此処しばらく歩いていない。暇な時刻には暑くなっていて躊躇してしまうのだった。
昨夜、「歩きたいなあ・・でも暑すぎる」なんて・・「公園に行きたいな・・」けれど最近の体調では無理だ・・とネガティブ思考に陥っていた。
今朝息子を送り出し外の涼しい空気に触れて、「そうだ、何もすべてを終えてから歩かなくてもいい。こんなに気持ちいいから今行こう!」と、飛び出すと本当に風がひんやりと肌に心地よかった。
何処までなんて考えずに、心のおもむくままに歩いていたら、公園まで来ていた。途中で畑をしておられる方とちょっとお話をして、以前から「何だろう」と思っていた作物の名前を教えてもらった。
この道を歩くと色々な疑問が湧いて来る。「これは麦。でも何か植え方が変・・」、「普通の稲と少し違うような気がする・・」とか、「これはひょっとして飼料用なのかな・・」なんて・・そんなことを考えながら、広い田畑を眺めて通る。
以前住んでいた吉野とは全然違う風景に興味が尽きず、「誰か教えて」と何時も思っているのだ。
難なく公園についてちょっと腰を下ろしてみたけれど、休むほどのことも無いと気付いて、広がる湖や青紅葉の写真も撮りつつゆっくりと戻った。
まだ通ったことのない道を選んで通ってみる。此処は見通しがとてもよいので、何処を歩いていても迷子になる心配はなく、極度の方向音痴の私でも安心である。
ちょっと買い物をしたいお店も流石にまだ開いてはいないけれど、汗ばんでいても風は心地よくて、これからはこの時間に歩こうと、とても良い発見をした。
主はいつも導いていて、心に芽生えた願いを叶えてくださる。「もう歩けない」と勝手に諦めていたけれど、難なく往復それもかなり回り道をしながら・・。
「血圧が低いから朝は駄目だ」と思い込んでいたけれど、歳を取って血圧は120台になっており、全然低くはなく老いて良くなったことを発見した。
新緑を乱す水辺のさざ波よ 汗爽やかな命新たに