筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ

ロッテ戦を中心に、野球を好き勝手な視点から見るブログ

今クールのドラマ

2010-10-30 11:00:00 | ドラマ


イチオシ

「フリーター、家を買う」

大好きな有川浩さん原作のドラマ。
多少原作と設定は変わっているけど、テイストはバッチリ。

ニノは、イメージ違うかも、と思ったけれど、
情けないダメ息子から、自分の立ち位置を知り、社会を知り、
仕事に振り回される方から仕事を操る側へ変わっていくという役は、
とても合っているかも。
ちょっと前だったら、妻夫木くんでもよかったかもね。

ついでながら有川さん話を……
有川さんの作品は、
私はこの本が初めてだったのだけど、一気読みしてしまった。
フリーターがどうやって銀行に借金できるんだろ? 
というハウツー話なのかと、タイトルに惹かれて読み始めたら全く違い、
でもすごく読ませる小説だった。

以来有川さんにハマって買い込んでおります。
「図書館戦争」「空の中」などは、
ダイナミックな設定でディテールがリアルで、
絶対男性作家だと思っていたら……
女性 主婦 と知ったときの驚き。
でも「阪急電車」は女性らしく繊細で、これも一気読みでしたね。
こちらは来年映画化されるそうなので、楽しみ。

とにかく出てくる人物のキャラが、
どの作品でもとても生き生きしていて素敵なので、
読み応えのある本を探している方には、絶対のお勧め。




結構スキなので続けて見てみる

「医龍3」

1も2も大好きだったので必見……
と思いつつ、あの仰々しい音楽とスローモーションであおる演出に、
そろそろ飽きてきたかも……。

そもそも、カテーテル医に外科が仕事を奪われ、患者を取り合うって……
心臓手術が全てカテーテルでできちゃうの?
カテーテル医と外科医の両方に素晴らしい医師がいるなら
こんないいことはないじゃん~、
なんで追い出す画策しなきゃなんないの~?
とか、素人考えなんでしょうか。

とは言いながらも、やっぱり朝田先生はいい。
技術は優秀で、口数は少ないけど優しくて。

どんな難しい手術も患者優先で、最後は必ず成功。
一種のファンタジーだけど、
安心して見ていられるのがスキ。

というわけで、続けて見ちゃうんだな。

 

「秘密」

大好きな東野圭吾さん原作。
これ、映画になったとき、ラストにがっかりしたんだよね。

今のところ、かなりしっかり作られている感があり、
この枠特有の変わったノリもなく。

佐々木蔵之介さんと志田未来ちゃんのキャスティングはすごく好き。
吹越満さんがさっさと死んじゃったのには
「あれだけ~?」と哀しかったけど。。。

映画とは違って、
ラストもしっかりタイトルの意味を込めて欲しいな~。


「てっぱん」

出だしから展開が早くて、
普通のドラマだったら引っ張りまくるネタをさらさら進む。
小気味よくていい。

尾道の家族が好き。
言葉の一つ一つが優しくて思いがこもっていて、
始まったばかりの頃にも早速涙ぐんだりしたもんだ。。。

エンケンさんは、くどくて狂気じみた役柄も大好きだけど、
こういう娘思いのお父さん役もすごくいい~。

空気読むのが下手で間の悪い欽兄もいい。
遠藤要くん、ヤンキー役しか見たことなかったけど、
実は優しい役、似合うのね。

ちゃらくて熱い鉄兄もgood。
子役の頃から目立っていた森田直幸くんなので、
つい弟に見えちゃうんだけど……カワイイ。

これに安田成美さんのお母さんがいて、とても見応えあるんだな~。

あと、おばあちゃん。
昔ながらのきちっとした厳しさがあって、
しかも強くてひねくれていて面白い。
こういうの、富司純子さんはよく似合う。

これが、主人公が大阪に行ってからちょっとテンション落ちた。
下宿の一つ屋根の下に住んでいるからって「家族」と思いたがる傾向。
主人公がその考えをみんなに押しつける展開。
このパターン、実は私は苦手で。

