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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

代表作は、なに?

2011年01月14日 | 音楽活動

何か作品を作ってる人は、その人の「代表作」というものがあるだろう。

だが、私にはその「代表作」と呼べる曲がない。

だんぞうの「この1曲」は何?

・・・と聞かれたら、おそらく私は答えられない。

だって、分からないんだもの(笑)。



自分の作った曲はどれも可愛いし、中には「この曲は特に自分でもお気に入り」と呼べる曲ならあるが、それが代表作かというと、決してそうではないような気がする。


代表作というのは、作者・リスナー(読者でもいいし視聴者でもいい)の感想、そしてその作品があげた実績などを総合したうえで、自然に決まってくるもの・・という側面があると思う。

その意味じゃ、私の作った曲は、何の実績もないし(また、私自身特別な実績を求めてもいない)、仮に「これが私の代表作だ」と言い張っても、それは作者自身の思い入れでしかない。

また、これまで私の出演するライブを見てくれた人の感想聞くと、皆それぞれ好みが違うので(まあ、あたりまえだよね)、「私の曲で、どれが一番好き?」と聞くと、かなりバラける。

よく言えば、それぞれの曲の傾向が違うから同一線上で決められない・・ということかもしれないし、悪く言えば「これという曲がない」ということの裏返しだとも思う。



一方で、代表作というものが確固たる評価になってしまう曲があったとすると、新しい曲を作るたびにその代表作と比べられてしまうだろう。
同じ傾向の曲なら比べようもあるかもしれないが、傾向の違う曲だと、選ぶほうも選ばれるほうも困惑してしまうかもね。

やはり「どれが一番好き?」という聞き方、聞かれ方をしたほうがいいかもしれない。


でも、・・最初に戻ってしまうが、リスナーが聞いた感想としての「私の代表作って、どの曲なんだろう」という疑問は・・・残ったままだ。


相方と飲むと、互いの楽曲についての話はよく出る。
互いの代表作は何か?というテーマが出ることもある。
この場合「自分自身で選ぶ自作曲の代表作」という意味だ。

相方などは、昔から彼の代表作は「フィーリング・オブ・ラブ」だと彼自身言って来てるし、それは今もブレてない。
だが私は・・・「だんぞうの代表作は、どの曲だと思ってるんだ?」と聞かれると、いつも返答に困っている。

その質問に対して、ブレない明確な答が私の中で確立されることはあるのだろうか・・。

それに対しての答は、何人ものリスナーの意見を聞かないと、私は決められないような気もしている。

自分としては、自ら「この曲が自分の代表作」と決めてしまうと、そこで自分が終わってしまいそうな気がして、あえて自分で「この曲が自分の代表作」とは言えないでいる・・というのもある。


一番いいのは、聴いてくれた人がそれぞれ好みの曲をあげてくれて、しかも票(?)が分散したほうが、自分としては嬉しいかもしれない。
特定の1曲に票(?)が集中するよりも。

でも、多くの人に好きになってもらえる曲・・・そんな曲も作りたい。

 

まあ、代表曲というのが定まってないから、こういうことを書くのだろうなあ。


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