時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

携帯ゲームアプリの行く末は?

2019年07月08日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

携帯で、私は1種類だけゲームアプリをやっている。

好きな題材だったので、当初そのアプリをCMで知った時、すぐに飛びついた。

最初はしばらく無課金で遊んでいた。

だが、少しでも無課金者より有利にゲームを進めたいと思うようになり、毎月課金額を決めて、その範囲内で毎月チマチマ(?)キャラを強化して遊ぶようになった。

微課金ではあったけれど。

 

その時期はそれなりに長かった。

だが、やがて団体戦イベントが入ってくるようになった。

当初はそういうイベントを遊ぶための団体は、ランダムで選んでいた。

だが、それだと私一人がそれなりに頑張っても、しょせん寄せ集めのメンバーのチームゆえ、ほとんど報酬が得られなかった。

これじゃつまらない、せめて最低限の報酬は欲しい・・・と思うようになり、掲示板で特定チームのメンバー募集があったのを見つけ、そのチームに入ってみた。

 

どうやらそのチームはそれなりの強豪チームだったようで、それまでランダムにチームを選んでいた時とは大違いで、報酬が次々に手に入る。

そのイベントでの一番ハードルの高い目玉報酬もしっかりゲット。

こうなると、面白い。

せっかく入った強豪チームなので、抜けたくない。メンバーも強力なメンバーばかり。

そんなチームにいるなら、自分もある程度は出費しないと、他のメンバーにも迷惑かかる。他のメンバーにおんぶに抱っこだと、居づらい(笑)し、チームに貢献もしたい。

そうなると、超微課金ではいられなくなり、小課金~中課金くらいはするようになった。

 

と、ここまでの流れは納得しているのだ。

だが・・そのアプリの運営が、あまりにもお粗末。

不具合があった時の対応がひどすぎる。

しかもその姿勢はいっこうに改まらない。

そんな点に嫌気がさして、やめてゆくユーザーがどんどん出始めた。

もちろん、やめていったユーザーの中には、単に「飽きた」という人もいたはず。これはもう仕方ないこと。

こういう状況になっても、やめていくユーザーの代わりに、新たに入ってくる新人ユーザーがいればいいのだが、運営サイドは、やめていった重課金ユーザーからの収入減の分を、残っているユーザーに補填させようとしてるとしか思えないハードルの高いイベントを次々に繰り出してくる。

というか、同じイベントでも、新たにそのイベントを開催するたびに、メイン報酬の獲得ハードルを少しづつあげてきている。

 

今では、課金しないと、とてもじゃないがメイン報酬など得られない設定。

その結果、新たに入ってくるユーザーには、敷居があまりに高くなり、つまらないからどんどんやめていってしまう。新人のマイキャラは、高レベルユーザーのマイキャラに比べたら弱いから、中々勝てない。で、せっかく入って来た新人は「勝てなくてつまらないから、続かない」。

で、新人はいつかない、ベテランの重課金者はやめていく・・こんな負のスパイラル。

 

利用者はどんどん減るばかり。

でも運営は、良い時のような収益を落としたくないのか、残ったユーザーにますます負担を強いるようになる。

 

こんな状況だ。

はっきり言って、私ももうやめたい気持ちはある。

だが、それまで多少なりとも課金して作ってきたマイキャラたちのステータスが無駄になる。

それも空しい。

そう考えると、中々きっぱりとはやめられないでいる。

私をはるかにしのぐほど課金してきて、今も残っているユーザーは、なおさらだろう。

で、運営はそのへんのことも見越しているのだろう。

ある意味「そんなユーザーの足元を見ている」状態なのだろう。

 

いっそのこと、閉鎖してくれたら楽になる気はする。

とりあえず言えることは、課金して作り上げたステータスは、閉鎖されたら、全て無駄になるということ。消えてしまい、何ひとつ返ってくるものはない。

 

ともかく、課金ゲームアプリというのは、多くがこんな感じなのだろうか。

だとしたら、私の中で「こりごり」という思いもある。

なので、他のこういうアプリをやろうとは思わない。

テレビなどで、こういう携帯ゲームアプリの宣伝をよく流しているが、私の食指はまったく動かない。

 

