C60のおと (多摩親父)

東京多摩地区を根城にする、多摩親父のロード記。大阪赴任中にC60に出会う。時々ローカルネタ、旅行記、グルメ記事。

Speedplayデビュー(異音止まないんですぅ-その二[解決編])

2019年01月14日 21時52分56秒 | ロードバイク

(2018年12月)

Speedplay買っちゃいました!(ガイツーで買いました)

なかなか異音が治らない事は以前このプログでも書きました。

KEO2 MAXをオーバーホールしても異音が治らなかったので、以前から気になっていたSpeedplayを試してみることにしました。

箱の中はこんな感じ。初めてのSpeedplayなので控えめにクロモリモデルです。なかなかいい光景です。;-)

 

参考までに箱の中身を出してみるとこんな感じ。意外といろんなパーツが入っています。

どう使って良いかわからないので、まずは説明書を読もうとしましたが、いろんな言語で説明が書いてあるのに、日本語がない!というか、英語すらなくない?

 

図を見る限り、なんかとても大変そう。↓

 

というわけでネットを探して「エスケープ紀行」さんの記事を頼りに取り付けました。(アザース!)

 

まずは、KEOのクリートを外します。先日、異音対策のためにつけたばかりなので、ほぼ新品です。

 

外しました!

 

次に、Speedplay用のクリートをつけますが、クリートは4つのネジで止めるので直接つけることができません。

そこで、ベースプレートなるものを付けます。ところが、ベースプレートはフラットなので、湾曲しているビンディングシューズとの間に隙間ができてしまいます。

そこで、シムなるものが登場します。

 

シムはカーブに合わせて二種類ついていたので、シューズに合う方を使うようです。マニュアルにはこんな感じで書かれてます。↓

説明書にはどこのメーカのシューズにはどのシムが合うか書いてあったと思います。

ベースプレートにシムをつけたものはこんな感じになります。

 

青いシムをソール側にしてシューズに止めます。

なんかそれらしくなってきました。;-)

4つのネジ穴がありますので、ここにクリートをつけて、クリートカバーをつけて完成です。↓

(クリートカバーの無い写真は撮るの忘れました。(汗))

ちなみに黄色いゴルフボールのようなものがクリートカバーです。

クリートカバーは結構硬いので、取り外しが大変です。一度つけてしまってから調整するのは面倒そうですね。

ペダルの取り付けはKEO2 MAXのオーバーホールでやったので既にお手の物です。サクッと取り付けて試走に行きます。

行ったのはいつもの読売ランドのV-ROADからの尾根幹。

さぁ、どうでしょう。

噂通り、最初はペダルとクリートがなかなかはまりません。硬すぎです。。。。

立ちゴケするわけにいかないので、10回くらい着脱してから出発しました。(笑)

これまた噂通り、ペダルの上でシューズが回ります。しかもツルツル滑るように回ります。

これは慣れればいいかなと思いますが、構造上調整はできそうです。

でも、膝には横向きの負担がかからず良さそうですね。

 

問題は異音です。

平地は問題ありません。スーと進みます。そしてV-ROADに到着。期待を込めて登ります。

 

ギシッ

 

ん、

 

ギシッ

 

なんか、小さな音が聞こえます。

気のせいかな?

気のせいだといいな。と思いつつ、尾根幹の方へ向かいます。

そして、確信に変わります。。。。。。

 

ギシッ、ギシッ、

 

orz (ショック。。。。)

 

ペダルを変えてもダメでした。

この異音対策の旅はいつまで続くのでしょう。。。。。

打ちひしがれつつも、折角なので尾根幹の端まで行ってから、帰ります。

音のする場所を確認しながら、ペダルを漕いでいるとやはり、同じようなペダルポジションで異音がする気がします。

「家に着いたら、もう一度検査してみよう。」そう思いながら家に向かいます。

家で、気休め程度にFDとクランクとペダル周りを再調査します。すると。。。。。。。。。。。。。

 

(2019年2月加筆)

 クランクの裏側、あんまり意識したことなかったのですが、ネジが見えます。5つほどあるのかな。↓

もしやと思って、アーレンキーを突っ込んで、締め直してみました。5つのうち4つは硬い状態でしたが、一つは結構ユルユルでした。こ、これは。。。。もしや。。。と思い、緩んでいたネジを締め直しました。正直、ペダル交換までして、意気揚々と試し乗りしてNGだったことがベースにあるので、そんなに期待していません。

尾根幹走ってきたこともあり、時間が遅いので、そんなに遠くまで行く元気もなく、家の周りをくるくる回ってみたところ、なかなか静かです。ちょっと期待できるかも。

正月を挟んで、二週間後再び尾根幹で試し乗りしてきました。まずは尾根幹に行く前にお決まりのV-ROAD。なかなか静かです(期待持てるかも!!)。

そして尾根幹に突撃。

 

アレッ??

