めちゃくちゃ出遅れたけれど、ようやく観てきた評判の「WALL・E」。いや、いじらしいロボット達がとってもとってもよかったです!
荒廃した未来の地球でたった一人ゴミ処理を続けるロボット、ウォーリー。友達は一匹のゴキブリのみ。突然やってきた地球探索ロボットのイブと手をつなぐことを夢見るうち、宇宙へ繰り出すことになる
ドラマでも、出だしの数分がつまらないと客はそっぽを向くと言う。この「WALL・E」の出だし数分には、圧迫処理したゴミの山が、廃墟と化した高層ビルと同じような高さ、数にも上るという映像がとても衝撃的。未来の地球はこんなに荒廃して一体どうなったんだとすごい引き込みになっている。
何と言っても、そこで一心にゴミ処理をするウォーリーが可愛い。いじらしすぎる 動きも、職務に忠実なところも、ロボットなのに表情豊かなところも。ゴミと間違えられそうな汚れたウォーリーとは対照的なピカピカのイブにしても、表情や行動だけで感情がハッキリわかる。
そもそもこの映画、ウォーリーとイブは、名前を呼び合う以外のセリフがほとんどない。そんな中で、ウォーリーのイブへの一生懸命な想いや、イブがだんだんウォーリーに惹かれていく様子が鮮やかにわかる ものすごい映像表現力だと思う。
個人的なお気に入りは、小型のお掃除ロボットくん これ、ちょこまかと自分の仕事に熱心で、しかもちょっとしたお手柄まである……かわいすぎる。
それと、ウォーリーのおうち 雑貨(?)がキッチリ整理されたすばらしい収納力の棚。ああ、あんな押入が欲しい……。
映画館で観て良かった 公開中に間に合って良かった……そう思えた逸品でした