍結で当面の政治空白は避けられたが、不安定な政情は続く。洋服店経営サミーラさん(45)は「ヒズボラは強くなりすぎた。イスラエルへの抵抗運動という原点に立ち戻るべきだ」と指摘する。 

 混乱は人口六百万人の小国の経済にも波及する。九日に湾岸諸国が自国民に対してレバノンからの退避を呼び掛けると、サウジ資本のホテルから宿泊客が消えた。従業員は「ホテルは売却されるようだ。仕事を失うかもしれない」と不安がる。湾岸諸国で働き、年間約八十億ドル(約八千九百億円)を送金する約四十万人のレバノン人が追放されれば、さらなる打撃だ。シャブ氏は「(サウジが国交断絶した)カタールのように経済制裁を受ける方が、軍事衝突より恐ろしい」と警戒する。 

東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201711/CK2017112902000137.html
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ヒズボラは最強アラブ軍とみなされる

ヒズボラは最強アラブ軍とみなされる

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ヒズボラはレバノンパーティーや社会運動との提携を行っている。 |写真:AP

ワシントン研究所の調査によると、今日ヒズボラがあることを前提に基づいて、無敵であると判断し、「レバノンのヒズボラの対戦相手がパーティーを弱めることができた場合は、ずっと前にそれを行っているだろう。」

ヒズボラは、「神の党」を意味し、イスラエルの介入に反応して、1982年にレバノンの内戦で人気の抵抗運動として浮上している。それは、政治部門と軍事を持っており、主にシーア派のレバノン人で構成されている。

参照:シリア軍とヒズボラは南の傭兵を追い出す
現在、レバノン抵抗運動は、ヒズボラはレバノン議会と執行における存在感を示しています。

事実:政治指導者とヒズボラ事務総長ナスララがあり、現在、国民教育や医療にサービスを提供するために、幅広い活動を展開しています。
コンテキストでは:2008年、レバノンの政府で3月14日から政治家が西によってサポートされていた、ヒズボラに挑戦しようとしたし、その通信ネットワークの解体を注文するようになった、当事者は要求を拒否し、衝突が発生したロイヤリスト武装集団とシーア派グループの勝利をもたらしたベイルートとレバノン山脈の異なる領域内の他の支持者。

研究が現実今日は異なっていることを発見、政府はメンバーのいくつかは大臣である、ヒズボラとの密接な関係を維持している。野党はこのゲームのためにヒズボラを批判したが、それを戦うことはできません。

未来運動はレバノン首相サード·ハリーリーの言葉に、セキュリティと政治的安定の要素を達成するための対話を維持します。双方はテロの脅威を離れて保つために、2014年12月から6対話型セッションを持っていた。ヒズボラはレバノンとレバノン抵抗が広く受け入れられている政党や社会団体との提携を行っている。

イスラエル軍のスタッフの元チーフ、ベニーガンツは「ヒズボラは、任意のアラブ軍よりも強い」と述べた。ヒズボラとの戦争を起動するには、イスラエルによるしようとすると、二国間で2006年に発生したはるかに悪化紛争をもたらすであろう

またヒズボラが軍事兵器庫を強化したと判断した。この調査は、シリアの戦争での戦闘の重要な経験を得ていると軍事レベル、偵察や通信で自分のスキルを向上させることができました。

レバノンは、シリアでの戦争の結果の違いにもかかわらず、内部の結束を維持します。レバノン軍はシリアとの国境に過激派グループに対する人々の今日の闘争の大部分をサポートしています。

競合が内部が、海外からのtakfirisテロリストグループとならないように、現在、レバノンへの脅威を表すことは、北部の境界線と東です。

お読みください:ヒズボラ、イスラム国家のスポンサーに戦争を宣言しています

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世界に嫌われたいイスラエル

 

世界に嫌われたいイスラエル

2006年7月27日   田中 宇
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 7月25日、レバノン南部にある国連の停戦監視施設がイスラエル軍に攻撃され、国連要員4人が殺された。この監視施設は、1978年にイスラエルが最初にレバノンに侵攻してきたとき、国連がイスラエル側とレバノン側との兵力引き離しのために派遣され、それ以来30年近く、双方の軍事行動を監視してきたもので、攻撃されても反撃する権利を持っていない暫定軍である。

