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ヘンリー王子とアンドルー王子、王室内での役割が議会で問われる

2022年10月27日 | 国際社会
王室を離脱したヘンリー王子と性的暴行疑惑で公務を引退しているアンドルー王子。2人の役割が議会で検討対象になっていることが明らかになった。

By Yoko Nagasaka

2022/10/26


アンドルー王子(Prince Andrew)、ヘンリー王子(Prince Henry)Kate GreenGetty Images


イギリスの摂政法では君主が海外に滞在しているときや体調が優れない場合に公務の代行を依頼できるロイヤルが「国務参事官(カウンセラー・オブ・ステート)」として定められている。君主の配偶者と21歳以上の王位継承順位の上から4人が選ばれる。つまりチャールズ国王の国務参事官はカミラ王妃、ウィリアム皇太子、ヘンリー王子、アンドルー王子、ベアトリス王女である。

でもヘンリー王子は王室を離脱してアメリカに移住。アンドルー王子は性犯罪者のジェフリー・エプスタインとの交友関係や性的虐待疑惑などが批判され公務を引退中である。国務参事官の立場にいることを疑問視する声が上がっていたが、ついに議会で問われたことが明らかになった。今週初め貴族院でスタンスゲート子爵が「ヘンリー王子とアンドルー王子が国王の公務を代行できる状況に満足しているのか」と政府に質問した。チャールズ国王に「摂政法に賢明な改正を加えることが可能かどうか」尋ねることを要求したという。新聞「デイリーメール」などが報じている。



ヘンリー王子(Prince Henry)、アンドルー王子(Prince Andrew)、エリザベス女王(Queen Elizabeth)Anwar HusseinGetty Images


これに対して枢密顧問官のトゥルー卿が「憲法上信頼性を確保するのにどのような取り決めが必要か、政府は常に検討している」と回答。これまでを振り返ってみると新しい君主の即位のタイミングが「取り決めを考える有益な機会になった」と付け加え、今がヘンリー王子とアンドルー王子の立場を検討するのに適切な時期だという考えを示した。

議会では「王室との協議が必要」というトゥルー卿の言葉でこの話題は終わり、それ以上の議論には発展しなかった。しかし王室ジャーナリストのロバート・ハードマンは新聞「デイリーメール」に「王室のもっとも上のレベルの人たちの間でもこの問題は話し合われてきた」と書いている。今年の初めにはエリザベス女王も加わり議論されたという。ハードマンは「おそらく数週間以内に変更が行われる」と解説している。具体的には、「より多くの王室メンバー、特にアン王女とエドワード王子に代理を務める権限を与える」という。



アン王女(Princess Anne, Princess Royal)、エリザベス女王(Queen Elizabeth)Tim GrahamGetty Images


つまりヘンリー王子とアンドルー王子を除外するのではなく、新たにアン王女とエドワード王子を追加する方法を選ぶということ。関係者は同紙に「女王はヘンリー王子とアンドルー王子を排除したいとは思っていなかったが、何らかの改正が必要だと感じていた。国王はそれを踏襲するだろう」と話している。どのような決断を下すのか、続報に注目が集まっている。


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[2022年10月27日11時56分]


ヘンリー王子(2019年11月撮影)


英国のヘンリー王子(38)とアンドルー王子(62)が、王室の役割の一つを失う可能性が浮上していることが分かった。米ピープル誌によると、現在施行されている法律では君主が海外に滞在している時や体調が優れないため公務が行えない場合、君主の配偶者と21歳以上の王継承順位の上位4人が代理を務めることが認められている。

つまり、カミラ王妃とウィリアム皇太子、ヘンリー王子、アンドルー王子とその娘であるベアトリス王女が、その役割を担っていることになる。

しかし議会で今週、2020年に公務から退いて米国に移住したヘンリー王子と未成年の少女への性的暴行疑惑を理由に公務から引退したアンドルー王子の2人が国家顧問を務めることを疑問視する声が上がったという。
 
報道によると、24日に貴族院でスタンスゲート子爵が「ヘンリー王子とアンドルー王子の2人が、国王の公務を代行できる状況を喜んで継続するのか」と政府に質問したという。

また、チャールズ国王に対し「賢明な改正を加えることが可能かどうか」尋ねることを要求したことも伝えている。
 
これに対して枢密顧問官のトゥルー卿は、「憲法上の取り決めへの信頼を確保するためにどのような取り決めが必要か、政府は常に検討している」と回答。

過去を振り返ると「新しい君主が即位したタイミングが適切な取り決めを検討する有益な機会」になったと述べ、チャールズ国王が即位した今こそ2人の役割について見直す機会であるとの考えを示唆したという。
 