ただ、かつおぶし屋の話になってまた少し復活。
何のことはない、脚本書いてる人が変わってて、今また戻ったのね。
相性でしょうか。

実はボンボン社長役の趙 珉和さんが、お気に入り。
人気出そう。




もう見なくてもいいかも~

「パーフェクトリポート」

う~ん、、、
報道物だと、
井上由美子さん脚本の「タブロイド」をどうしても思い出してしまう。
あれがものすごい傑作だっただけに、
何か普通に見えちゃう。。。

というか、「事件の裏に隠された真実」というのが、
無理矢理な人情話にも見えちゃって……。
いや、比べなければ面白いのかも。


「闇金ウシジマくん」

山田孝之くんの久々の主演ということで見始めたけど……

青年漫画原作のテイストバリバリは、ちょっとしんどいわ。
何と言うか、女性の水商売関連に偏っている気がして。
「ナニワ金融道」の出来がよすぎたから、
ついそのレベルを求めちゃうのがいけないのかな。

 

というわけで、今クールは「フリーター~」「秘密」と、
朝ドラ「てっぱん」と、気が向いたら「医龍3」を見ます。
前クールに比べたら、かなり残ってます

 


今クールのドラマ

2010-01-28 20:05:26 | ドラマ

イチ押し

「とめはねっ!」
青春時代の純粋でまっすぐな思いが、爽やか。
書道の知られざる奥深さも紹介されて、毎回へええ、と感心。
ライバルの突っ掛かり方がステレオタイプ過ぎるのは、まあご愛嬌かな。
中村倫也くん、カッコイイっす。
池松くんて初見だけど、大竹しのぶ似ですご~くかわいー。


もう少し見てみる

「宿命」
ギラギラした上昇志向なエリートが、恋人を捨てて地位を取る。
何やら昔の学生運動なども絡んで来る。
意外に骨太そうな話かなあと思ったけど、下手すると昼ドラっぽくなりそうかも。
ただ、脇役しか見たことのなかった北村一輝の主役がはまってる。
小池栄子が怖すぎて……怖い物見たさもある。


まあ見ても見なくても

「曲げられない女」
今の時代だからこそこういう人間が大事……とかいうコンセプトかな~。
でも、だからといってドラマ的に魅力かというと、あまり惹かれないかも。
フジの「まっすぐな男」も、たぶん同じコンセプトから出発してるんだろうな。
ときどき何故か複数の局で、同じ時期に同じネタがかぶることがあるのはどうしてなんでしょう。 

「特上カバチ!!」
昔のフジ「カバチタレ!」と同じ原作? か、原作も枝分かれしてるのか? 
とにかく作者は同じ。
登場人物の名前も確か一緒で……
深津絵里の役が、こっちでは高橋克実になってるのには笑える。
原作の主役二人は男だったようだから、こっちが正しいんだろうけど。
代書屋のお仕事ハウツーは面白いけど、私には堀北小悪魔が鼻につき、どーも受け入れがたし。

「龍馬伝」
何と言うか……この世界観に入っていけない私は異端ですか?
いつまでたっても、龍馬のすごさの片鱗が見えないのですが。
先週は、鬼小町が「龍馬は強い」と劣等感を感じるところがあったけど、あれもどこを見て叶わないと思ったのか理解できなかった……。
画面もなぜあんなにセピアっぽい映像なのか、見づらくて。
早くも挫折しそうです。
あ、でも、谷原章介の桂小五郎は、出番が少ない割にインパクト強くてよかったですが。

完全挫折

「不毛地帯」
壱岐の飛び抜けた活躍があんまりなくなって、小雪との話がクローズアップ……この恋愛、ムカムカするんだよね。
もういいです。。。よくここまで頑張った、と自分を誉めたい。

「まっすぐな男」
まっすぐというより、小悪魔に振り回される男の話? 
どうもこういうパターンの話は好きになれない私。
この女に同情も湧かないし、不快にすらなる。
男の人はこういう恋愛が好きなのかな。
このパターン、たいてい作者が男性なんだもの。
尾崎さん、「結婚できない男」は好きだったんだけど。

「君たちに明日はない」
第2回の途中でテレビを消した。。。
いくら坂口憲二でも、仕事上の優位を利用してキスって……
セクハラでしょ?
もっとリストラ屋さんの苦悩と生き甲斐みたいなところを描いた話かと思ったのに。
見る気、失せました。


最初からパス

「コードブルー」
1シーズンにはまれなかったので。

「泣かないと決めた日」
イジメの話はイヤです。

 

