筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ

ロッテ戦を中心に、野球を好き勝手な視点から見るブログ

いわゆるアクション映画 「96時間」

2009-08-26 18:08:12 | 映画 数字・アルファベット

離婚で別居中の17歳の娘とその友人がパリへ旅行中、誘拐される。元工作員の父親(リーアム・ニーソン)は、96時間を過ぎると戻らないと言われるタイムリミット内に娘を救い出すため、持てる能力全開で駆け回る……

久しぶりにこういうフツーのアクション? バイオレンス? ものを観たような気がする。

何せ、こういう映画は追いかけたり殴ったり撃ったり爆発したりが見せ物で、話はまあテキトー。そういうのは年中テレビ映画でやっているので、ちょっと食傷、離れてました

もうまさにそういう映画だったな~、良くも悪くも。リーアムじゃなくてシュワちゃんだったりしたら、まったくもって20年くらい遡るような。でも、「コマンドー」とか結構好きだった 基本、同じ路線と言えるでしょうね。

こういう危険な目に遭ったときにはめちゃくちゃ頼りになるパパ。細かい手がかりから通常の人間では絶対にたどり着かない核心へ、スピーディに正確に迫っていく すごいプロフェッショナルぶり

リーアム演じる父親は、普段が何となく情けなさを感じる人柄なので、この変貌ぶりは面白かった

ただ、そうそうこんな状況になるもんじゃないから、結局こういう娘溺愛うるさ型パパってどうなんだろう、とか思ってしまう

そして、娘を救い出すためとはいえ、もうめっちゃやりたい放題。撃ちまくる。走りまくる。殺しまくる

な~んか、この辺がこの手の映画でいつもモヤッとする部分なんだけど。いいのか~、そこまでやっちゃって。そんで最後はめでたしめでたしなんか~、って

でもまあ、水戸黄門みたいで、勧善懲悪、最後は落ち着くところに落ち着くという、シンプルで安心感はある映画でした

 

ところで、パリって今こんなに物騒なんでしょうか。こんな大都会のど真ん中で白昼堂々のかどわかしって……

あの女の子達と同じくらいの年の頃、ヨーロッパ旅行で友達と別行動し、一人で歩き回って現地の知らないおじさんに案内してもらったりとかしちゃったわ(もっと東の国だけど)…… 古き良き平和な時代だったのか、それともこの映画のフィクションの誇張が過ぎるのか。

後者であることを願います。パリ、そのうち行きたいし


まさかの号泣 「HACHI 約束の犬(字幕)」

2009-08-17 16:50:44 | 映画 数字・アルファベット

不覚。

まさかこんなにやられるなんて……

以下の理由で、そんなことはあり得ないはずだった。

1.あざとく泣かせにかかるとわかる映画はシラケてしまうひねくれ者なので、泣けない。
2.幼児体験から、犬があまり得意ではない。
3.観る前からストーリーはほぼわかっている映画だった。

なのになのに~~~……、どうしてこんなにボロボロに泣けてしまったんでしょーか

ある大学教授に拾われた子犬のハチは、彼と共に暮らし、彼の行くところどこにでもついていき、心から彼を慕う。だが教授はある日、「5時にここで」と駅で別れたきり、帰らぬ人になる。けれどハチは待ち続ける……

ただただ、それだけの話です。いい話は一行のあらすじに集約できる、と言われたことがありますが。

もちろん、ハチには全くセリフはありません。

ハチが愛らしくて可愛いご面相だということはさておいたとしても。

待ち続けるハチのけなげな姿を、途中からとても正視できなくなってしまいました。特に、10年ぶりにその駅に降り立った奥さんがそんなハチに気付いて衝撃を受けたところなんか……もうぐちゃぐちゃでした

何だろう。ハチがいとおしい? 可哀想? 哀しい? 切ない……? 何かどれとも違う気がするんだけど、どうにも胸が詰まって涙腺が壊れてしまった。押しつけがましく「泣け」という感じじゃなかったのもまた一役で。。。

映画で号泣するなんてほとんどなかった私なので、どうしていいかわからなくなり、とにかく洟をかみっぱなし

ハチを応援する駅前の人々の優しさにも胸を打たれます。彼らがハチのやりたいようにできるよう一歩ひいて見つめているのが、アメリカっぽいなと。

犬の目線から、周りに起きたことを見るような演出も、淡々としていて良いです。

リチャード・ギアは、「愛と青春の旅立ち」の頃より年取った今の方がずっと好き。そして本当にハチと仲良さそうでした。

また、ギアを音楽の教授に設定したのもポイントですね。要所要所のピアノの調べがとても効いていました。

動物は、寿命が短いのでどうしても先に死なれてしまって哀しい。でも、主人に先に死なれた動物の方がもっと切ない。そんな風に思いました。

ただ、人間だったら大切な人を失っても、他に生き甲斐を見つけて生きて行かなくちゃいけない。でも、ハチは最期まで大好きな人を思い待ち続けることができて、ある意味幸せだなあと思ったりも。

