筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ

ロッテ戦を中心に、野球を好き勝手な視点から見るブログ

「ウルヴァリン」 何度もヒューに惚れ直し

2009-09-29 18:40:48 | 映画ア~サ行

ミュータントと人間の闘いを描くX-MENシリーズの始まり。ウルヴァリン誕生バージョン

「ニューヨークの恋人」で、ヒュー・ジャックマンに撃ち抜かれた私
でもX-MENシリーズは全く見たことがないので、観に行こうかどうしようか迷っていた。
そこで愛読させて頂いているブログの映画ライターまち子さんに相談。で、シリーズ未見でも全く問題なし、とお答えをいただき、意気揚々と観に行きました

○○○○○

大正解

ヒュー・ジャックマンファンの皆様。それほど熱烈ではなくても気になってはいるという方々。
観ましょう、絶対

葉巻くわえて木こりの力仕事をするヒュー。キャー
レトロなライダースジャケットを着て炎の中からバイクで飛び出してくるヒュー。ドヒャー
素っ裸で他人の納屋に忍び込むあやしい奴のくせして「寒いんだ」(当たり前)とか可愛いことを言うヒュー。うわわわーー

何なんでしょうか、この目をそらさせない男っぽさ。力強さ。吸引力。奥深さ。

何か、絶対的な安心感、圧倒的な安定感のある男性――「オトコ」とか「男」じゃない。「イケメン」とかでもない。そういう軟弱な響きが似合わない。野性味タップリでそれでいて紳士的で、ムキムキなんだけど色気があって

ストーリーは、ヒュー演ずるウルヴァリンが、凶暴化した兄や政府の組織に振り回され、愛する女性を失ったり、体を変えられる苦痛を味わされたり、悲しみやら怒りやらで悶々とします。
あの、シャキーンという凄い爪も、元は骨みたいだったのがこういう誕生なんだ、とわかるわけで。
ただ……まあ、ストーリー的には割と普通

あの兄キが何であんなに凶暴化したのか、なのにどうして途中急に味方になるのか、わからないといえばわからないし

でも、アクションもCGも迫力あるし、展開もスピーディで、あっという間の2時間でした。

で、エンドロールの後も見逃しちゃいけません。ふ~む、この人はこうなるのか。で、こっちの人はこう……って、シリーズファンの方はそもそもご存知なことだったわけですね、きっと

確かにシリーズ観たことなくても充分楽しめたんですが、その分続きがもう気になって気になって。この映画館の帰り道にレンタルDVDを探しに行ったけど……案の定、「X-MEN」は貸し出し中でした……

 

他にもこの映画、気になる男優陣が続々
兄キ役のリーヴ・シュレイバーも、憎まれ役のくせにその獣っぽい動きがカッコよし
島への案内役テイラー・キッチュも、素晴らしくハンサムで今後が気になる若手さん
あっという間に死んじゃったけど、ロストの彼ドミニク・モナハンも
個人的には、太っちゃったフレッド役のケビン・デュランドも好み……


いやあとにかく、近々必ずシリーズ全部クリアしたいと思います

 


ツヨポンのヒーローインタビュー

2009-09-26 23:01:22 | 野球

久々~に行ってきました、千葉マリン球場。気楽にスカッとするにはいいかと

期待通り、ロッテはこのところ調子いい打線が、先制、中押し、ダメ押しと、気持ち良く得点

先発の清水は、あやしいながらも7回まで2失点に留め…8回ノーアウト2,3塁にして降板するも、荻野がビシャッと後続を断つ
ラストはシコースキーがバッチリと締め

勝ちましたっっっ 爽快でした~

 

 

ただね…気になってました。
外野席の辛辣なフロント批判の横断幕。ゲーム中だというのに「フロント替われ」コール。

ロッテに勝ってほしい気持ちからだっていうのはすごくよくわかる。でも何かちょっと違う気がする…。

今日のヒーローインタビューは、先頭打者HRとタイムリー2塁打の西岡ツヨポン。(と荻野)  笑顔はなかった。

西岡はお立ち台を降りて訴えた。言葉を選びながら、横断幕を降ろして欲しいと。

応援してくれるファンに対してだから、言いづらいことだったと思う。できれば言いたくはなかっただろうし、言うのには勇気がいったと思う。

本人の後味も悪かったでしょうが…でもとても男らしかったと思います。
ツヨポンの華麗なプレイが好きで応援してきたのだけど、その心意気に惹かれ、改めてファンになりました。
お疲れ様でした。

 

 

追記
個人的に笑えたのが、ゴリ今江くんの抗議
「ファールだよ」ってバットの先を主審に何度もアピールするも首を振られてしまい、空振り三振
攻守交代で審判も歩き出す中、てくてくとその後をついていってまだバットの先を指してる。「ここここ」って
結局コーチによしよし、って感じでなだめられながら引き上げてゆきました


巨人ファンの皆様、おめでとうございます!

