筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ

ロッテ戦を中心に、野球を好き勝手な視点から見るブログ

「フィールド・オブ・ドリームズ」 in BS

2009-01-30 15:58:42 | 映画タ~ハ行

NHK-BSでは結構見逃せない昔の名作を放映してます。録画してゆっくり観るのが一つの楽しみになってます(^^)/

1989年、ケビン・コスナー主演のアメリカ映画。
謎の声に導かれて農場のトウモロコシ畑を半分潰し、野球場を造ったレイ。周りには変人扱いされるが、そこにはかつてのプロ野球名選手達が現れるという奇跡が起こる。そしてレイが次々とその声の指示に従ううち……

何回か観た好きな映画 でも久しぶりに観て、こういう話だったのか~、と今更ながら納得したりした。

つまりは、レイの造った野球場は、叶わなかった夢を叶えたり引きずっている後悔をやり直せる場所だったということ。だから、そういう気持ちを抱えている人達が次々に集まってくるのだ。そしてレイも、ケンカしたまま死別した父親と和解することが叶う、というわけ。

ただただ、ファンタジーを楽しみ、「良かったねぇレイ」と思って昔は観ていた。背よりも高いトウモロコシが延々と続く先には、本当に異空間が存在しそうだとトウモロコシ畑を見るたび思うようになったり。

以前観た時と違ったのが、叶わなかった夢を持つ者の代表として野球選手を立てているあたりにグッと来たこと 野球選手というのは、人々の喜怒哀楽を凝縮した面を持っていると最近思うようになったせいかもしれない。

それと、メジャーリーグで「シューレス・ジョー」という選手は実在したし、ホワイトソックスの八百長事件も実際あったこと。今や日本人選手もたくさん移籍してメジャーが身近になった分、昔はスルーしていたが今は見所の一つだなあ、と思ったり。

前半、作家を説得し二人で謎解きをしたりしている辺では毎度ウトウトしてしまうのだけれど、観終わったあとはちょっと不思議な爽快感を感じられる映画。やっぱり好きです


今クールのドラマ

2009-01-29 18:20:34 | ドラマ

☆一押し

「トライアングル」
犯人は一体誰なんだろう? みんなが怪しすぎて予想すら不可能。ただ、これちゃんと新津きよみさんの原作があるわけだけど、この枠前回の「チームバチスタ」みたいに意外な犯人を仕立てようとしてわけわかんなくなったりとかしませんように。

 

☆続けて見てみる

「天地人」
これは今クールだけじゃない1年の大河ドラマなので別格だけど、特別に入選。かなりキャラ設定がいいんじゃないでしょうか。大人気だった前作の篤姫は実は途中挫折したのだけど、今回、北村一輝の内気な殿にぐぐっと肩入れしてます(^^;)

 

☆3回で挫折

「ありふれた奇跡」
昔から山田太一さんのセリフ回しが苦手だった。これは、セリフだけでなく展開もまどろっこしくて疲れた……。全然話が進まないんだもの。加瀬亮の連ドラ初出演、見届けたかったけど。

 

☆見たり見なかったり

「本日も晴れ、異状なし」
坂口憲二のお巡りさん姿がハマりすぎ。臥体がいいと制服が似合う似合う! でも、離島物は「Dr.コトー」で充分な気がする。

 

★一度でやめた

「ヴォイス」
監察医ものというと、大好きだった10年くらい前の「きらきらひかる」とどうしても比べてしまう(脚本は井上由美子さん)。あれはキャラクターも強烈でストーリーも秀逸、素晴らしすぎた。この「ヴォイス」も頑張ってはいると思うが、今ひとつ監察ネタと彼らのドラマがかみ合っていない気がして……比べてもしかたないのだけど。
意外だったのが泉谷しげる。漁師がぴったりと思っていたら、こんな役も似合うのね(^^;)

「銭ゲバ」
松ケンくんの演技に大注目している私としては必見……と思ったのだけど、苦手な暴力シーンの連発で敢えなくノックアウト。それとどうもキャラ設定が古い感じがすると思ったら、かなり昔(1970年)のマンガが原作なのね。

 

★食わず嫌い
ジャニ枠、野島伸司さん、イケメン大量出演ドラマ、は今回パスしました。


いじらしかった「WALL・E」

2009-01-28 17:35:55 | 映画 数字・アルファベット

めちゃくちゃ出遅れたけれど、ようやく観てきた評判の「WALL・E」。いや、いじらしいロボット達がとってもとってもよかったです!