 

音がしないねぇ。。。。

 

町田街道まで行きましたが、異音はでません。

 

おぉ、これは、もしかして、ついに.......と期待が膨らみます。

 

折り返します。

 

まだ静寂が続きます。

 

 

そして.....

 

 

そのまま帰宅!

まぢ!!!

 

やったのか?遂に、やったのか???

 

そうです、ついに克服したんです。 

あの、異音地獄からついに解放されたんです!!!!!

 

原因は、「クランクのネジの緩み」でした!

ということで、異音対策のリストに、入れてくことにします。

 

ロードバイク異音対策リストrev2

■ホイール周り

1)リアホイールの緩み。クイックを締めなおしてあげると解決。実際何度か緩んでて、これで解決したことあり。

2) DEEPホイールの場合、バルブとリムがぶつかる。ストローでバルブを巻いてあげると解決。これはマジで完璧な対処法。

 

■ペダル・クリート・クランク周り

3)ペダルのアクスルの汚れ。ペダルの付け根にKURE〇〇6をさす。本格的にやるならペダルをオーバーホール。 KURE〇〇6はいつもやってるけど、根本解決には至らず。(追記:後で自転車屋で聞いた話だと、KURE〇〇6はよくないらしい。ゴミがつきやすいので。)

4)クリートの減り。クリートが薄くなると音がするらしい。クリートを新しくすれば解決。

(実際、左のクリートは地面につく機会が多いので薄くなる傾向があります。定期的に鳴るのは、クリートが薄くなったことが原因かと思い、クリート変えてみたけど効果なし。)

5)クリートの位置。クリートを後ろにつけすぎると異音がしやすくなるらしい。シューズとの相性もあると思われる。これは未検証。

6)クランク裏のネジの緩み。ドンピシャ。ネジを締めれば解決。

 

 

 

 

 


異音止まないんですぅ。。。

2019年01月13日 22時28分21秒 | ロードバイク

異音がやまないんです! (2018年11月)

自転車の中ではF1に例えられるロードレーサー、買いたての頃は無音でスーと走ってくれたものです。

しかし今やギシッ、ギシッとペダルを踏むと異音がするんです。

10,000KMを超えて走っているので、異音がするのも仕方がないのかもしれないですが、はやり嫌なものです。というか、実は購入して比較的早い時期に異音は始まってました。自転車購入したお店では1ヶ月点検があるんですが、購入後3ヶ月でこの特典を使いに行った時(笑)にはすでに異音がしてたんです。その時は、「ペダルが緩んでたので締めておきました。」という対応だったんですが、その後しばらくしてまた異音が出始めました。

特に山に行くときはてきめんです。

ペダルの件があったので、出かけるときはいつもKURE〇〇6をペダルの付け根に吹き付けて出かけてました。最初はおとなしいのですが、20KMも走るとやはりあのギシッ、ギシッが顔を出すんです。;-(

傾向としては、音がするポイントは大体同じペダルポジションのようです。自分の経験とWEBの検索の結果、異音の原因には以下のようなものがあるようです。

 

■ホイール周り

1)リアホイールの緩み。クイックを締めなおしてあげると解決。実際何度か緩んでて、これで解決したことあり。

2) DEEPホイールの場合、バルブとリムがぶつかる。ストローでバルブを巻いてあげると解決。これはマジで完璧な対処法。

 

■ペダル・クリート周り

3)ペダルのアクスルの汚れ。ペダルの付け根にKURE〇〇6をさす。本格的にやるならペダルをオーバーホール。 KURE〇〇6はいつもやってるけど、根本解決には至らず。(追記:後で自転車屋で聞いた話だと、KURE〇〇6はよくないらしい。ゴミがつきやすいので。)

4)クリートの減り。クリートが薄くなると音がするらしい。クリートを新しくすれば解決。

(実際、左のクリートは地面につく機会が多いので薄くなる傾向があります。定期的に鳴るのは、クリートが薄くなったことが原因かと思い、クリート変えてみたけど効果なし。)

5)クリートの位置。クリートを後ろにつけすぎると異音がしやすくなるらしい。シューズとの相性もあると思われる。これは未検証。

とりあえず、3、5あたりは未検証だったので、興味本位でまず3に挑戦してみた。

 