 国連のアナン事務総長は「イスラエルの攻撃は、故意に行われたと考えられる」とイスラエルを強く批判した。イスラエルの駐米大使は、アナンの発言には根拠がないと批判し返し、アナンに謝罪を求めた。(関連記事

 私が見るところ、国連施設に対するイスラエルの攻撃は、明らかに、故意のものである。攻撃は昼間から日暮れまで6時間も続き、死者や負傷者の搬出さえ滞った。その間、国連側は、現地とニューヨーク本部で10回以上、イスラエル側に対して攻撃中止を求めたが、無視された。イスラエル軍の攻撃は、最初戦車で砲弾を撃ち、その後戦闘機が精密誘導ミサイルで空爆するという念の入れ方だった。国連施設から最も近いヒズボラの陣地まで数キロ離れており、ヒズボラを狙った攻撃が外れたものではなく、国連施設そのものを狙った攻撃としか考えられない。イスラエルは、これまでもときどきレバノン南部の国連施設を攻撃していたが、今回のは特に激しいものだった。(関連記事

 この攻撃については、イスラエルのレバノン侵攻に関する緊急の国際会議が7月26日にローマで開かれる前日に挙行されたという点が重要である。ローマでの会議では、ヨーロッパ諸国やトルコなどが主導する新たな国際軍をレバノン南部に派遣し、イスラエルとヒズボラの間の停戦を確定させる案などについて議論された。その会議の前日にイスラエルが国連軍拠点を攻撃したことは、イスラエルから国際社会への「新たな国際軍も、イスラエルの攻撃を受けて死者を出すだろう」という、国際軍を拒否するメッセージとなった。(関連記事

▼イスラエル内部の対立

 このメッセージは、NATO諸国によって構成される国際軍を歓迎しているイスラエル政府の立場と矛盾している。イスラエルは開戦当初、空軍力だけでヒズボラを退治できると考えていたが、意外と苦戦し、なしくずし的に地上軍をレバノン領内に侵攻せざるを得なくなり、侵攻と占領の泥沼に陥り始めている。イスラエル軍は7月26日、「まだ戦闘は数週間は続く」と発表した。(関連記事

 イスラエル軍は1978年から2000年までレバノン領内に進駐したが、消耗するばかりでヒズボラを倒せず、占領に失敗して撤退した歴史を持っている。イスラエル軍は、今また同じ失敗を繰り返そうとしている。(関連記事

 イスラエル政界や世論は「今回の戦争は失敗だ。ヒズボラと停戦し、NATOもしくはEUの軍隊にレバノン南部に駐留してもらうのが良い」という意見に傾いている。ここ2-3日の間に、イスラエルの新聞には、軍に対する批判も載り始めている。(関連記事その1その2その3

 イスラエルはこれまで、アメリカしか信用しなかった。EUやトルコはイスラエルを批判する傾向がある。アメリカが入らず、EUやトルコだけで構成される国際軍は、従来のイスラエルなら歓迎しなかったはずだ。しかし、もはやレバノンの戦況は、そんなことを言っていられないところまでイスラエルを追い詰めている。

 オルメルト政権は「国連軍」だとアラブ諸国の意向が反映されるので嫌だが、EUやトルコなどで構成される「NATO軍」なら良いと表明し始めていた。NATOなら、たとえ米軍の兵士は参加しなくても、米軍が顧問格で加わり、他の派兵国の反イスラエル的な言動を抑制してくれそうだという判断らしい。(関連記事

 こうした動きの中で挙行された、国連施設に対する攻撃は、イスラエル側と、国際軍を出す計画を練っていた国際社会の側の両方に、早期停戦と国際軍の派遣を難しくさせる効果を生んでいる。おそらく、国連施設に対する攻撃は、イスラエル側の中でも、オルメルト首相やペレツ国防相の許可を得て行われたものではなく、現場指揮官の中にいる軍内の右派が、勝手に行った暴走行為だと推定される。オルメルトやペレツは、戦争の泥沼化を防いでくれる国際軍の派遣を希望しており、派遣を難しくさせる国連施設への攻撃を了承するとは思えない。