荒廃した未来の地球でたった一人ゴミ処理を続けるロボット、ウォーリー。友達は一匹のゴキブリのみ。突然やってきた地球探索ロボットのイブと手をつなぐことを夢見るうち、宇宙へ繰り出すことになる

ドラマでも、出だしの数分がつまらないと客はそっぽを向くと言う。この「WALL・E」の出だし数分には、圧迫処理したゴミの山が、廃墟と化した高層ビルと同じような高さ、数にも上るという映像がとても衝撃的。未来の地球はこんなに荒廃して一体どうなったんだとすごい引き込みになっている。

何と言っても、そこで一心にゴミ処理をするウォーリーが可愛い。いじらしすぎる 動きも、職務に忠実なところも、ロボットなのに表情豊かなところも。ゴミと間違えられそうな汚れたウォーリーとは対照的なピカピカのイブにしても、表情や行動だけで感情がハッキリわかる。

そもそもこの映画、ウォーリーとイブは、名前を呼び合う以外のセリフがほとんどない。そんな中で、ウォーリーのイブへの一生懸命な想いや、イブがだんだんウォーリーに惹かれていく様子が鮮やかにわかる ものすごい映像表現力だと思う。

個人的なお気に入りは、小型のお掃除ロボットくん これ、ちょこまかと自分の仕事に熱心で、しかもちょっとしたお手柄まである……かわいすぎる。
それと、ウォーリーのおうち 雑貨(?)がキッチリ整理されたすばらしい収納力の棚。ああ、あんな押入が欲しい……。

映画館で観て良かった 公開中に間に合って良かった……そう思えた逸品でした


「DEATH NOTE」後編&「L change the WorLd」

2009-01-27 15:29:10 | 映画 数字・アルファベット

1/9と1/16に日テレにて放映のDEATH NOTEシリーズ。全部一度は観ているのだが、できれば「DEATH NOTE」前編からやって欲しかった。

「DEATH NOTE」後編(2006年):名前を書くとその人間を殺すことが出来るDEATH NOTE。それを手にした夜神月(やがみらいと)は正義のために犯罪者を制裁していくうち、たがが外れていく。そしてFBIのLとの壮絶な頭脳戦が始まる。
「L change the WorLd」(2008年):細菌兵器から人類を救うため、Lが残った23日の命を賭けて奔走する

「DEATH NOTE」は、マンガが原作で、なるほど荒唐無稽な絵空事~などと最初は斜に構えて見ていたのだが。

法でそれ相応の刑を受けない犯罪者がわんさかいて、それを解決することのできる手段がDEATH NOTE。主人公が最初は正義のためにそれを使っていたのに、だんだんと自分を神と取り違えて人の命を簡単に扱うようになっていく……そんな背景と過程がすごくリアルで、はまってしまった。

更にこの後編は、月とLとの頭脳戦が見応えがある。お互い先の先を見越した化かし合いで、息もつけない

藤原竜也は、可愛い顔立ちなのにこういう少し狂った感じの役がよく似合うのはどうしてなんだろう。華があってすさまじい迫力もある。

だけどこの映画に限っては、松山ケンイチが主人公を食ってしまったと思う。頭が切れて鋭くて冷静なのに、不健康な顔色、丸まった背中、常に甘い物をかじる習癖、物を持つときは親指と人差し指、妙な文節で区切るしゃべり方。不気味なのを通り越して見惚れてしまった

そういう人気が出たからなのだろうか、続編「L change the WorLd」が作られたのは。
こちらはDEATH NOTEとは離れた話なのだが、正直、細菌の感染というネタはもう見飽きたというか、またこれか……という感じ。現在公開中の「感染列島」、2007年の「アンフェア the movie」。続きすぎ。

そういうわけで、ストーリーはともかくとして、見所はやっぱり松山くんのL。この直後くらいに主演した「セクシーボイスアンドロボ」というドラマの純粋なロボットオタクくんと同一人物とはとても思えなかった……。こういう変幻自在な役者さんは大好き

ただ、この「DEATH NOTE」シリーズ、やっぱり前編が一番面白かったと思う。それを省いちゃもったいないです、日テレさん


イケメン西武選手達 in ジャンクスポーツ

2009-01-26 17:03:38 | 野球

先日のジャンクスポーツは、昨年日本一の西武ライオンズの面々がズラリ。石井、平尾、細川、中島、片岡、栗山、中村、岸、涌井、と贅沢なイケメン(全員がそうかどうかは「?」)メンバーでのトーク。

石井はヤクルト時代から、結構マスコミに出ていておっかしな方だとは重々存じていたが。

チャラ尾こと平尾の合コン話、かぶり物のヒーローインタビューでだだっすべりした片岡、頬を骨折したとき真っ先にゴハンの心配をした中村、ベテラン石井をぐるなび扱いする末席涌井。浜ちゃんの突っ込みもよくて、面白すぎ

先輩、後輩問わず、みんな言いたいこと言って仲も良さそうで楽しい雰囲気。渡辺監督と、今はフロントに回った大久保元コーチの尽力の賜なんだろうな。

ただ、元々おとなしそうな岸はともかく、個人的にお気に入りの中島のトークが少なかったのがちょっと物足りなかった~ あの柔らかな京都弁の語りを、もう少し聞きたかったのにな。

そうそう。このメンバーなので当然昨年の彼らの活躍がビデオでふんだんに流れた。シーズンから日本シリーズのあの激闘まで。

いや~、たった2か月ちょっとしか経っていないのに、ずいぶん前のことのような気がする これを見たら、またたまらなく野球が見たくなった。球春がとても待ち遠しい。

まずはWBC。楽しみです。