時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

捨てられる心配のなかったコミック単行本

2012年03月05日 | 漫画・アニメ、そして特撮

コミックの単行本を集中して集めてたのは、小学校高学年の頃から中学時代だった。

なぜ単行本を集めるようになったかというと、いくつか理由はある。

クラスで、仲良かった級友の影響が一番大きかったかもしれない。

その子はここでは仮にH君と呼ぶことにするが、H君の家は私にとっておもちゃ箱のようでもあり、ワンダーランドのようでもあった。

H君の家に行くと、私の興味をひくものがたくさんあった。

 

まず、アストロという熱帯魚。正式名はアストロノータスという魚で、けっこう凶暴だったらしい。

人間がうかつに指を入れるとかじられてしまうことがある魚で、なにやらピラニアに近いイメージを私は勝手に持っていたように思う。

 

また、たくさんのソノシートもH君は所有しており、特にウルトラQのソノシートに収められていた、番組内では未使用の楽曲が聴けるのは羨ましくてしかたなかった。

そして・・・H君の家がワンダーランドに思えたのは、本棚にビッシリと並んでいた、おびただしい数の漫画単行本のせいが大きかった。

当時すでに400冊ぐらいあったのではないだろうか。

小学生の相場としては破格の数字だったと思う。

当時、彼よりも多く単行本を持ってた級友はいなかったと思う。

本棚にズラリと並んだ漫画単行本は壮観で、行くたびに見とれていた・・と思う。

 

その光景に・・・私はおおいに影響を受け、H君みたいに自分も漫画単行本を集めてみたいと思ったのだった。

 

それ以来・・・漫画単行本を私も集めるようになった。

 

単行本を集めると、その利点もわかったし、なによりコレクション癖に火がついた。

利点は、親に捨てられないということだった。

漫画週刊誌や、漫画の週刊誌サイズの総集編だと、気づけばいつのまにか親に捨てられてしまっていたものだが、なぜか単行本は一切捨てられなかった。

それは、週刊誌に比べ、豪華感があったからかもしれない。

週刊誌は毎週たまるし、消耗品みたいなイメージもあったが、単行本は違う。

ちゃんとカバーがついているし、サイズも手ごろだったので、保存品のような存在だった。

消耗品というイメージと、保存品というイメージの違いは実に大きかった。

だから、親に捨てられることはなかったのだろう。

おかげで、当時買った単行本も含めて、私が買った単行本は全て今も家に残っている。

中には今では入手困難になっている単行本もある。

当時の私の「宝」であり、大切にもしていた。

 

単行本を買うようになってからは、普通の週刊誌サイズの本は買わなくなった。

一巻完結の作品もあったが、たいがいは何巻もある作品で、それらが「第1巻」「第2巻」と揃ってゆくのを見るのも楽しかった。

週刊誌連載の作品だと、読んでるとすぐに「次週に続く」になってしまうが、単行本だとある程度まとまって読めるし、読んでる途中で「あ、週刊誌ではここで中断して、続きは翌週まで読めなかったんだな」と思い、少し優越感みたいな気持ち(?)も持った覚えがある。

単行本だと、何週分も中断なしに続けて読めるからね。

単行本で漫画を読むことは、週刊誌で毎週連載の漫画を読むよりも、お得・・・というか、特権を持った気がした。

 

私の漫画単行本収集は、中学時代で一度終わった。

その後、何年も、漫画単行本を買うことはなかった。

高校の頃は、漫画単行本よりも、小説の文庫本を絶えず何か読んでたし、大学の頃は、収拾癖の対象は本よりもレコードに移っていた。

 

だが・・

 

大学在学中に、先輩の家に遊びにいくことがちょくちょくあったのだが、その先輩が漫画単行本をたくさん持ってて。

中には、私の大好きな水木しげる先生の1話完結の単行本や、短編集もたくさんあり。

かつて読んだ水木作品の短編集を、あらためて単行本で集めてみようと思うようになった。

 

で、そこからまた単行本を買う習慣が復活するわけだが、小学生時代と違うのは、漫画家の代表作よりもカルトな作品に注目して買うようになった点だった。

中には、大昔に廃刊になった作品、単行本未収録だった作品、カルトな読み切り作品・・などが中心になったことも多い。

 

今現在は、単行本の収集癖は無いが、興味を持った作品が収められている単行本を見つけた時は、たまに買っている。

「仁」や「僕はビートルズ」みたいな、ハマった作品の単行本は、新巻が出ると、あまりためらわずに買ったりしている。

 

 

困るのは・・・・昔のようには、各巻の表紙デザインを把握してないことがあること。

そのおかげで、一度買った「巻」を、持ってないものと勘違いして二度買いしてしまうことがある(笑)。

 

なんだかなあ・・。 

 

いかんなあ。

 

そこでお願い。

単行本の表紙は、各巻「違い」が明らかに分かるようにしてもらえると・・・嬉しいんだけど、出版社様、そのへんいかがでしょうか(笑)。

 

 

 

・・え?

私が、各巻の表紙デザインをよく覚えておけば、二度買いは防げる・・って?

もしくは、巻末に記載されてある、その巻の「発行日」をチェックすれば、防げるって?

 

確かにそうなんだけどねえ(笑)。

 

発行日に関しては・・・本が保護のためにセロハンなどで「中があかない」ように閉じられて固定されてると、確かめられないんデス。

 

 

なお、写真は、初めて買ったコミック単行本、「ハレンチ学園」。

当時買った単行本が今も家に残っているという、いい例である。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 空を飛ぶ飛行機を見上げる | トップ | 忘れじの カップライス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

漫画・アニメ、そして特撮」カテゴリの最新記事