シリア騒乱と修羅の世界情勢

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次は、メーガン妃の自叙伝?!...ヘンリー王子「赤裸々すぎる」暴露本の影で、ほくそ笑む?あの人(井津川倫子)

2023年01月14日 | 国際社会
2023/01/13




まさかここまで暴露するとは...。エリザベス女王の崩御で発売が延期されていたヘンリー王子の暴露本「Spare」(スペア)が発売になり、その赤裸々な内容に世界中が騒然となっています。


発売前から内容が次々とリークされていましたが、ふたを開けてみたら、記録を塗り替えるほどの好調な売れ行き。メーガン妃とキャサリン妃のあつれきなど、英王室の裏側が遠慮なく暴露されているとあって、ゴシップ好きな人々の心をわしづかみにしているようです。

それにしても、ここまで暴露して大丈夫なのか...。巨額の契約金を手に入れたヘンリー王子とメーガン妃ですが、「そろそろ賞味切れ」もささやかれています。「暴露本」で得をしたのは誰なのでしょうか?


エリザベス女王「過去の秘密」まで暴露...もっとも激怒しているのは誰?

2023年早々、世界中のメディアを騒がせているヘンリー王子の自叙伝「Spare」(スぺア)。なぜか、解禁前にスペインの書店に並ぶという「トラブル」が発生し、発売前から次から次に刺激的な内容がメディアにリークされていました。

兄であるウイリアム皇太子と怒鳴り合いのけんかをして暴力を受けたことや、イートン校時代にコカインを吸引したこと、英陸軍に所属してアフガニスタンに派遣された時にイスラム主義組織タリバンの兵士25人を殺害したことなどが、世界中で報じられました。

ここまで事前に内容が知られたら、わざわざ本を買う人が減るのではないか? そんな憶測をあざ笑うように、ヘンリー王子の「自叙伝」は記録的な売り上げを達成したようです。


Prince Harry's publisher says book sales 'beyond expectations' (ヘンリー王子の出版社は、本の売り上げが「期待以上だ」と述べている:英BBC)

Prince Harry's memoir breaks UK sales records and tops Amazon bestseller lists (ヘンリー王子の自叙伝はイギリス売り上げ記録を破り、アマゾンベストセラーの上位にランクインしている:米CNBC)


日本のテレビでも、開店前からロンドンの書店に並ぶ人々の様子が紹介されていましたが、「Spare」は発売初日に40万部を売り上げて英国の記録を塗り替えたそうです。16か国語に訳されて、英国や欧州だけでなくオーストラリアやサウジアラビアといった国々で、アマゾンのベストセラーにランクインしたとか。

出版社が「exceeding our most bullish expectations」(我々の、もっとも強気な期待でさえ超えた)とコメントするほど、好調な売れ行きだったことが伝わってきます。むしろ、事前に本の内容が漏れ伝わったことが人々の好奇心をあおり、効果的な宣伝になったようです。

さて、肝心の本の内容ですが、各国メディアが競うように報じているヘンリー王子の「告白」は、まさに「beyond expectations」(予想を超えている)エピソードが満載!

年上女性との情事や、ロンドンホテルでのメーガン妃とのあいびき。兄のウイリアム皇太子や父親のチャールズ国王、さらにカミラ王妃やキャサリン妃に関する「身内ネタ」を、これでもか、というくらいオープンにしているのです。

さらに、2002年に開催された故エリザベル女王を祝う記念式典で、元クイーンのブライアン・メイが演奏している時、女王が耳栓をしていたという「秘密」まで暴く始末。今のところ、ブライアン・メイの反応は報じられていませんが、「人生を変える瞬間だった」と当時の興奮を語っていた彼は、大きなショックを受けていることでしょう。

ちなみに英BBCは、「『暴露本』発売にもっとも激怒しているのはNetflixだろう」という専門家のコメントを紹介しています。ヘンリー王子とメーガン妃はNetflixとも巨額の契約を結んでいて、第一弾となるドキュメンタリー番組が先日公開されたばかり。前評判とは裏腹に英王室ネタの暴露が少なかったことから、「評判だおれ」との批判も受けていました。