番外・・・
震災に関連したSPドラマ2つ。

「その街の子供」
NHK。
ずっと二人で普通語り。
こういう淡々とした中から悲惨さを浮き上がらせよう、という意図だったのか……。
正直途中で退屈してしまった。
ドラマにした意味がよくわからない。
これならドキュメンタリーでよかったのでは。

「神戸新聞の7日間」
フジテレビ。
コンピュータも壊れてしまった中、必死で新聞を出そうとする新聞記者達の奮闘。
使命感と人間らしい感情の狭間で、もがいた日々の記録。
実話だけに、ものすごい迫力と説得力だった。
こちらはドラマの間に、モデルの人々のインタビューを混ぜながら。

震災を忘れない、という意味でドラマ放送したのならば、圧倒的にフジに軍配でした。

 

以上。。。


今クールのドラマ

2009-10-27 16:47:22 | ドラマ

夏ドラマは見たいものも少なく、見始めても早々に脱落したのだけど、今回は割と気になるドラマがいっぱい
でも最後まで見るのはたぶん、せいぜい2~3本だろ~な~

一通り見て、雑感。

イチオシ
「JIN―仁」
医者が過去にタイムスリップして死ぬはずの人を救ってしまったら、歴史はどうなるのか??
目の前に苦しんでいる患者がいて、技術や知識、使命感もある。なのに未来を変えてしまうかもと、医療行為をおこなっていいのか悩む主人公。
究極の選択だよね どうしていくんだろ……。
江戸時代末期の医療の実態などもわかって興味深い
坂本龍馬役の内野聖陽が面白すぎ
そして今後、龍馬の死を阻止しちゃったりするのかな~などと想像も膨らみ、先が楽しみ

「ギネ」
産婦人科が舞台っていうのでちょっとヒキ気味だったんだけど。あまり家族揃って見たいドラマではないのも確か。
でも、その過酷な現場の臨場感がすごい
登場人物のキャラもかなり個性的で見応えがある
藤原紀香の無口で暗い医師とか、上地雄輔のクールっぽい新米とか、キャスティングも意外で面白い
ただ、「生きてればいい」とか極端な主張が衝撃的な反面、ストーリーがあるのかないのか、もう一つつかめない私
でもやっぱりとっても気になるので見ます。

注:上の両ドラマ共、やたらに手術シーンやコレラのゲロゲロなシーンが出てくるので、食事時には見れません あんなにガンガン映す必要あるのかな……。


続けて見てみる
「傍聴マニア」
これ、まだ第一話だけだけど、かなり面白かった
裁判という旬のネタで、傍聴の仕方やいろんな犯罪、弁護のパターンなど、お勉強にもなる
情けない主人公の向井理もいい(この人の声が私は好きで)。

「不毛地帯」
山崎豊子原作の大作ドラマ。
なので見る気満々だったんだけど、……重くてスケールが大きすぎて、見てる方が何だか手に負えないような
第一回はやたら時代が行ったり来たりして見づらかったし、早々に挫折しそうに。
が、第二回。
主人公が大本営の参謀だったその才能を生かし、意表をつく作戦を次々繰り出して同業他社を出し抜いていく話になると俄然面白くなった
いやあ、サラリーマンのシビアさは多かれ少なかれああいう感じでは、と納得したりして。
あまりに「企業もの企業もの」してしまうと「官僚たちの夏」同様ついて行けないかも知れないけど、もう少し見てみよ


一度で挫折
「東京DOGS」
刑事の生きるか死ぬかの撃ち合い現場でのジョークの応酬って、どうも私には肌に合わず
ハリウッド映画だと違和感ないんだけど。
「あぶない刑事」とかも苦手だったんで、これもダメかも
ストーリーの先もあまり興味もてないし
小栗くんと水嶋くんはなかなか頑張っている感じなんだけどね。

「おひとりさま」
仕事も私生活も充実している独身女性。
気楽な代わりに不安や寂しさもある……はずなのに、そういうところがスルーされてる気がする
「anego」のようなヒリヒリする切迫感がもう一つ足りないんだな~
こういうアラサー女性の機微を描くには、男性脚本家だと難しいのかも。

「サムライ・ハイスクール」
何かお手軽な感じで話が進み、しっくりこない……
三浦春馬くんがイタイ感じで魅力が出てない 城田優くんも。
ドタバタしてるだけに見えてしまった。

