筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ

ロッテ戦を中心に、野球を好き勝手な視点から見るブログ

祝イチロー!

2008-07-31 09:18:27 | 野球

「初ヒットからここまでを別に長いとは感じなかったが、この1週間はやけに長かった」

3000本安打達成。数々の大記録を淡々と打ち立ててきたイチロー選手だけれど、やはり早く決めたかったのだな、とにおわせる言動には少し親しみを感じた。

けれど、皆があと何本というカウントダウンする中で、敢えて「カウントアップ」という言葉も遣ったイチロー選手。そこがまたひと味あった。

無限の前進を続けていく覚悟が感じられる言葉。

そのほんの少しでも見習えればな、と思う。

まずは踏み出す足に履く靴でも磨いてみようかな。


いいぞ、大松!

2008-07-30 13:43:57 | 野球

明日から始まるプロ野球オールスターゲーム。


私の応援するロッテから出場するのは、成瀬、清水、西岡の三選手。打者は西岡選手ただ一人で寂しいなあ、と思っていたら、ここへきて大松くんが当選。


ソフトバンク柴原選手の故障による辞退で、その補充選手ということらしい。

いいぞ、いいぞ。

満塁男と言われるそのチャンス強さ。魅力のライナー性ホームラン。

ぜひぜひ全国に、その名と顔を売って下さいまし。


「めぞん一刻」 ~草野球スタンドクロス~

2008-07-28 16:42:11 | マンガ

26日(土)に、「めぞん一刻」実写版がテレビ朝日で放映された。このキャスティング、文句をつけたいところもあるが、はまっていた俳優さんも多く、ちょっと笑えた。


ストーリーに関しては、原作では全15巻のマンガを、前回の2時間ドラマと合わせて今回で終わらせてしまおうというのだから、まあかなり突っ込みどころ満載であった。


ドラマは、時間的に美人管理人さんと貧乏学生との恋しか描いていなかったが、原作ではメインのストーリーに関係なく、「草野球スタンドクロス」という一話がある。登場人物が総出で草野球をするというだけのストーリーなのだが。

「キャラが立つ」という言い方があるが、これがまたお手本のように、それだけのストーリーの中にそれぞれのキャラの特性や持ち味がよく出ているのである。原作者の高橋留美子さんは、「うる星やつら」などを見てもわかるが、本当にキャラを作るのがうまいと思う。


小説でもマンガでも、自分で何か書いたことのある人なら、キャラが弱いとストーリーがなかなか進まないことはご存知だと思う。そんなときはぜひ高橋さんの作品をお薦めしたい(近々漫画家30周年を記念した原画展が開かれるらしい)。

読むのが専門の方も、こんなに笑えるのはキャラがいいからだと、目線を変えて読むのも、また面白いかも。

野球とはあんまり関係ない話題……「草野球~」ということで強引に、でした


大嶺くん、初勝利!

2008-07-25 16:38:05 | 野球

何だかもう親のような気持ち。

2005年の紅白で、WATの小池徹平くんが、マイクが倒れるというアクシデントにもめげず最後まで歌ったとき。知り合いは息子のことのようにハラハラしたという。「よく頑張ったね」と思ったのは私も同じ。

昨日の大嶺くんのことも、まさにそんな風に見ていた。

プロ入り2年目、今年4度めの先発の昨日、ようやく手にした初勝利。手が届きそうで届かなかった日もあった。後輩の唐川くんに先を越され、焦りもあっただろう。

6回でお役ごめんとなった後、試合終了までガムを噛む仕草も落ち着かない様子が初々しかった。

ホッとしているファンの方も多いと思う。去年、たまたま浦和の二軍の試合を見に行ったとき、すごい観客数だった。何故こんなに混んでいるのかと驚いたのだが、先発が大嶺くんと聞いて納得。

間違いなく人気に実力が追い付いてきていると思う。あのダルビッシュ選手と投げ合っての勝ちなのだから。ツキもあったけど、それもまた、大投手の条件。

唐川くんと共に、ロッテのローテーションを支える未来を、また親のように願うのであった。


東野圭吾「魔球」

2008-07-24 11:18:21 | 小説

最新作「流星の絆」がドラマ化される。熱烈東野ファンのくせに未読なので、今までで一番のお気に入りの紹介を。

「魔球」。

題名から想像がつく通り、野球がバックグラウンドの小説である。
ただし、高校野球。時代は昭和39年。

東野圭吾さんであるからして、殺人が起こる。孤高の天才ピッチャーの信頼するキャッチャーが殺される。そして次にそのピッチャーが。そして更にはその弟が狙われる。その裏には悲しい真相があった……。

野球とストーリーの絶妙な絡ませ方。お手本としてもファンとしても私のバイブルである。

これぞ、ドラマから野球に興味を持てるような、そして野球ファンもくぎづけのドラマになりうる双方向の小説だと思う(ただ、実際ドラマ化されたものを見ると、原作ファンとしては心中複雑なことが多いが)。

ちなみに、これを読んだときの私のイメージキャストは、主人公は堂本剛さん、弟が山田孝之さんだった。けど、相当前だったので年齢的に今ではちょっと無理がありますね……。