Netflixにしても、出版社にしても、ヘンリー王子夫妻に期待するのは王室ネタの暴露なのかもしれません。両社ともに夫妻とは複数契約をしていると報じられています。今後はさらに過激なネタを期待されることでしょう。それだけに、ヘンリー王子夫妻は、「底なし沼」に足を踏み入れてしまったようにも見えます。


「暴露本」で評判を上げた「影武者」とは

「暴露本」の発売に合わせて、米英メディアに積極的に出演してPRにいそしんでいるヘンリー王子。元女優でメディアの扱いに長けているメーガン妃と比べて、残念ながらヘンリー王子はメディアとの距離感をうまくコントロールできていない印象です。

海千山千のインタビュアーに乗せられて、時にはスタジオでお酒を飲みながら、とにかくしゃべる、しゃべる! テレビのインタビュー番組では、チャールズ国王が再婚したカミラ王妃について「危険な人物だ」「イメージアップのために、メディアに僕たちのネタを売った」と痛烈に非難したり、ウイリアム皇太子に喧嘩して引きちぎられたネックレスをわざわざ見せたりするなど、「暴露劇場」は止まりません。

母国英国では、ヘンリー王子の好感度が「過去最低」に落ち込んでいるそうですが、比較的好意的だった米国でさえ、「もう、うんざり」といった声が広がっているようです。

What's next for Harry, Meghan after bombshell book further isolates them from royals? (王室からさらに孤立して、ヘンリー王子とメーガン妃は暴露本の次は何をするのか?:米メディア)


エンタメ界をよく知るハリウッドの関係者は、「ヘンリー王子は暴露しすぎた。この先、何をしても、これ以上世間の関心を集めることはないだろう」と断言しています。

さらに、人々の関心を引きつけるには「some mystique」(ある程度神秘的)であることが重要であるとして、「賞味切れ」になる危険性を示唆しています。


そんななか、「自叙伝の成功者」としてその手腕を高く評価されているのが、「Spare」のゴーストライターとされるモーリンガー氏です。元米紙新聞記者の同氏は、これまでも元テニス選手のアンドレ・アガシ氏の自叙伝や、ナイキ創設者の本を「執筆」したことで知られている著名ライターです。

ジャーナリストとしても、数々の賞を受賞するなど輝かしい経歴の持ち主ですが、今回の「Spare」は、「とにかく文章がうまい!」「400ページをあっという間に読ませるスキルが卓越している」と、高評価を得ているのです!

特に、マスコミ嫌いのヘンリー王子の心を開き、多くの「暴露ネタ」を聞き出した手腕は、「内容はともかく、賞賛に値する」と絶賛。「影武者」であるはずのゴーストライターがスポットライトを浴びるのは妙な話ですが、セラピストのように過去の記憶を引き出し、まるでヘンリー王子自身が書いたような文体で表現する技は、素人目にも「超一流の仕事」であることが伝わってきます。


ヘンリー王子とメーガン妃は、出版元のペンギン・ランダムハウス社と、今回の自叙伝を含む4冊の出版を契約しているとか。「次はメーガン妃の自叙伝だ」という噂がまことしやかに流れるなか、いちばん評価を上げたのはゴーストライターであることは間違いなさそうです。

それでは、「今週のニュースな英語」は、「beyond expectations」(期待を超えた)を使った表現を紹介します。

Inflation rate was beyond expectations (インフレ率は予想以上だった) He performed beyond expectations (彼は期待以上の演技をした) The result is beyond my expectations (私が期待した以上の結果だ)


ヘンリー王子で思い出すのは、母親の故ダイアナ妃が「ハリーは、学校でもどこでも、常に問題を起こしている」と嘆いていた、というエピソードです。やんちゃぶりと飾らない人柄で人気を集めたヘンリー王子。今後、どこまで商売に「利用」されるのか。そろそろ、目を覚ましてほしいところです。

(井津川倫子)














2023/01/13




ウィリアム皇太子が弟ヘンリー王子の回顧録『スペア』を読んだかどうかについての回答を避けた。皇太子は12日(木)、ロイヤルファミリーに関する暴露本として波紋を呼んでいる回顧録が発売されて以来初めて公務に登場したが、その話題についてはコメントしなかった。