ともかく、運営の対応のひどさは、普通の一般社会でのビジネス常識では考えられないような失礼極まりないもの。

 

私は他のゲームアプリに過去に何度か手を出したことはあるが、いっさい深入りはしなかった。

深入りしてたら、同じような思いを味わったのだろうか。

どのゲームアプリも、一般社会のビジネスでは考えられないような対応をしているんだろうか。

 

私が遊んでいる課金アプリの運営の、不具合への応対の無礼ぶり、実例をあげることは可能。過去から今にいたるまで、その実例を多数見てきているから。

だが、あまりに見過ぎてきてるので、書き始めたらきりがなくなる。だからここでは書かないでおくが。少なくても、今は。

 

そのうち、訴訟に発展してもおかしくないとは思うぐらいだ。

 

ともかく、こういうアプリは、ユーザーは深入りは禁物だ。それだけは言える。

このゲームアプリを運営してる人は、一般社会の普通の常識のビジネスなど、とてもつとまらないはずだ。

へたしたら、クビになってもおかしくないだろう。

 

ちなみに、かつて課金ガチャでサギまがいの事件を起こし、ニュース番組をにぎわせたゲームアプリがあったが、それはその後もしばらく普通にCMを流し続けていた。

そのへんの神経、わからない。普通なら閉鎖だと思うのだが・・。

 

そういうゲームアプリを運営して利益をあげてる人たちにとっては、仕事である以上、収益が大事なのはわかる。

だが、あまりに一般社会のビジネス常識とはかけ離れた対応の運営をしてると、そのアプリだけではなく、その業界自体はやせ細っていくだけなのだと思えてならない。

 

 ともかく、遊んでみたユーザーに、もうこの類のスタイルのゲームはこりごり・・・と思わせるようでは、先は見えてると思えてならない。

 

個人的には、以前あったドラクエ9の「すれ違い通信」なんて楽しかったのだが。

1度ソフトを買ったら、それ以上課金しなくて遊べ、周りの人とのある程度の通信性もありで。

 

昔はファミコンやスーファミやプレステなどの「家庭用ゲーム据え置き機」があれば、ゲーム機購入で初期投資して、なおかつゲームソフトを買えば、あとは課金せずとも好きなだけ遊べた。

今は携帯の普及と共に、ゲーム機(?)は携帯に取って代わられ、家庭据え置きゲーム機は昔ほどの「決定版ハード」はないように思う。

で、それ用のゲームソフトも、かつて社会現象を起こしたドラクエのようなキラーソフトは思い当たらない、

それはゲーム機が高性能になりすぎ、そのゲーム機の性能に見合ったゲームソフト開発にコストや手間がかかりすぎるからだという話を聞いたことがある。

コストと手間をかけて作ったゲームが当たればいいが、スカった場合のリスクが高すぎるのだろう。

だから、高性能ゲーム機の性能に見合ったゲームを作るより、制作がより手軽な携帯ゲームアプリにゲーム会社は進んでるのかもしれない。

まあ、私はその業界の人間じゃないので、正確な事情はわからないけれど。

 

ただ、少なくても私が遊んでるゲームアプリは、面白いゲームを作るより、いかにユーザーから金を絞り取るかしか考えていない内容や設定になってきていると思う。

 

かつて一大産業になったゲーム業界。この先、どうなっていくのだろう。

自滅の道を歩まないことを祈るのみ。

ゲーム業界の目指した「将来」は、こういう状況だったのだろうか。

おじさんの戯言として言わせて貰えば、ファミコンやスーファミの時代は、本当に楽しかった。

だから今の状況は、寂しく、悲しい気さえする。

 

