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エリザベス女王死去 今後10日間の行事予定

2022年09月10日 | 国際社会
2022年9月10日 7:14 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]


英ロンドン西郊ウィンザー城前に掲揚された、エリザベス女王の肖像が描かれた英国旗(2022年9月9日撮影)。(c)Adrian DENNIS / AFP

【9月10日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の死去を受け、同国では10日から、数十年にわたり綿密に計画・準備されてきた10日間の行事が始まる。全容はまだ確定していないが、現時点で判明している予定を紹介する。

■1日目:9月10日(土)
 スコットランド北東部のバルモラル城(Balmoral Castle)で亡くなった女王の遺体は、王室旗に包まれたひつぎに納められ、同城に数日間留まる予定。
 行事の1日目には、チャールズ新国王(King Charles III)の即位を正式に布告する王位継承評議会(Accession Council)が招集される。新国王は謁見を行い、王位継承と女王の国葬を担当する国務大官「軍務伯(Earl Marshal)」がメディアに対する発表を行う。

■2日目:9月11日(日)
 女王のひつぎは、バルモラル城からエディンバラのホリールード宮殿(Palace of Holyroodhouse)に車で運ばれる。多くの町や村を通るため、一般市民が女王を見送る最初の機会となる。

■3日目:9月12日(月)
 新国王は、英国を構成するイングランドとウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4地域歴訪を始める見通し。女王のひつぎは、ホリールード宮殿からエディンバラ旧市街の目抜き通り「ロイヤル・マイル(Royal Mile)」での葬列で聖ジャイルズ大聖堂(St Giles' Cathedral)まで運ばれ、そこで礼拝と王室関係者が参列する通夜が行われる。

■4日目:9月13日(火)
 ひつぎは首都ロンドンに飛行機で運ばれ、車でバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)に向かう見通し。沿道には一般市民が集まるとみられる。

■5日目:9月14日(水)
 ひつぎはロンドン市内での葬列を経て、国会議事堂のウェストミンスターホール(Westminster Hall)に安置される。高位王族は、ひつぎを囲む儀式「王子の通夜(Vigil of the Princes)」を行う。

■6~8日目:9月15~17日(木~土)
 ひつぎの安置が続き、一般の人々による弔問が受け付けられる。

■9日目:9月18日(日)
 女王の葬儀のために来訪した要人や各国首脳の歓迎会が行われる。

■10日目:9月19日(月)
 ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で国葬が行われる見通し。ロンドン中心部には大勢の人々が集まるとみられる。

 ひつぎは王室メンバーを従えて砲架車で寺院まで運ばれ、2分間の黙とうがささげられる。ひつぎはその後、ウィンザー城(Windsor Castle)に運ばれ、聖ジョージ礼拝堂(St George's Chapel)での葬儀がテレビ中継される。

 女王はその後、夫フィリップ殿下(Prince Philip)と妹マーガレット王女(Princess Margaret)、母エリザベス王妃(Queen Elizabeth The Queen Mother)、父ジョージ6世(King George VI)が眠るジョージ6世記念礼拝堂(King George VI Memorial Chapel)で、非公開で埋葬される。

(c)AFP/Helen ROWE
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2022年9月10日 3:04 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]



英ロンドンのバッキンガム宮殿で、英連邦諸国の国民に向けテレビ演説を行うチャールズ新国王(2022年9月9日撮影)。(c)Yui Mok / POOL / AFP

【9月10日 AFP】英国のチャールズ新国王(King Charles III)は9日、同国と英連邦諸国の国民に向け、即位後初めての演説を行った。人々の「計り知れない喪失感」を共有すると述べ、前日死去した母エリザベス女王(Queen Elizabeth II)と同じ生涯にわたる奉仕を宣誓した。

 新国王は事前収録されたテレビ演説で「この生涯の奉仕の誓いを、きょう、私はすべての人に新たにする」と言明。長男のウィリアム王子(Prince William)が「プリンス・オブ・ウェールズ(Prince of Wales)」の称号を自身から引き継ぐと発表した。