 イスラエルの内部は一枚岩であるというのが従来の専門家の「常識」だったが、それはもはや昔の話である。遅くとも、2004年にシャロン前首相がガザ撤退を決めた時から、イスラエル内部は、現実的な縮小均衡をめざす政権中枢の「撤退派」の人々と、あくまでもアメリカの軍事力を活用して強硬路線を進もうとする入植活動家など「右派」(旧リクード右派)勢力とが、互いに対立が目立たないようにしながら暗闘を繰り広げている。今回の戦争は、この暗闘の一部である。(関連記事

▼「衛兵」を求めるイスラエル

 イスラエルの右派は、アメリカのタカ派(ネオコン)を頼りにしている。今回の戦争でも右派は、何とかして米軍をレバノン南部に駐留させたいと考えているのかもしれない。イスラエル軍は、レバノン攻撃を始めた初日の7月12日から、レバノンの空港や幹線道路を破壊し、レバノンの一般市民や滞在外国人の避難を難しくする戦略をとった。その後、避難路を断たれて半狂乱になるレバノン人や外国人の姿が、毎日のように世界のテレビで放映されるようになった。

 すでに、レバノン国民の5分の1にあたる80万人が国内難民となり、さらに急増しそうな状態にある。その一方で、イスラエルは、国際社会がレバノン南部に運び込もうとしている救援物資の搬入を阻害している。(関連記事

 イスラエル軍は、犠牲者を運ぶ赤十字の救急車をも相次いで空爆したが、その爆撃は、救急車の天井に描かれている赤十字のマークの中心に爆弾が貫通するやり方だったと報じられている。記者(Robert Fisk)は「戦闘機のパイロットは、赤十字のマークを、狙いを定める照準として使ったのだろうか」と、皮肉を込めて書いている。(関連記事

 これらの攻撃のやり方は、故意に国際社会を怒らせようとしているかのようであるが、イスラエルがこんなことをやる目的は、おそらく、アメリカ軍をレバノン南部に駐留させ、イスラエルの防衛を担当させたいからである。イスラエルは、戦争開始と同時に市民の避難路を破壊し、逃げ遅れた外国人やレバノンの一般市民を「人質」にして、人質がいたぶられる姿を世界にテレビに放映させ、アメリカが国際社会からの圧力に耐えられなくなって軍隊を派遣してくることを待っている。

 イスラエルの、特に右派にとっては、衛兵として来てもらう軍勢は、米軍でなければならない。米政界では1970年代からイスラエル系の勢力がしだいに強くなり、今やイスラエルに逆らう政治家はほとんどいない。ブッシュの次に誰が大統領になっても、イスラエルを徹底的に支持する米政府の態度は変わりそうもない。しかも、米軍は世界最強で、イスラエルの衛兵として最適である。

 これに比べると、EU諸国の政府は、イスラエルの言いなりではなく「ヒズボラは悪いが、イスラエルもひどい」という態度をとっているので「衛兵」になってくれない。そもそも、EU諸国の中で、レバノン南部に派兵しても良いという態度をとっているのはイタリアぐらいで、他の国々は、ヒズボラが国際軍の駐留に賛成しない限り、危険なので派兵しないと言っている。各国とも、イスラエルの衛兵にされ、イスラエル人の代わりに殺される危険を感じている。

 EU諸国は、すでにアフガニスタンに派兵しているが、アフガンではタリバンの再台頭でカルザイ政権が潰れそうになっている。EU諸国は兵力の増派を検討しているが、兵力、装備とも、すでに限界に達している。EU諸国は、レバノンに追加派兵できる状況ではない。(関連記事

 トルコは(おそらくEUから加盟を認めてもらう裏取引を条件にして)国際軍の主導役をやっても良いと表明しているが、すでにトルコ国内の世論は反イスラエルに傾いており、実際に派兵できるかどうかは心許ない。このように、NATOの国際軍の編成は、現時点で、ほぼ不可能である。

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プーチン大統領の「シリアの勝利」は代理戦争を終わらせない