ちなみに私のペダルはKEO MAX2です。

ペダルをはずすのに8mmのアーレンキーがいるのですが、持っていないので購入。

AMAZONさまさまです。

で、ペダルを外します。ペダルの内側にアーレンキーを差し込んで、ペダルを回す方向と反対方向に(つまり右ペダルだと時計回りに、左ペダルだと反時計回りに)力一杯回すとペダルは外れます。かなり堅かったので、逆向きに回しているんではないかと心配になってしまいました。が、無事に外せました。

クランク側↓。ボケててよくわかりませんが、かなり汚れてます。。。。汗

 

ペダル側↓。こちらもクリーニングしがいがありそう。。。。

 

次にペダルを分解します。これはメガネレンチ(19mm)で上の写真のネジ山の外側にあるナットを緩めます。メガネレンチは島忠で購入。

すると、ペダルの軸が外れます↓。

なんか汚れてる感満載です。

これを綺麗にすれば、あるいは異音は止むかも!と期待が膨らみます。

軸の方も汚れていましたが、ペダル本体の方もかなり汚れていました↓。

あとは揮発性洗浄剤を使いつつ、中を徹底的に綺麗にして、グリスをたっぷり塗り込んで綺麗に仕上げてあげました。

なんかヌメヌメして、異音がする気配が全くしません;-)。

早速、よみうりランドのVroadへ試走に行ってきました!

 

 

結果はやはりダメ!!!

 

 

最初はヌメヌメして無音で走っていたのですが、途中(結構早い段階)から音がし出して、努力むなしく、異音は続くよどこまでも♫状態でした。

どうしたら直るんだー????

 


はじめてのワイヤー交換。しかも、ハンドル内蔵。そしてFD交換。

2019年01月13日 16時43分39秒 | ロードバイク

昨年の9月の話。もう4ヶ月も前の話になります。なかなか大手術だったので、ブログかくのも大変で放置し続けてました。;-p

多摩CRから奥多摩湖経由で大菩薩峠を超え、甲府まで行ってきた時に、突然フロントのギアチェンジが劇重になり、ワイヤーが切れるんじゃないかぐらいの力で変速する羽目になりました。思えばロードを買ってから3年半、10,000km近く走ってますから、ぼちぼちワイヤーも寿命かと思います。ワイヤーを変えることにしました。

昨年春にケーブル内蔵式の3TのErgonovaにハンドルを交換した際には、ワイヤーをハンドルの外に出してごまかしてました。というのも、ワイヤーをハンドルの中を通すには一旦前後のディレイラー、ブレーキからケーブルを抜かなければならず、そうするとフレーム内を通っているケーブルを一旦抜いて再度通すという超面倒な作業をしなければいけなかったので、その元気が出なかったためです。

今回は、ワイヤー交換に合わせて、ワイヤーをハンドル内に通すというチャレンジ、フレームに通すというチャレンジをやることにしました。そして、せっかくFDのワイヤーをつけかえるので、この際、前から気になっていたFDのアルテ化(FD-R8000)もすることにしました。

サァどうなることか。。。。結論から言うと、ワイヤーの方は思ったほど苦労しなかったのですが、FD-R8000の付け替えは自分史上最苦労の作業になり、最後はギブアップでした。

これだけ色々作業を行うとなると、正直どこから手をつけて良いかわからないので、初めて綿密に計画を立てて進めました。内装式のワイヤーは抜いたら最後、入れられなくなる可能性もあります。なので、ワイヤーを抜くところから慎重に始めます。

ワイヤーは一番安いので十分と言うネット書き込みもあったのですが、折角変えるんで、ちょっとでもスムースになるようにPTFEのコーティングしてある奴を購入。あと、ワイヤーカッターも購入!

ワイヤーを抜く時に、簡単に元に戻せるように、糸をワイヤーにつけてワイヤーを通す時のガイドとして引っ張る作戦にしたので、ダイソーで瞬間接着剤も購入。

 

前置きはここまでにして、作業に入ります。

とりあえず、バーテープを外してみました。

次にはFDとRDからワイヤーを外して、ワイヤーを抜きます。

ワイヤーがフレームを通っているので、どんな感じになっているのか下から覗いてみました。

ちょっと見手強そうですが、実は写真上部の二本のワイヤーが出ている部分は、繋がっている空間になっているので、ダウンチューブの方はケーブルを通せば下に届くという簡単な作りになっていました。なので、こちらは無造作にやっても問題なしです(私のバイクの場合)。

