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モエコティックのファーストアルバム。
内容はアコースティックサウンドで、60年代~70年代の洋楽のロックやポップスをカバーしたものだ。
なにより、その選曲センスが好き。
正直、この年代の女の子が、よくこういう選曲をしたものだ。
トッド・ラングレン、キンクス、ナンシーシナトラ、モンキーズ、プリテンダーズ。
むむむ、おぬし、やるなあ!・・とでも言いたくなるような選曲。
こんな選曲されたら・・そりゃ聴きたくもなるよ。
まるで、60年代70年代に洋楽を聴いてた世代を直撃するような選曲。
それでいて、キュートな容姿や声なので、若い世代からの支持もあるはず。
そう、これは、幅広い世代が楽しめる、ポップなアコースティックロックのアルバムなのだ。
ファッションやジャケットもコンセプトがはっきり出ていて、キャラクターが分かりやすい。
ファッションもジャケットも、なにやら60年代風で、しかもそこには古さではなく、かえって新鮮さを感じる。
moekoticのような女の子が、こういう音楽をこういうセンスで歌うから新鮮さがあり、そこにかっこよさもある。
トッド・ラングレンの「I SAW THE LIGHT」は、ファンの多い名曲。私も好きな曲だ。
この曲に目をつけるとは! いきなり渋い選曲センスだ。
キンクスの「Lola」というのもまた渋い選曲。
キンクスは、イギリスの4大バンドのひとつと言われ、ビートルズやストーンズやフーと並び称されるほどのバンドでありながら、日本ではさほど知られていないバンド。
モエコティックのこのアルバムで初めてキンクスの曲を知る・・そんな若い人は多いかもしれない。
このアルバムで私が特に気に入ってるテイクが、ナンシー・シナトラの曲「THESE BOOTS ARE MADE FOR WALKIN'」。
元々好みのアレンジの曲で、このアルバムでもオリジナルを尊重したアレンジではあるが、面白い。
ウッドベースを真似たフレーズ、そしてリズムのからみが、面白い効果をあげている。
そんなアレンジに、元々彼女の持ち味であるキュートな歌声が乗っかり、独特の世界がある。
それでいて、モンキーズの曲「デイドリームビリーバー」などには、リスナーへのサービス感覚も感じる。
そのへん、ニクイ(笑)。
で、プリテンダーズの「Kid」は、オリジナルにあった、あのキャッチーなイントロをあえてはずして料理・・という点など、思い切った発想だ。
私ごとで恐縮だが、この「Kid」は私が昔ロックバンドを組んでた頃にカバーしたことがある。
普段コピーというものをめったにやらない私ではあったが、この曲のギターパートはバッキングもギターソロもコピーしたものだ。
なので個人的に思い入れがあるし、なんだか懐かしい・・。
ともあれ、このアルバムは全体的に、往年のロックやポップスの名曲が、お洒落にキュートに蘇っている。
通な選曲とでもいえそうだが、嫌味な部分はない。
また、アルバム全体には遊び心もあふれており、ファーストアルバムなのに余裕みたいなものもある。
アルバムトータルの演奏時間がコンパクトなので、気軽に何度でも聞ける。
全体的にはFMラジオを聴いているような感じで楽しむこともできる演出などは、コンセプトアルバム風にもなっていて楽しい。
何か「やらかして」いるのだ。
セカンドアルバムでは、どんなことをやらかしてくれるのか。
続きが聴きたくなるようなアルバムになっている。
年配のロックファンが聴いたら、「次回作ではあの曲をとりあげてくれないかな~」などと思ってしまうかもしれない。
そんなことを思いながら聴くのもまた楽しい。
若い世代、年配の世代・・と幅広い世代に聴いてもらいたい作品。
moecotic は、普段J-ポップを聴いてる若い世代に、洋楽ロック・ポップスの古典を伝えてくれる伝道師的シンガーでもある。
そんな彼女のこのアルバム。
センスが良くて、可愛くって、かっこいい。そんなアルバムなのだ。
収録メニューは、以下の通り。
01 -OPENING-
02 I Saw The Light
03 petit trick “Commercial”
04 Lola
05 petit trick “Telephone”
06 These Boots Are Made for Walkin’
07 Daydream Believer
