筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ

ロッテ戦を中心に、野球を好き勝手な視点から見るブログ

侍ジャパン オーストラリア強化試合

2009-02-26 11:34:05 | 野球

第一戦

前半はダルが緊張しすぎだったり、チャンスは作れど決定打というより相手のミスでの得点だったりで、ちょっとモヤモヤッとした。

が、4回の大リーグ組の下位打線(贅沢~)が見事な速攻。
岩隈の小気味いいピッチング。イチローの足。
回を追うごとにだんだんスカッとする展開に。

ああ何て豪華なメンバーなんでしょ。

 

第二戦

う~ん……。相手の守備が下手すぎて、あまり面白い試合じゃなかったな~

ロッテファンとしては渡辺(俊)が見たかったのに、放送時間に間に合わなかったし……(/_・、)

でも、勢いをつけるという意味ではよかったのかな。川崎が代走から、福留が守備から途中出場、小笠原がベンチ、なんていう贅沢すぎる使い方も見所といえば見所

関係ないけど、合間のCMで散々登場した田中のマーくん。勝負ごはんの朝ご飯、レトルトカレーで大丈夫なんかい?

とにかく5日の本番を待つ。
がんばれ、ニッポン


希望が見える「チェンジリング」

2009-02-25 19:01:17 | 映画タ~ハ行

息子が行方不明になり、発見の知らせを警察から受けて会いに行くとそれは見知らぬ少年だった。ロス警察の保身のために、次々と非道な目に遭わされる母は……。これは真実の物語だという。

「ミリオンダラー・ベイビー」。「ミスティック・リバー」。実はイーストウッド監督の映画はちょっと苦手意識があった ラストにあまりに救いがないように思えて、毎度観た後落ち込んでしまったから。

が、この「チェンジリング」は違った。トーンはやはり重くて暗くて怖さがあるが、最後に希望の光が見える。おかげで「母は強し」と気兼ねなく思うことが出来た。

何と言っても、アンジョリーナ・ジョリーがステキだった。どんな理不尽な目にあっても、凛として気品があって強くて美しい。息子への愛情が強く強く伝わってくる。あのお母さんなら、最後に聞かされる息子の勇気ある行動も納得。

個人的には、「見つかりました」の知らせにうれし泣きする彼女の姿にもらい泣き まだ最初の方だったのに早々とやられました。

1920年代に、現実にあった話だというから恐ろしい。警察とか偉い方々の、保身から来るやりたい放題というのは、世界共通であり得ることなのね。天誅を受けたらしいのはよかったです。

でも実際には子供は見つからなかったということなのか……。哀しいですが、それでもあのラストの持ってきかたはあの主人公にピッタリでした。彼女の未来が報われますように、と願わずにいられませんでした。


何度でも観たい映画その2 「ザ・ロック」

2009-02-23 18:07:59 | 映画ア~サ行

私の中の基準=「名作とは筋書きがわかっていても何度見ても面白いもの」。映画、小説、マンガ、ドラマ、それにスポーツの試合でもそう。

結果がわかっていてもそこに至るまでの過程だとか、キャラクターの面白さだとか、名ゼリフ、名シーン……何度でも楽しめるもの。

 

日曜にテレ朝でやっていた「ザ・ロック」(1996)も私的に名作な、大好きな映画

正直、最近はアクション物は食傷気味なのだけど。そしてニコラス・ケイジって、実はあの濃さが生理的に苦手な部類に入るはずなのだけど。

確かにこの映画はアクションも売り物。軍隊と政治が絡み、壮絶な撃ち合いだったり戦闘機だったり殴り合いだったりがある。

でも物語の面白さはそこじゃない アルカトラズの観光客を人質にサンフランシスコに強烈な毒ガスを撒こうとする元海兵隊は、指揮官にれっきとした言い分と信念がある。そして対抗するのが軍事訓練を受けていない化学兵器の専門学者と元アルカトラズの囚人。

で、ニコラスには何か愛嬌がある。だから苦手なタイプなのに、彼の映画は観ちゃうんだなあ。

この映画でも、軍事訓練は受けていない、アクションは管轄外の「くすりや」なのだけど、唯一アルカトラズの内情に詳しい元囚人で元イギリスの諜報部員であるショーン・コネリーの心をほぐす 最後には最も信頼される男として大切な物の在りかを教えてもらえる。

そしてショーン・コネリーがもう格好いいんだ あんなじいさんなのに、頼りがいがあって力強くて男っぽくて…… そして深刻な中にもニコラスとの軽妙な会話が粋。こういう軽口は行きすぎるとウンザリするけど、その辺の按配がとてもいい