  2017年12月14日

プーチン大統領の「シリアの勝利」は代理戦争を終わらせない


ウラジミールプーチン大統領は、シリアでの勝利を宣言し、彼が軍隊を撤回していると述べているが、そこでの代理戦いは残っており、近隣のレバノンで立ち上がる可能性がある、とシリアの専門家および学者ジョシュア・ランディス

 

ビデオ

 

ジョシュア・ランディスは、オクラホマ大学の中東研究センター准教授と准教授です。シリア政治に関する日刊紙「SyriaComment.com」は、月に約5万人の読者を集めている。ワシントン、ヨーロッパ、シリアの関係者が広く読んでいる。Landis博士はワシントンとヨーロッパで頻繁に相談します。ブルッキングス研究所、USIP、中東研究所、外交評議会で最近講演した。彼の最近の記事では、シリアの株式市場、経済改革、イスラム教育、野党運動、平和プロセス、そして彼の著書「シリアの民主的実験」がパルグレーヴ=マクミランから出てきた。


トランスクリプト

アーロンマテ:それはリアルニュースです。私はAaronMatéです。今週のシリア訪問中に、プーチン大統領は、バシャール・アサドが倒れるのを防ぐためのキャンペーンで勝利を宣言した。プーチン大統領はまた、ロシア軍の撤退の開始を発表したが、ロシアの軍は滞在する。ロシアはシリアで空軍と海軍基地を維持しており、プーチン大統領はアサドを戦闘の脅威から守ると誓った。そして、全体的な紛争が解消しても、ロシアだけが後退しているわけではありません。米国は、シリアで約4,000人の兵士を抱え、少なくとも10の基地を持つと言われています。そして、ペンタゴンはそれを離れるつもりはないと言います。

 

ジョシュア・ランディスは、オクラホマ大学の中東研究センターの責任者です。彼はウェブサイトでシリアについて書いています。ようこそ、ランディス教授。シリアとロシアとの紛争の新たな段階に入っていますか?それとも、戦場が変わるのを見ているだけですか?

 

ジョシュア・ランディス:まあ、私たちは新しい段階にあります。ISISとの戦争は主に勝利を収めており、それが誰もが信用しようとしていることです。プーチンはアサドとともにシリアのクメイミム空軍基地に飛んだ。彼は軍隊を祝福し、彼らがISISに勝ったと言った。翌日、大統領府のトランプ大統領は、米国がイラクとシリアでISISを敗北させたと述べた。したがって、両方の大統領、両大統領はISISに対する勝利を誇りにして、自分自身の信用を得ようとしています。米国は重労働の多くを行っているが、ロシアとアサド政府も非常に重要な役割を果たしている。ですから、お祝いすることはたくさんあります。

 

もちろん、ISISとの戦争は完全に終了していません。国家との戦争、イスラム国家が勝利した。それ以上の状態はありません。しかし、反乱が起こるだろう。まだ車の爆弾などがあります。エジプトやリビアなどの国で他の国で再編成しようとする試みがあります。だから、それは終わった訳ではありませんが、お祝いの瞬間があります。軍隊は勇敢かつ成功裏に戦ってきました。それで、クルド人、YPGにはアサドの軍隊とそれを助けた多くの異なる代理人がいます。

 

アーロンマテ:そうです。シリアでイスラム国家、いわゆるイスラム国家との戦争が終わったなら、アメリカの背後にある合理性はどうですか?それはシリアに入った後援だったので、イスラム国家を倒すことでした。

 

ジョシュア・ランディス:米国がシリアに滞在する理由は2つあります.1つは、イランをロールバックし、イラクとシリアを通じてレバノンへの陸橋を建設しようとするロシアとイランの試みを挫折させることです。第二に、彼らはBashar al-Assadに対して、シリアのゲームで彼らが好きなものに政治的な解決策を得ることができるように、重要な力を得ることを望んでいる。

 

今日、クルド人の米国(PYD)は、シリアの土地の約25%を占めており、その油の50%以上、水道の多くはユーフラテスダムと良好な農地を有しているためです。だから彼らは彼らが手のひらにアサドを持っていると信じています。彼らは彼を絞って、シリアの野党に譲歩を強いることができる。

 

私は彼らができると信じていない。私はアサドが長い試合をするだろうと思う。彼は交渉することを拒否し、それは野党と実際に関わることを拒否してジュネーブで見ているものです。私は彼がロシアとイランに頼って財政的支援を続け、クルド人に譲歩しないと思う。私は彼が時間をかけてアメリカを追い出すことができると思うと思う。

 

アーロン・マテ:米国の目標がアサドに対するレバレッジ・ポジションを上げることだとすれば、私が言及した少なくとも10の軍事基地に4,000人の軍隊がいることを心に留めて、彼らは何をしようとしていますか?