かねてより王室のスリム化を目指してきたチャールズ国王は、君主の公式な代役を務めるのは王室の現役メンバーであると義務付けるよう法律の改正を望んでいると伝えられている。

ベアトリス王女もフルタイムで公務を行うメンバーではないことから、国王の妹アン女王と末弟エドワード王子の2人をヘンリー王子とアンドルー王子の代わりに昇格させることを願っているといわれている。

トゥルー卿は、「王室との協議が必要」としてそれ以上の議論を行うことを拒否しており、今後この問題が王室との間で話し合われる可能性が高まっている。そうなった場合、2人は厳しい立場に立たされることになりそうだ。
(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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ヘンリー王子(ロイター)
2022年10月26日 12:33東スポWeb


 英王室は、君主の不在時に議会で代行を務める上級王族から、王室離脱したヘンリー王子(38)と未成年者性交疑惑のアンドルー王子(62)を正式に除外する改正案を取りまとめ、近く議会に提出することが分かった。英紙デーリー・メールが25日伝えた。

 同紙によると、法案の主な内容は数か月前からすでに作成され、存命だったエリザベス女王の承諾も得ているという。

 現行では、君主が海外滞在中や健康問題などで不在の場合、首相の任命や可決された法案が法律になる前の裁可などを、君主の名代として上級王族が務める。これは「摂政法」に基づくもので、名代は成人王族の中で継承順位が上から4人、および君主の配偶者がそれにあたる。

 ウィリアム皇太子(40)は継承順位1位で、名代順位も1番目だが、継承順位2~4位の皇太子の子供3人が未成年のため、同法では名代を務めるのがカミラ王妃、皇太子、ヘンリー王子とアンドルー王子の5人となっている。

 そのため、新たな法案では、チャールズ国王(73)の裁量で国王の妹アン王女(72)と末弟エドワード王子(58)を名代リストに含むことを可能にするとしている。

 メール紙は、チャールズ国王とカミラ王妃が近く外遊する計画があるとし、法改正は緊急度が高いと指摘している。英国君主が国外に出掛けるのは7年ぶり。

前回は2015年にエリザベス女王が英連邦会議に出席するため訪れたマルタで、その際、ヘンリー王子とアンドルー王子は、女王が事前に名代に指名した王族に含まれていた。


東スポWeb

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チャールズ国王はイギリス国内にとどまり、在位中2人目となるリシ・スナク新首相を任命。
By Emily Burack 2022/10/26


カミラ王妃が現在(2022年10月26日)、インドのバンガロールで友人たちと静養中だと『Times of India』紙が報じている。

同紙によると、カミラ王妃は2022年10月20日、ケンペゴウダ国際空港に到着。ホリスティック医学とウェルネスのセンター、サウキャ(SOUKYA)に10日間の予定で滞在中だという。

サウキャは、「アーユルヴェーダとホメオパシー、ヨガ、自然療法、他の補完療法など、伝統的で長年の実績のあるさまざまな自然医学を統合した治療を行う施設」として、「今までに類を見ないサンクチュアリ」だとのこと。

チャールズ国王は長年、代替医療を奨励していることで有名で、2019年にはイギリスのホメオパシー協会が設立したFaculty of Homeopathyのパトロンに就任している。



カミラ王妃が滞在中のサウキャ(SOUKYA)エントランス写真.AFPGetty Images


警察関係者によると「今回は私的な訪問のため、公にしないよう厳しい指示が出されている。滞在中、公務や交流の予定はない」と同紙にコメント。

実は、チャールズ国王とカミラ王妃は過去にも同センターに滞在しているサウキャの常連。

前回は2017年、チャールズ国王の誕生日に滞在し、それからインドの公式訪問をスタートしている。カミラ王妃は2002年にオープンしたウェルネスセンターに過去8回、訪れているとのことだ。



2017年、インドを訪問したチャールズ皇太子とカミラ夫人(当時)Chris JacksonGetty Images



今回、チャールズ国王はイギリス国内にとどまり、週末はサンドリンガムで過ごし、25日にはロンドンのバッキンガム宮殿で、在位中2人目となるリシ・スナク新首相を任命した。


カミラ王妃の私的休暇が予め計画されていたものなのか、エリザベス女王の崩御を受けて突然決まったものなのかは定かではない。国葬や即位関連のお疲れを癒すためだろうか。

チャールズ国王とカミラ王妃は2022年11月、初の公式訪問として南アフリカのラマポーザ大統領を迎えることが発表されている。


Translation: Mitsuko Kanno From Town & Country US


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