さて、リアブレーキのワイヤーが通るトップチューブの方ですが、こっちはダウンチューブのようには行かなそうなので接着剤の出番です。

まず、ワイヤの端っこに糸を接着剤でくっつけます。下の写真はシートポスト側の写真で、ケーブル引き抜き前です。接着剤が乾いて固定されていることを確認します。外れると大トラブルが予想されるので慎重に行います。

それをトップチューブ前方からソロソロと引っ張ります。下の写真でいうと、アウターケーブルの方に引っ張ってます。

そして、ついに糸がトップチューブを抜けた瞬間です。↓

この糸がケーブルを通す時のガイドになってくれます。

後の作業になりますが、新しいケーブルを入れるときは、ワイヤーの先にこの糸をくっつけて、シートポスト側から引っ張ってあげればOKです。思惑通りすんなりいけました!

とりあえず、ケーブルが抜けたのでSTIの方の作業になります。ブレーキのタイコ↓。外して同じように入れればOKです。特に苦労はありません。

次にシフターのタイコ↓。ちなみにSTIは105です。シフターのタイコはシフトがどこにあるかでタイコの位置が変わってきます(当然ですが)。

ワイヤーを抜くまでは、ハンドルはステムにマウントしたまま作業してましたが、ハンドルの中を通す作業が難航しそうなので思い切って外して作業します。まずはSTIに新しいワイヤのタイコを適切な位置につけてワイヤを通す作業をします。

ハンドルについていたガイドチューブを取ってあったので、一旦それをハンドル内部に通します。

つぎに、このガイドチューブの中にワイヤーを通し、ガイドチューブを抜きます。

そしてアウターをこのケーブルに沿って通してあげます。この時のコツは先に細いシフターのアウターを通してあげることです。あとで太いブレーキのアウターを通してあげると、邪魔な細いアウターを押しのけて出てきます。はじめ、太いアウターを先に通して細いアウターを後から通そうとしたら、細いアウターは太いアウターを押しのける力がなく穴から出てきませんでした。隙間から出て来るかと思ったのですが、ハンドルの穴のスペースに余裕がないため、そう簡単には行かなかったようです。アウター通過後の写真は残念ながらありません。

これで、ワイヤーがハンドルを通ったので前と同じくらいの長さにアウターを切って、ワイヤーを張り巡らせていきます。気をつけるのは前に書いたトップチューブを通す時に糸を使ったくらいでしょうか。ここまでは思いの外順調でした。

次にFDの交換です。

FD-R8000を用意しました。ついにアルテ化です。

そして、泥沼が待っています。これまで使っていた105は構造がわかりやすかったのですが、FD-R8000は構造がわかりにくいのでいろんな角度から見てみました。(下から見た図↓)

やっぱりわかりにくい。。。。けど、わかった気になって作業に入ります。

赤いシールがガイドになっていて、マウントする場所が大体わかります。マウントして見ます。

なんか楽チン。この後、FDを固定するためにシートチューブに向かってボルトを押し出すのですが、シートチューブを傷つけないようにシートチューブにつける金具がついていました。念のため使って見たのですが、接着力が弱くてずれてしまいます。諦めて使うのをやめました。なんとか以前から使っていた固定金具の上にボルトが固定されていたのでよしとします。

次にワイヤを固定します。頭の銀色の大きいネジでワイヤを止めるのですが、ネジを回すとワイヤの位置がずれるので、なかなかうまくいきません。さらに微調整は下の写真のアーレンキーを入れているネジで行うのですが、これも調整するたびにギアをインナーに戻してあげないとけないとか(逆だったかも?)超面倒です。

 

マニュアル通りにやってもうまく行かず、いろいろネットで情報を集めてきてようやくなんとか形になりました。が、わずかにチェーンがFDに擦る音がするので微調整を繰り返します。これがなかなかうまく行きません。

何度もなんども調整を繰り返していたのですが、週末を4日ほど浪費した後、どうしてもうまく行かずサイクルベースあさひさんに持ち込む羽目になりました。見てもらったところ、やらかしてしまってたようです。ネジが(ネジ穴ではなく)バカになってしまってたようです。あとはプロにお任せです。部品を取り寄せる必要があるとのことで、しばし入院です。(涙)

結局、1ヶ月以上の時間をかけてようやく完了した大手術。もうFDは触りたくないです(笑)。

完成形のハンドル周り。多少すっきりしたはずだけど、大きな差はない気が。。。。

 

P.S.

書き忘れましたが、チェーンがFDにこすらないようにする調整も大変です。小さいネジをいじります。実はこのネジもかなりいじっているので、バカになっていないか心配です。