08 petit trick “Our Favorite Things”
09 Kid
10 -BYE-
内容はアコースティックサウンドで、60年代~70年代の洋楽のロックやポップスをカバーしたものだ。
なにより、その選曲センスが好き。
正直、この年代の女の子が、よくこういう選曲をしたものだ。
トッド・ラングレン、キンクス、ナンシーシナトラ、モンキーズ、プリテンダーズ。
むむむ、おぬし、やるなあ!・・とでも言いたくなるような選曲。
こんな選曲されたら・・そりゃ聴きたくもなるよ。
まるで、60年代70年代に洋楽を聴いてた世代を直撃するような選曲。
それでいて、キュートな容姿や声なので、若い世代からの支持もあるはず。
そう、これは、幅広い世代が楽しめる、ポップなアコースティックロックのアルバムなのだ。
ファッションやジャケットもコンセプトがはっきり出ていて、キャラクターが分かりやすい。
ファッションもジャケットも、なにやら60年代風で、しかもそこには古さではなく、かえって新鮮さを感じる。
moekoticのような女の子が、こういう音楽をこういうセンスで歌うから新鮮さがあり、そこにかっこよさもある。
トッド・ラングレンの「I SAW THE LIGHT」は、ファンの多い名曲。私も好きな曲だ。
この曲に目をつけるとは! いきなり渋い選曲センスだ。
キンクスの「Lola」というのもまた渋い選曲。
キンクスは、イギリスの4大バンドのひとつと言われ、ビートルズやストーンズやフーと並び称されるほどのバンドでありながら、日本ではさほど知られていないバンド。
モエコティックのこのアルバムで初めてキンクスの曲を知る・・そんな若い人は多いかもしれない。
このアルバムで私が特に気に入ってるテイクが、ナンシー・シナトラの曲「THESE BOOTS ARE MADE FOR WALKIN'」。
元々好みのアレンジの曲で、このアルバムでもオリジナルを尊重したアレンジではあるが、面白い。
ウッドベースを真似たフレーズ、そしてリズムのからみが、面白い効果をあげている。
そんなアレンジに、元々彼女の持ち味であるキュートな歌声が乗っかり、独特の世界がある。
それでいて、モンキーズの曲「デイドリームビリーバー」などには、リスナーへのサービス感覚も感じる。
そのへん、ニクイ(笑)。
で、プリテンダーズの「Kid」は、オリジナルにあった、あのキャッチーなイントロをあえてはずして料理・・という点など、思い切った発想だ。
私ごとで恐縮だが、この「Kid」は私が昔ロックバンドを組んでた頃にカバーしたことがある。
普段コピーというものをめったにやらない私ではあったが、この曲のギターパートはバッキングもギターソロもコピーしたものだ。
なので個人的に思い入れがあるし、なんだか懐かしい・・。
ともあれ、このアルバムは全体的に、往年のロックやポップスの名曲が、お洒落にキュートに蘇っている。
通な選曲とでもいえそうだが、嫌味な部分はない。
また、アルバム全体には遊び心もあふれており、ファーストアルバムなのに余裕みたいなものもある。
アルバムトータルの演奏時間がコンパクトなので、気軽に何度でも聞ける。
全体的にはFMラジオを聴いているような感じで楽しむこともできる演出などは、コンセプトアルバム風にもなっていて楽しい。
何か「やらかして」いるのだ。
セカンドアルバムでは、どんなことをやらかしてくれるのか。
続きが聴きたくなるようなアルバムになっている。
年配のロックファンが聴いたら、「次回作ではあの曲をとりあげてくれないかな~」などと思ってしまうかもしれない。
そんなことを思いながら聴くのもまた楽しい。
若い世代、年配の世代・・と幅広い世代に聴いてもらいたい作品。
moecotic は、普段J-ポップを聴いてる若い世代に、洋楽ロック・ポップスの古典を伝えてくれる伝道師的シンガーでもある。
そんな彼女のこのアルバム。
センスが良くて、可愛くって、かっこいい。そんなアルバムなのだ。
収録メニューは、以下の通り。
01 -OPENING-
02 I Saw The Light
03 petit trick “Commercial”
04 Lola
05 petit trick “Telephone”
06 These Boots Are Made for Walkin’
07 Daydream Believer
08 petit trick “Our Favorite Things”
09 Kid
10 -BYE-