「ロメス」
空港防御システムって面白そうだと思ったんだけど……つかみの部分でその何たるかがあまりつかめなくて、どうでもよくなってしまった


その他
「ウェルかめ」
う~ん……「や~めた」という要素も特にないんだが、これといってのめり込む話でもなく
ただ、マイペースで風変わりな少年が出てきたときは急に面白くなった
その成長バージョンを誰がやるのかと思ったら、いかにも今時なイケメンの大東俊介くん……線が細い感じで、こんな地に足が着いた自分をしっかり持っている男の子とは違う~~、とガッカリしていたら、これが似合う、いい味出してる
上手いんだね、大東くん
なので、彼をメインに何となく続けて見ている。

「ターミネーター サラ・コナークロニクルズ」
映画のファンだったので見てみた。
でもどうも散漫な感じがして、途中挫折しそう。


パス

「オトメン」
深夜の分を見逃したので、まあ見なくてもいいかと。

「リアルクローズ」
香里奈の「ダサイ女」って、あまりに嘘くさくて見る気起こらず。


以上でした。

 


「つばさ」とWBCとマスターズゴルフ

2009-04-13 15:34:50 | ドラマ

4月は番組改編時。いろいろ始まる新ドラマの中で、かなり期待していたNHKの朝ドラ「つばさ」。それが3日目で早くもどうでもよくなってきて、1週間経ったらついに見なくなってしまった……

何でだろう……。多部未華子ちゃんは花もあるし、高畑淳子さんや中村梅雀さん、吉行和子さんも嫌いじゃない。話も母娘逆転という話は面白くなりそうな気もするのだけど

いろいろ考えて思い当たった。
先が見えちゃう。展開に興味が持てない。
ってことかも

お母さんがぶっ飛んでいるという設定はいいんだけど、その行動がどれもこれも場当たり的。何にも考えてなくて、失敗するのが目に見えている。でもそれを何となく周りが受け入れちゃっている辺り、「何で~」と思ってしまう。

あのお母さんのやることが、昔から不思議とツボを押さえてるとか、人と視点が違ってるからとんでもないところから勝機を見いだしちゃうとか。そういうのがあったら、周りが「もしかして今度も成功したりして」と受け入れてしまうのに納得できたり、「どうなるの?」と次が気になったりするのかも。

結果がわかっていても、何度も見たいものもある。でもそれには過程にワクワクドキドキできないと。

野球のWBCは画面に張り付いて見ていた。一寸先は闇 勝つのか負けるのか誰が打つのかどう決まるのか、最後の最後までわからなかったから。先が全く読めない勝負だったから、気になって気になって。そしてこれ、録画でやってもまたきっと見る。結果はわかっているけど絶対見る。

今朝のマスターズゴルフの、3人でのプレーオフもそう。どうなるのか全然わからなかったから目が離せなかった(片山晋呉、4位はナイスでした)。

他にもこの「つばさ」、視聴者が主婦層が多いだろうと思われるのに、「主婦」という職業を「夢がない」象徴にする姿勢もどうかと。ある意味、勇気があるとも言えるけど。

そういうわけで、前回の「だんだん」に引き続き、朝ドラは挫折しました ま、朝の忙しい時間帯、「ちりとてちん」みたいに他のこと全部手を止めて正座して見るほど面白いと、それはそれでまた大変なのだけれど


 


巷で噂の「HEROES」

2009-02-13 16:47:24 | ドラマ

日本人俳優のマシ・オカさんという方がレギュラー出演しているという、話題の海外ドラマ。見たい見たいと思いつつ、なかなか見られないでいたら、先日から日テレで昼間に放送しているではないですか。早速録画。そして3話ほど見ました。

面白い……

これ、各地に散らばる超能力者達の話なんですね。時間を飛ぶ人、宙に浮く人、未来が見える人、ケガしてもすぐ治る人、心が読める人……他、よくわからないけど、とにかく常人離れした力を持っている。それが、核爆発という未来に起こる惨事に向けて、それぞれが自分の力を自覚し始める……。

って、3話ではそこまでしかわからん 続きが見たいっ 気が付けば、夜中にシーズン2も放送してるじゃないですか! もう間が飛んでてもいいや。見ます

ちなみに、マシ・オカさんの役は東京のサラリーマンという設定なのだが、どう見ても彼の働いているところは東京で撮影されてないですよね…… 日本語の看板がこれ見よがしに立っているけど、ネオンとか街の暗さとか、時計が漢数字で表示されてたりして(^^;) そういうのも含めて、面白いです。