BAR☆CAFE'日記

マスターの独り言を綴ります。

香川県善通寺市善通寺町℡0877(63)3443
営業時間19:30~25:00

episode

2009-12-09 01:37:28 | Episode
【ドラマのような フラれかた】


Barの空間は どこか非日常的で いろんな事が起きるわけです


友達から恋人へ そしてその先の結婚へのプロポーズまでと


Barの空間がコレを演出するのです


ただ その逆も さもありのわけです


そしてそこにいる自分自身はドラマの主人公なのです


本題です


登場するのは 男性Aさん( 35歳ぐらい 当時の私より2歳程上でした)と女性B子さん(30チョット前)の恋人未満カップル


Aさんは 二ヶ月に一度のペースで来るお客さんで いつもは接待で来る感じでした


しかし この日は女性との来店でした


他にお客さんもいなく二人は カウンターの奥に座りました


そして Aさんがウイスキーのロック B子さんがウイスキーの水割りを注文しました


他に お客さんがいない事も手伝ってか 二人の会話が聞こえるのです


どうもこの二人 数回デートの恋人未満カップルのようでした


最初のうちは とてもイイ感じで話してたんですが…雲行きが


B子『Aさんって そうなんですか』と…。


『男って 普通そうでしょう』と…。


あら~ 一番マズイ会話パターンである


男女間で一番マズイ会話とは“男はこうである だから女はこうしてろ”的な戦後の昭和的男性論


まさに 昭和男を語っていたんです


そして会話は さらにエスカレートしていく


『 男が働き 女は家の事をしてくれたら それでいい 違う』と・・・アララ まだ言う


B子『そもそも 男かどうとか 女はこうしろとか 私 そういうの駄目です』彼女も結構 負けん気の強そうな子でした


さらに この状況が続き…悲劇が。。。


彼女はグラスを持ち 彼の顔に パシャ…


そして 彼女は店を出た


私も 一瞬時が止まり 我にかえり “なんかドラマみたい”と思いながら


Aさんにオシボリを渡し『行かなくていいんですか』と(ドラマのマスターみたい)


『ありがとう でも いいよ』いやいや この空気 私が耐えられない


しかし 顔を拭き終えるると『マスター いくら お会計して』と 余裕こかないで さっさと追いかけろって


支払いを済ませ 出て行くA氏を『ありがとうございました』と見送り 戦後処理(片付け)を済ませ 一息つこうとしたところ ガチャ お客さんである


『マスター まだイイ』えぇ~ Aさん カムバックである


どうしろと… 客商売は経験値である お酒をブッカケられた人なんか…ましてや帰って来るなんて 予想外


『間に合いましたか』と私


『いえ タクシー呼んでもらおうと』A氏


タクシーを呼び 待つ間にと ウイスキーを注文


しばし沈黙のなか 『女ってさ… わかんねぇ ねぇマスター』とポツリ(お互いですハイ)と


『そうですね』と私。。。 経験値がないために アイヅチ だけとは 情けない


その後 A氏は一度も来ていません


彼女も凄いですね どこかで このシチュエーションを狙ってたのか


ハマったA氏は災難か自業自得か


しかし このドラマのようなシチュエーション 後にも先にも一度きり


でも次は 経験値がありますから 御安心を


大江千里 - 格好悪いふられ方

肉きゅ~

blogram投票ボタン