 

ジョシュア・ランディス:まあ、彼らは再建を手助けするつもりはない。彼らはお金が流入できないように、非常に困難な制裁を続けるつもりだ。彼らはシリアを乞食するだろう。彼らは過去20年間、制裁を通じて何をしてきたのだろうか。彼は政治不安やシリア内のテロリズムが続くほど貧困状態に陥らせようとする。彼らは、シリアの野党を経済的かつ軍事的に支援するとは思わない。しかし、彼らはシリアでの人生を悲惨なものにし、ロシア人やイラン人などに強制的に譲歩を強いることを願っている。レバノンはそれを行うのに簡単な場所のようだ。

 

アーロン・マテ:レバノンについて言及しています。あなたが言及したように、ここで目標の一部がイランを圧迫するならば、今シリアがレバノンに移行している代理戦いのいずれかの部分を見ますか?確かに、ハリリをヒズボラを弱めるために辞任させようとしたこのサウジの努力に失敗したことで、すでに明らかになっている。

 

ジョシュア・ランディス:はい。レバノンへの圧力を上げたいとされる重要な声が今や提起されている。彼らは、イランが多くの権力を持っている脆弱な場所としてレバノンを見ており、ヒズボラは権力を持っている。米国がレバノンの制裁を開始し、経済的圧力をかけることを求めるシンクタンクが数多くある。イスラエルが戦争に行く可能性があるという警告信号がありますが、少なくとも多くの人々が示唆していることです。

 

私はイスラエルがヒズボラとの戦争に興味を持っているとは思わない。イスラエルは非常に安全な立場にある。それは、意志でヘルツボラを爆撃し、自由にシリアを爆撃することができる。それで、それはやっているレッドラインを作成することができます。戦争が始まって以来、ほぼ100回にわたってシリアが爆撃された。だから、イスラエルはヒズボラを破壊する大きな戦争に参加する必要はない。しかし、それは何人かの人々が提案しているものです。そして、ゲイツ国防長官がイスラエルがヒズボラを攻撃するかもしれないと非常に心配していたと述べた。それらの風船は上げられています。私は彼らが多くになるとは思わない。しかし、あなたは決して伝えることはできません。

 

AARONMATÉ:最後に、Landis教授は、レバノンを不安定化させるためにシンクタンク界の間でタンクが普及していると考えていると述べました。Bashar al-Assadと戦っているシリアの武装勢力を武装させ、そこで代理権を争うのを手伝ったのは、アメリカが長い間主張していたタンクと同じだと思うのですか?もしそうなら、私は、シリアの戦争を推進するプロ介入主義のシンクタンクの知恵についてシリアの国が今述べていることについてのあなたの考えを疑問に思います。

 

JOSHUA LANDIS:はい、ハドソン研究所、エンタープライズ、民主主義国防総省などのシンクタンクです。プロイスラエルの団体や非常に控えめな、あるいはサウジアラビアや湾岸諸国の資金によって資金提供されているものが多数あります。これらは、ジョージ・ブッシュの下でイラクの侵略を推進した人々と同じ声や人々の多くです。彼らは、アメリカの反米の部分を本当に裂き、それをアサドやイランやロシアといったアメリカの敵に押しつけたいと思っています。

 

AARONMATÉ:そこに残しておきます。ジョシュア・ランディス、オクラホマ大学の中東研究センター所長。彼はウェブサイトでシリアについて書いています。ランディス教授、ありがとう。

 

JOSHUA LANDIS:あなたと一緒にいることは喜ばしいことです。ありがとうございました。

 

AARONMATÉ:Real Newsに参加してくれてありがとう。

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