妻のキャサリン妃と共にリバプールのオープン・ドア・チャリティを訪問した皇太子は、スカイ・ニュースのインザマン・ラシード記者から「あなたの弟さんの本を読む機会はありましたか?」という質問をされたものの、それをスルー、同記者は同じ質問を繰り返したが皇太子がそれに答えることはなかった。

ラシード記者は2021年、オプラ・ウィンフリーとのインタビューの中でヘンリー王子とメーガン妃夫妻が人種差別で王室を非難したことから「王室は人種差別的家族ですか?」と質問、皇太子は「いいえ。私達は人種差別をする家族では全くありません」と答えていた。

ヘンリー王子は、『スペア』の中で、皇太子(当時は王子)がメーガン妃のことを「難しい」「無礼」などと言ったことから喧嘩になり、皇太子から床に叩きつけられたと綴っている。

そんな皇太子は、昨年10月に開設したロイヤル・リバプール大学病院も訪れた今回の公務中、本書により弟との関係がさらに悪化しているものの「前進し続ける」意向を王室ファン達に明かしていた。

© BANG Media International

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配信 : サイゾーウーマン23/01/13 21:46


 1月10日の発売初日に143万部以上を売り上げ「1日で史上最も多く売れたノンフィクション本」になったと発表されたヘンリー王子の自叙伝『スペア』。

リーク通りの内容をウィットにあふれた語り口でつづった読みやすい本だが、本を読んだ人からは「初体験、薬物体験、戦争で殺した人数など書く必要はあったのか」「70年間王室を守ってきたエリザベス女王に申し訳ないと思わないのか」「いつになったら被害者意識から抜け出すのか」と批判が続出。


 また、プロモーションのためメディアに立て続けに出たことからか、「ニューヨーク・タイムズ」は「同じことを繰り返すだけで、飽き飽きする」としらけ気味。さらに、事実と異なる箇所がいくつもあるため、「ノンフィクションではなくフィクション本なのでは」と揶揄する声も上がっているようだ。


 売り上げ好調の『スペア』には、すでに欧米メディアが抜粋して報じているウィリアム皇太子やチャールズ国王との確執、カミラ王妃のように自分自身のPRのためメディアに情報を流す王室メンバーへの批判、母・ダイアナ元妃の死と、メディアやタブロイドへの不満などがつづられている。


 また、自身の初体験秘話や、勉強ができず早々に大学進学を諦めたこと、アメリカのコメディ『フレンズ』が大好きで三枚目キャラのチャンドラーと自分を重ね合わせていたこと、そのコメディの出演者コートニー・コックスの自宅に泊まったことがあり(マジック)マッシュルームでトリップしたことなど、”ヘンリー王子のトリビア”がふんだんに盛り込まれ、ファンを大喜びさせる内容となっている。


 一方で、世間から最も問題視されている「タリバン兵を25人殺した」という告白について、王子は本の発売当日に出演した米CBSの深夜トーク番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』で、「私がこの数を自慢しているとイギリスのメディアは伝えているが、誤りだ」「彼らは私の家族を危険にさらすような報道をしている」と批判。


「(戦争のPTSDで)自殺する退役軍人が多いから、それを防ぐために、あえて数字を書いた」と説明したが、本には退役軍人の自殺率の高さやそれを防ぎたいという記述はなかった。このことに関して、現役・退役軍人たちは「戦争で殺害した人数を公言することが問題なのだ」と強く非難している。


 イギリス国民からも「恥ずかしい」という声、「もう王子じゃない。ハリウッドスターに成り下がった」と軽蔑する声が噴出。中には、「王子の口から、彼が経験したストーリーを語る必要があった」「彼のメンタルヘルスのため、トラウマのヒーリングのために必要だった」と、『スペア』出版に賛同する人もいるが、ネット上では家族の許可なくプライバシーに関わる情報をあけすけに語っていることに不快感を示す人のほうが圧倒的に多い。