忘れちゃいけないのがエド・ハリス。「アポロ13」のときも指揮官がピタッとはまってたけど、またも部下思いの優秀な指揮官という役柄がとってもクールでステキ

一番好きなのが、クライマックスにニコラスがグリーンの発煙筒を掲げるシーン。あそこだけは絶対見逃せないわ~

しかし……昨日のテレ朝さんのカットはひどかった 時間制限があるのでわからなくはないけど、だからちょこちょこ途中が抜けていたのも仕方ないと思ったけど……ラストのシーンを省くのはどうかと思います 映画は映画館かDVDで観ろ、ということでしょうか。


「ピノッキオ」&「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」

2009-02-20 17:12:45 | 映画その他(二本以上)

ため込んでいた録画2本、おうちで鑑賞です。

「ピノッキオ」(2002)はご存知のイタリア童話。

丸太から掘り出された操り人形のピノッキオは、勉強や努力が嫌いでうまい話に騙され、ジェペットじいさんを悲しませる。だが妖精の助けや友達や父親への思いから成長し、本当の子供に生まれ変わることができる……という話。

主演、監督は「ライフ・イズ・ビューティフル」(1998)のロベルト・ベニーニ。いや~、「子供」という設定なのに、彼が主演とはビックリ。風貌や年齢は小日向さん?という感じのオジサマ(56歳)だもの。

でも、舞台だとかなり無理のある年齢も演じるようだし、実際その動きとかセリフとかもそんな感じかな~と思い(舞台には詳しくないので、あくまで想像)、見ているうちに特に気にならなくなった

BSだったのに吹き替えかあ、とガッカリしていた。ところがどっこい、オジサマが子供を演じているけどそう違和感はないよ、という声の付け方がうまい。誰なんだろうとチェックしたら……ユースケ・サンタマリア。

わざとらしく子供っぽくするでもなく、淡々としながらもどこかあどけなさを残し、かつズルをしようとする感じが出ていて、感心した。ユースケさん、声優もうまいのね。


「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(1997)は、今公開中の「ヘブンズ・ドア」のオリジナル。

病気で死期の迫ったふたりの男が海を見たいが為に車を盗み、それに大金が積んであったことからトラブルに巻き込まれつつ、人生最後の冒険に……というドイツ映画。「ヘブンズ・ドア」はその男二人が、青年と少女(長瀬智也と福田麻由子)になっている。

ドイツの俳優さんは全く知らないのだが、主役の二人がとっても魅力的 死期が迫っているから盗みでも銀行強盗でも何でもやっちゃおうというちょっと悪いヤツ、マーチン。それでも理性があってたがが外れない、でも処方薬が切れて苦しむマーチンのためになら薬屋で強盗をしちゃうルディ。

ハリウッドとは少しトーンが違って、クールというか、ニヒルというか。お間抜けなギャングも、どこかとぼけた警察も新鮮でクスリと笑えた 仰々しくないあっさりとした最期が却って泣けた

これが日本でリメイクされてどうなったのか? ちょっと怖くて、観てません(^^;)


「銀色のシーズン」&「ミッドナイト・イーグル」

2009-02-16 18:34:20 | 映画その他(二本以上)

土曜のフジと日曜のテレ朝。2日連続で雪山の映画をやってました。

「銀色のシーズン」(2008年)は、気軽に観られる感じの、一度挫折をした若者達が立ち直っていく話。スキーの疾走感とスピードが気持ちいい ただし「スキー場に行こうよ」という映画だと思って観るのが正しいのかな。主人公達の悪さは、ちょっと笑えないところもあったし。

配役はN○Kの宣伝か? というような、尚五郎様、上杉景虎、草々兄さんだったりする豪華な顔ぶれ。の割には、瑛太以外があんまりストーリーに関係なくて、もったいない感じだった。


「ミッドナイト・イーグル」(2007年)は、雪山の中に落ちたステルスが核を積んでいて、それを作動しようとする工作員達から日本を守ろうとするカメラマンと新聞記者の話。

う~~~ん ジャーナリズムに誇りを持つ彼らだから命も賭けた、ということなのだろうが、一般市民がこんな大事に巻き込まれてあまりにも事態にスンナリ順応しているのが違和感。どうもついて行けず、置いてきぼりを食らった感じ。

それに「苦渋の決断」をする政府って、こんなにいい人ばかりなのかしら? もっと簡単に民間人なんか斬り捨てたりしそうだな~って思えちゃったし


どちらも一度映画館で鑑賞ずみ。壮大な雪山はやっぱりそういう大きいスクリーンで観て良かったなあとは思ったけれど、ストーリー的にはテレビで充分でした(^^;)