石ころ

今日の歌(2022.08.02)

 

静かなり蝉さえ鳴かぬ昼下がり

 

肌を焼き蝉の声さえ絶える道 
深き緑陰備えられたり


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コメント一覧

ムベ
デ某さんコメントありがとうございます。

ヒグラシの声に夕餉の干物焼く

拙い句を詠んでくださってありがとうございます。ちょっと恥ずかしいような・・。
もう「私より上手な句を作らないで」なんて苦情はいいませんから、デ某さんの句も私に詠ませてください。

ヒグラシが鳴き始めると、ほっと人権を取り戻して台所に立つことができます。
でも、うだるような昼と、ヒグラシゼミの憂いを含んで鳴きだす夕が、入れ替わる刻が私は一年中で一番好きなのです。

頭の鈍い痛みと、ふらつく体で台所に立っていても、何処か懐かしい記憶があるのです。

デ某さんらしい優しさですね。
そう言えば、昔の子どもたちはお葬式ごっこをしましたね。「禁じられた遊び」ではないですが・・、私にはそんな記憶があります。
デ某
ムベさんの蝉の句と歌を声だして詠ませていただきました。

今年は いつになく早かった猛暑の到来。
かつてなく短く梅雨が明けたと思ったら 戻り梅雨に。
そして今また基本的人権を侵害する猛暑の日々。

この一週間ほど わが庭で… 近くの公園で…
いったいどれだけの数の蝉の亡骸を葬ったことでしょう。
長く地下に在って 漸く地上に現れ 啼きつづけ 命を伝えるや
力尽きて地にその骸を晒す哀れ…。
せめて…と 青紅葉の葉に包み 大樹の横ふかく弔いました。

水飲場の水を手に掬い 葬った土にかけていると…
蝉とりにきた子らが寄ってきて 不思議そうに「
「おっちゃん なにしてるん?」。
「さぁ なんやろな。おまじないみたいなもんかな」。
ひとりの子が小さな手に水を掬って 地にそそぐと
ぼくも! ぼくも! と…。
えぇ子ばかりで… 蝉さん 良かったな。
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