2009-09-24 18:45:12 | 野球

3年連続リーグ制覇は、V9以来だというのはオドロキ 
そうだっけ……つまり原監督も経験がないわけね。
そんな偉業を達し、とりあえず巨人の皆様、ファンの皆様、おめでとうございます

ただ、やっぱりどうも……昨日優勝を決めた試合も、結局は谷、ラミレス……外様でしょ。
何だか「巨人」という気がいまだにしない私(だったら、ロッテにでも来てくれませんか~?)。

もちろん、坂本、亀井、松本、越智、山口といった、とてもうらやましい若手もやたらいる。特に越智、山口の鉄壁左右セットアッパーのお二人(しつこいようですが、ロッテに来てくれませんか~~?)。

最後の締めが、クルーンというのが何だかな~(ロッテに来なくてもいいです~)。

巨人が強いのは間違いない。でも、去年は日本シリーズで死闘の末敗れ、一昨年はクライマックスで中日にやられている。今年こそは日本一取らないと、ナベツネの青筋が切れてまたおかしなことを言い出しかねないんじゃ


対するパリーグは、まだ混戦。

トップ争いをしているはずの日ハム、ソフトバンクが揃って足踏み。……って、ロッテがここへ来て結構上位イジメをして掻き回してるからなんだけど~
ソフトバンクに至っては、楽天に1ゲームに迫られて、その後ろの西武も3ゲーム離れているとはいえ連勝中の上り調子。
もしかしてクライマックスシリーズは、日ハム、楽天、西武なんてこともあるかも

ど~せロッテはBクラス。フン。引っかき回すくらいしか楽しみなし
というわけで、昨日も巨人の優勝決定戦より、MXテレビのソフトバンク×ロッテ戦を観ていた私。
大松の満塁ホームランを堪能しましたよ~~ わ~い、わ~い

いやいや、つい脱線してしまうけど、とにかくクライマックスシリーズと日本シリーズ
セリーグはまあ、巨人でも阪神でも中日でもいいのだが、パリーグはぜひ楽天に出て欲しいな(しつこいようだが、ロッテが関係ないからね……)。
楽天は意外と見たい選手がいっぱいいるんです。岩隈、田中、草野、山崎武、中村ノリ……等々。だから頑張ってね。

今年はWBCで盛り上がって始まったシーズン。ラストの盛り上がりも、期待してま~す


等身大のライター漫画「みのり伝説」

2009-09-11 18:19:57 | マンガ

10年近く前にハマった漫画を久々に読み返した

作者は「夏子の酒」などの尾瀬あきらさん。ビックコミックオリジナルに連載。コミック全9巻(1995~1998 小学館発行)。

魅力その1
フリーライターという職業の厳しさや切なさとやりがい、理不尽さや醍醐味、金銭トラブル。編集者や取材先など育まれる人間関係。そういう具体的なエピソードが面白い
フリーライターの藤田千恵子さんという方の本「愛は下剋上」(NTT出版)をベースにし、他20人近くの女性ライターさんからも取材されたそうで、なるほどリアル

魅力その2
主人公は20代後半の女性。
恋愛や結婚、仕事との両立、未婚者と既婚者の価値観の違い、30歳への恐怖……などの等身大の悩みに親近感がわく
作者は男性なのに、とても身近でありがちな女性心理に、どストライクって感じ。

??なところ
読んでいて引き込まれるのは間違いないのだけど、時々少し古い感じがする
10年ほど前の作品とはいえ、ライターさん達が扱う題材がクラプトンとかビートルズとか。
恋愛問題でごたごたしたとき、手紙をドアの下に差し込んだら、きしんだ板の目にはまって見過ごされてしまったとか……
他にもちょいちょい気になるといえば気になる……

結末も、人によって評価は別れるところかな~。
私はあまり好きではないけど、このみのりという人ならそうなるかも知れないと思えるので、物語としてはいいラストだと思う

この内容だったらテレビドラマ化されてもいいよな~と個人的にはずっと思っているんだけど……今のところ話きかないなあ。地味なのかなあ

勝手にキャスティング~~(やっぱり地味かしら……
 みのり:田畑智子
 織田さん:村田雄浩
 望月:吉沢悠
 臣伎ちゃん:石原さとみ
 行きつけのバーのママ:ミムラ
 野口さん:綾瀬はるか

以上でした


強烈なセクハラ訴訟映画 「スタンドアップ」

2009-09-08 14:22:23 | 映画ア~サ行

久々にお家で録画観賞~。

二人の子を育てるため、シングルマザーのジョージーは割のいい鉱山で働くことを選ぶ。しかし、閉山や仕事がなくなることを恐れる男達には女性鉱員が邪魔。耐え難いセクハラを受け続けたジョージーは、立ち上がり、訴訟を起こすが……(2006年 シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド他)

 

1988年の、実際の世界初のセクハラ訴訟を元にした物語。

確かにこの年代は「セクハラ」という言葉が出だした頃だと記憶している。今では「結婚しないの?」のセリフや水着のポスターを貼ること等も時にセクハラにあたるらしいが、当時は大体の女性が傷つきながらも我慢していたように思う。

ただ、この映画で出てくるセクハラは並大抵ではない。鉱山という男の力仕事がメインな職場では、いつどこで暴力を受けるかわからないという恐怖。卑猥な暴言や侮辱的な落書きなど日常茶飯事。トイレすら我慢しろと強要される。

そんな現状を何とかしようと主人公は立ち上がるが、嫌がらせはひどくなり、仕事を失いたくない他の女子鉱員達からも敬遠され、孤立。裁判では自らの思い出したくない私生活まで暴き出され(ここにもセクハラ……アカハラ? が絡むところが巧い)、ボロボロになる このリアリティは強烈だ。

今でいうと、さしずめ内部告発なども同じようなことになるのではと想像するのだけれど。とにかく人が働く場では、必ず似たような問題が起きるのだろうと実感した。

それでも、現在「セクハラ」という言葉を知らない人はいないだろうくらい認知度が高いことを思えば、この映画の結末は明るいものだとわかる

厳しくつらい裁判をみんなで闘っていこうというラストシーン。思わずこみ上げてくるものがあった

シャーリーズ・セロンが熱演。
そして、個人的には友人役のショーン・ビーンが注目でした。