
新元号発表されタイトルも今月から西暦にしました。
今回は3冊。
遊びすぎて読む時間がなく2冊持ち越し
すぐ死ぬんだから
終わった人は男が主人公ならこちらは女が主人公。
終わった人は舘ひろしと黒木瞳で映画にもなりましたし、そもそも原作が面白くて父に読ませたいとうずうずしてましたが、きっと落ち込んで口も聞いてくれなくなるのでやめました

すぐ死ぬんだからの主人公は78歳のおばあさんのハナ。
オシャレであり、ウイッグにネイルに、きれいにお化粧して、ファッションセンスも経営センスすぐれた勝気な女性

そんなハナを夫の岩造はいつも褒めてくれたし、ハナと結婚してよかったと言ってくれた。おしどり夫婦でやってきた。岩造が急死しハナは落ち込む。周りも心配する程だっだが、遺書がでてきて、岩造には愛人とその間に息子までいることがわかる。
どんなに辛くても人からどう見られてどういう振る舞いをすればいいのか考えてしまうハナ。78なのに美しいハナ。しかし相手の女性も美しく、女医な挙句さらに10歳若い。
終わった人が枯れていく男なのに対して
こちらは夫に愛人がいたとわかってからどんどん強くなる所が面白くて良かった。
内館牧子はあまり読んだことがないのでこれから見つけたら読んでみようと思います。
さざなみのよる
小国ナスミがもう亡くなりそうなとこから始まる。
私は、仕事柄人の死というものに関わることはよくあるけど、作者は1度死んだことあるんじゃないか?と思うような書き出し。読んでいて一気に引き込まれます。
ナスミはすぐ死んでしまうけど、そこからストーリか始まる。
昔知り合いが、人が1人死んでこんなに大騒ぎしても普通に太陽が出てくるしね……周りはなんにも変わらないと泣き笑いしていたが……
ナスミが死んでから広がる日常……在り来りの日常がいろんな人の視点でかかれています。
どこにでもいそうな家族なので感情移入しやすく読みやすい筆致です。
もし私が明日死んでも世界は変わらない日常か繋がっていくんだろうなと少し安心さえしますね(笑)
沈黙のパレード
東野圭吾ですから面白い。
久しぶりの湯川教授モノで、アメリカから帰ってきた模様。草薙や内海も出てきます。
しかも今回は草薙が頼む前から湯川が事件に首を突っ込んでくる新展開。
何年も失踪していた美人女性が突然縁もゆかりも無いゴミ屋敷から発見される。
しかしそのゴミ屋敷は、少女失踪事件で逮捕された男の実家だった。その時も被疑者は口を割らずついには無罪になる。
今回も犯人は口をわらない。
そんな折に被疑者が死体となって、発見される。
誰が犯人でどんなトリックを使ったのか……
事件に関係ある人達はアリバイがある……
アリバイがある事も怪しい……
この事件も過去と別の事件が複雑に絡み合い真相まで長いです。
湯川は容疑者Xの献身を引き合いに出すシーンがあります。あの時のこと湯川は後悔してるのかな?と思っちゃいましたね。なんかドライなイメージが勝手にあるので過去を振り返らない男かと思ってました。
それにしてもパレードのトリックは想像つくんだけど、殺したほうほうとか、そもそも犯人にたどり着くまでの過程は全く想像つきません。しかし東野圭吾らしい作品になってます。

飛行機でも読んでたこれ。
これのせいで手荷物重かった。
私の手荷物は現金とパスポート1式、携帯と携帯充電器だけという小さなもの(笑)
本が1番でかかったです

こちらも読み終わりましたが続きはまた来月。