下手な純愛映画よりよっぽど泣けてしまいます


映画館で観る映画 「劔岳 点の記」

2009-08-14 09:41:55 | 映画タ~ハ行

何と言っても、連なる山々の荘厳な映像に尽きる映画だと思います 雪のないときも、雪崩だったり雨だったりでも、太陽が雲海の中にそびえているのも、珍しい動物や虫が横切るのも。どれもこれも、溜息が出るほど美しかったです。これは映画館の大スクリーンで観るべき。

軍の要請で、日本地図完成に必要な三角点を立てるため、柴崎を先頭とする測量隊が、まだ未踏の地である立山連峰の劔岳登頂を目指す

雪崩や大雨や急傾斜やら、あまりにも過酷な命がけの登山 明治40年という時代、服でも備品でもたぶん性能も悪く重くて大きくて、それだけでも大変な負荷だっただろうな、と、登山には素人な私でも簡単に想像できる。

そんな大変なことに立ち向かい、成し遂げるには、信頼できる仲間――案内人達。 それから、競争しお互いを高め合うライバル――山岳会の面々。そういうものが必要不可欠ということなんでしょうね

登山家三浦豪太さんの、日経夕刊連載中のエッセイ「探検学校」を読んでいますが、そこでひしひしと感じさせられたシェルパとの信頼関係の重さ。それがこれか~、と納得した次第

点の記、というのが、三角点の記録だということも、お勉強になりました

ただ、CGなしの山々の美しさ、厳しさ、壮大さが素晴らしかった分、ドラマ的にはもう一つだったかな、という気はした。

浅野忠信、香川照之、松田龍平、仲村トオル、國村隼など曲者揃いだったせいで、どこかで誰かが「ふっふっふ」といつか変貌するのかも、なんて始終心配し通しで……(^^;) でもそれが案外みんな普通の人だったので、よかったんだか肩すかしだったんだか

手旗信号のエピソードも、六大学野球みたいにお互いの検討をたたえ合うのはよかったのだが、……長すぎない? あれだけ長い文章が正確に読み取れるのかな……とかこちらも要らぬ心配を 手旗って、一言二言伝えるくらいが適当なような気がして。

けれど、やはり充分異世界に連れてってくれる映画。映画館で観られて良かった。
ただ、私の行ったところは、空調が悪かったのか控えめすぎたのか、あの極寒の映画を汗だくだくで2時間20分。あやうく熱中症になるところでした……


成瀬で3タテ、免れた

2009-08-13 22:40:32 | 野球

5-2で珍しく普通に勝った。妙な追い上げを食らうこともなく、だらだら長引くこともなく。

打撃が、ゲッツー崩れとかで、スッキリしない得点が多かったけど…。とどめのダメ押しも入りそうで入らずじまいだったけど。

まあいいや。3タテ免れたんだから。

今日の成瀬は任せて安心、という感じで見ていられた。

個人的には、内くんとマッチに拍手。三者三振と三塁ファールフライのナイスキャッチ!(昨日からつながってるよね、これ) マッチのファイト、ホント好きだなあ。

さて、明日からは楽天戦。まかり間違って何とか連勝街道といかないかしら。。。


サブローの同点HRも……

2009-08-13 08:51:11 | 野球

前日のコバヒロに続き、昨日の清水も好投しながら勝てず 延長の末、5-3で西武に持ってかれちゃいました。。。

内くんが投げ終わったときには、ひょっとして今日も勝利投手なるかと思ったのだけど……。

9回にサブローのHRで同点に追いつき、石井(一)の勝ちを消してマウンドから引きずり下ろしたときには、いけそうな感じだったんだけどな~~。

あのまま9回でサヨナラになだれ込む勢いが、今のロッテにはないということでしょうか。12回に荻野が打たれたのも、何かツキに見放されていた感じがしたし

あ、でも、田中マッチのファイトは好きです。見ようによってはイチローみたいにも見える風貌も……(^^;)

さて、何としても今日は勝って、3タテだけは避けたいものです。。。