 レーガン元大統領の娘で、「虐待され、トラウマを負った」と自著で暴露したパティ・デイビスは、自身の経験から、今後の家族との関係、そして今後の自分自身のためにも、王子は「もう黙るべき」だと忠告。25年間続いた裁判番組で全米からリスペクトされているジュディ・シェリダン判事は、王子のことを「自己中心的、わがまま、感謝知らず」「育ててくれた恩をあだで返す」「見苦しい」と痛烈に非難した。


 そのほか、ジョン・マケイン元米上院議員の娘で政治評論家のメーガン・マケインや、メーガン夫人のアンチとして有名なイギリスの名物司会者ピアーズ・モーガンも、ヘンリー王子に批判的な態度を見せている。


 対するヘンリー王子だが、前出の『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』で、エリザベス女王の激動の半生を描いたNetflixのドラマシリーズ『ザ・クラウン』を「見ている」と明かし、ファクトチェックもしていると発言。自著を指さし「(ドラマになることもあるから)歴史は正しく伝えることが重要なんだよ」とドヤ顔で語った。


 しかし、『スペア』には事実とは異なる箇所がいくつかあり、ネット上では「『ザ・クラウン』はフィクションドラマなのだから、ファクトチェックの必要はないのでは? それよりも自分の本をファクトチェックすべき」と指摘する声が続出している。


 例えば、王子が通っていたイートン校の創設者であるヘンリー6世は、7代前までさかのぼった直系の祖先だと書かれているが、ヘンリー6世の唯一の息子であるエドワード・オブ・ウェストミンスターは子どもをつくらないまま17歳で亡くなっており、先祖ではない。


 また、1997年8月ににダイアナ元妃が亡くなる直前、9月に13歳の誕生日を迎えるヘンリー王子へのプレゼントとしてXboxを購入し、誕生日当日、元妃の姉から渡された、と記載されているが、Xboxは2001年に発売されたもので、イギリスでは翌02年に販売された。


 同年に他界した曽祖母であるエリザベス王太后の死の知らせを「イートン校で受けた」とも記されているが、実際はこの時、チャールズ国王、ウィリアム皇太子と共に、スイスにバケーション中だった。訃報を受け取り急いで帰る3人の姿は、報道写真として残っている。


 ほかにも、結婚する前にメーガン夫人が父親のトーマス・マークルをマスコミから守るため「ニュージーランド航空のメキシコ発イギリス行きのファーストクラス航空券を購入したいと申し出た」と記されているが、ニュージランド航空にはメキシコからイギリスへの直行便はなく、ファーストクラスはなくビジネス・プレミアしかない。


 このように明らかに事実ではない箇所が複数あることから、著書の中で紹介されている皇太子とのやりとりや、メーガン夫人とキャサリン妃がやりとりしたメッセージの内容など、ネット上では「どこまで事実なのかが疑わしい」「フィクション本」だと批判する声が上がっている。




 一部では「長年受けたトラウマから記憶障害になっているのでは?」「ドラッグだの、サイケデリック療法だのに手を出しているから、脳がダメージを受け、記憶があいまいになっているのかも」という意見もあるが、出版する前にファクトチェックが行われなかったことも問題であり、「そもそも作り話ばかりだからスルーされたのでは」ともささやかれている。


 王子は「王室が”情報筋の話”として、自分たちの都合がいいよう、メディアに情報をリークする」と批判しているが、米週刊誌「USウィークリー」は情報筋の話として、ウィリアム皇太子が『スペア』の内容に「ゾッ」とし、「自分の弟(が書いたこと)だとは思えない」「和解できると信じたいが、難しいことだと思い知らされた」と深く悲しんでいると報道。


 米月刊誌「ヴァニティ・フェア」も「自分自身のPRのために王子を犠牲にした」などと悪役として書かれているカミラ王妃が「愕然としている」という情報筋の話を掲載。英紙「インディペンデント」は、国王夫妻、皇太子は、ヘンリー王子が「セラピーとメーガン夫人に取り疲れている」と心配しており、王子に連絡しないのは「自分たちの言葉がすべてメディアに流され、そして商業的な利益に変えられてしまうから」「(王子と王室の)信頼関係は完全に崩壊している」とも報じている。


 なお、ヘンリー王子は、出版社のペンギン・ランダムハウスから、計4冊の本を出す予定。契約金は3500?4000万ドル(45?51億円)だと報じられている。









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