 カミラ王妃(Queen Consort Camilla)について、「私の愛しい妻カミラの愛情あふれる支えに頼りたい」と表明。さらに、王室を離脱した次男ヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)夫妻について、「海外で生活を築いているヘンリーとメーガンに対する愛も表明したい」と述べた。

 演説の最後には、女王を「愛しいママ」と呼び、「私たち家族と、あなたが長年にわたり懸命に使えてきた国々という家族に対する愛と献身に感謝する」と語りかけた。(c)AFP

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2022年9月10日 2:29 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]



英ロンドン中心部で、エリザベス女王の訃報を伝える画面(2022年9月8日撮影)。(c)Ben Stansall / AFP

【9月10日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II、96)は6日、衰えた様子ながらも笑顔でリズ・トラス(Liz Truss)氏と面会し、同氏を新首相に任命した。だがそのわずか2日後の8日、英王室は、医師が女王の健康を「懸念している」とする異例の発表を行った。

 英王室は午後12時32分(日本時間同20時32分)に行った発表で、女王が滞在先のスコットランド北東部バルモラル城(Balmoral Castle)で「医療監視下」にあるが、「平静を保っている」と説明。

その直後、バルモラルの地所内に滞在していた王位継承者のチャールズ皇太子(Prince Charles)とカミラ夫人(Camilla, Duchess of Cornwall)が同城に到着したと発表された。

 長女のアン王女(Princess Anne)もスコットランドに滞在していたため、女王が死去する前に城に到着したとみられる。チャールズ皇太子とアン王女はいずれも、同日午後に亡くなった女王の最期に立ち会ったもようだ。

 他の王族はロンドンから駆け付けたが、間に合わなかった。チャールズ皇太子の長男で王位継承権第2位のウィリアム王子(Prince Wiliam)に加え、女王の次男アンドルー王子(Prince Andrew)、三男エドワード王子(Prince Edward)、そして女王と特に親しかったエドワード王子の妻ソフィ妃(Sophie, Countess of Wessex)は、空軍の特別機でバルモラル城近辺のアバディーン(Aberdeen)に到着。

 ウィリアム王子は自ら運転する車で80キロ離れた同城に向かったが、到着したのは午後5時すぎだった。トラス首相は午後4時半、女王が死去したとの報告を受けていた。

 一方、チャールズ皇太子の次男ヘンリー王子(Prince Harry)は、ロンドンからバルモラル城へ向かっている途中だった。ヘンリー王子の広報担当者は当初、妻のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)もスコットランドに向かうと発表していたが、実際に女王の元に向かったのは王子のみだった。

王子は、王室が女王の死去を公式発表した午後6時半にはまだ飛行機で移動中で、城に到着したのはかなり後だった。

 BBCのニコラス・ウィッチェル(Nicholas Witchell)王室担当特派員は、王室の批判を繰り返してきたメーガン妃が王族に「温かく迎えられない」ことを懸念して女王の元へは向かわなかったのではないかと指摘した。

(c)AFP/Helen ROWE

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英ロンドンのバッキンガム宮殿に到着し、市民と交流するチャールズ新国王(中央左、2022年9月9日撮影)。(c)Ben Stansall / AFP
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【9月10日 AFP】英国のチャールズ新国王(King Charles III)は9日、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の死去後初めてロンドンに戻り、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)前に集まった人々と笑顔で握手を交わした。

 新国王とカミラ王妃(Queen Consort Camilla)は、スコットランドから飛行機でロンドンに帰還。宮殿に到着した国王夫妻が車から降りると、集まった人々は、英国歌のタイトルを「女王」から「国王」に変えた「神よ国王を守りたまえ(God Save the King)」というフレーズを叫んだり、歌詞に同様の変更を加えた国歌を歌ったりして、二人を出迎えた。

 宮殿は、新国王の即位後初めて王旗を掲揚。夫妻は、市民が門に手向けた花束を確認した後、新居となる宮殿に入った。
(c)AFP

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