ずっと昔、私と相方がまだ遠距離恋愛をしていた頃、
北海道から10枚組くらいの絵はがきを送って来てくれました。
その絵はがきに写ってる写真は、前田真三という風景写真家が撮った
写真でした。北海道美瑛町の美しい景色がいっぱい。
相方は高校生の時に、前田真三の写真集「塔のある丘」を見て
非常に感動し、カメラに興味を持ちはじめたそうです。
私も相方が送ってくれた絵はがきの写真に感動し、すぐ「塔のある丘」を
購入しました。
本当に今まで見たこともないようなすばらしい風景写真の数々でした。
昨日、何気なく本屋さんに行き、急に前田真三の写真が見たくなって
「四季彩歳」という写真集を購入しました。
私、あまり写真をじっくり見るという事はしないのですが、
この方の写真だけは見てるといつも時間を忘れてしまいます。
色んな雑誌などで、色んな人の風景写真を目にする事がありますが、
前田真三ほど心に響く風景写真を撮れる人はなかなかいないと思います。
前田真三の写真を見てると、自分がその風景の中にとけこんでいるような
そんな感覚にさえなってしまうのです。
残念ながら、前田真三は7年ほど前に他界されましたが、
本当に素晴らしい作品をたくさん残して下さいました。
そして、前田真三が愛した美瑛町にいつか行ってみたいです。