かつて社会現象になるくらいの超人気を獲得し、一世を風靡したドラクエのような名作・人気作が、この先ゲーム業界に新たに登場することは、あるのだろうか。

出てきてもらいたい気持ちはあるが、私が今やってる携帯ゲームアプリの運営姿勢をみると、ゲーム業界に対して悲観的な気持ちになってしまう。

かつてあったはずの気持ちを取り戻してほしい。


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2 コメント

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Unknown (鮎川愛)
2019-07-09 09:48:10
私も、携帯電話アプリゲームを、ちょっと覗いたことがあります。

そのほとんどがカードゲームですよね。

私は、複雑な数字データなど全く理解できず、覗いただけで終わりました(笑)


私の場合、単純なアクションゲームが最適なのです。

数多くあるアプリゲームの中で、私がかつてスーパーファミコンでプレイしたアクションゲームがあったため、携帯ゲームの方にも参加してみました。

しかし内容はスーパーファミコン版では大変判りやすい、操作しやすいアクションなのに、携帯ゲーム版では、やはり複雑な数字データが…。

それで結局、少しでも課金して進展させていくどころか、プレイは滞っています。

たまに、複雑な数字データなど無視して(全く理解できないので)、ちょこちょこいじる事はありますが、やはり全く進展しません(笑)


ゲーム仲間も1人もいません。

ところで、ファミコンを始めとするテレビゲームの方が、あらゆる面で良心的でしたね。

私は、数多くのアクションゲームを企画・製造・販売しているカプコン社が大変好きで、ソフトを買う度に「お客様葉書」を出していました。

すると毎月1回、カプコン社から自社専門ゲーム雑誌が無料贈呈されるようになりました。

その他、ゲームをプレイする者への感謝や心配りなど、カプコン社は、あらゆる面で今でも大好きです。

携帯ゲーム全てが劣悪か、私には判りませんが、やはり何に対しても、顧客がいる事業なら尚更、「良識良心」は絶対に必要ですね。

携帯ゲームのため、顧客の姿が全く目視できないからと(テレビゲーム版のようにお客様葉書も無いために)、いい加減な態度では、間違いなく、そのゲームは衰退していきますよ。

そして完全廃滅へ…。

「人と人の絆」が極めて酷薄な現在だからこそ、お互いに目視できない関係だからこそ、ゲーム会社は温かい心を以て顧客と接する、範を示すべきですね。
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Unknown (だんぞう)
2019-07-09 14:59:02
そう、仰る通り、今の携帯ゲームアプリは、カードゲーム系が多いです。
で、そのカードを強化したり。
あるいは、よりレアリティ度が高く、強いカードを入手したり。

アクションゲームやシューティングゲームは私は苦手でした。
というのは、やられてしまうと、また最初からやり直し・・・そんなゲームが多かったからです。

苦労してやっと辿り着いたステージでも、そこでやられると、また最初のステージから成り直し・・・そういうのが嫌で、あまり長くは熱中しませんでした。

ただ、ファミコンにしろスーファミにしろ、アクションゲームには爽快さはありましたね。
シューティングしかり。

その意味では、カードゲームが多い携帯ゲームアプリは、似たようなシステムが多いのかもですね。
より強いカードを入手するためには、課金ガシャをやらないといけなかったり。

困るのは、アプリの不具合で、効果に時間制限のある課金アイテムを使っても、使用中に不具合がおきて、課金アイテムが無駄になっても、その補てんが十分じゃなかったりすること。

また、聞いた話では、レア度の高いカードをガシャで入手しようとしてさんざん課金しても、その入手率に偽りがあったりすること。
以前、そのことで社会問題になったこともありました。


ゲーム仲間は、私はリアルで会ったことがある人はいなくて、ずべてアプリ内でだけの交流です。

これが音楽のライブだと、リアルでお会いする機会もあるんですが、携帯ゲームアプリだと中々・・・。


まあ、オフ会も開催されてるようで、私も何度か誘われたんですが、いまだ参加したことはありません・・。

ファミコン時代、スーファミ時代は、より面白いゲームを作ろうとする気概を、メーカーに感じていました。

でも携帯ゲームアプリは・・・面白さより、収益ばかりを優先している感があります。

このままでは、廃れていってしまうと思います。
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