NHK-BSでの映画放送はあなどれません。字幕だしカットないしエンドロールもしっかり最後まで流れます。
コール・ポーターという実在の作曲家が、彼の半生をミュージカルにのせようとして振り返るという構成の映画。主に彼を支え続けた妻、リンダとの愛が描かれる。2004年のアメリカ・イギリス製作映画
有名な方なのでしょうが、私はこのコール・ポーターという人を知らなかった。でも当然劇中で流れるのは彼の曲で、それらはとても綺麗な曲ばかり 聴いていて心洗われる感じ。
コールはいつでもどこでも楽しそうに音楽を奏でている。そんな彼の才能に惹かれ、強力なバックとなるのが後の妻となるリンダ。彼女は、彼の男色とかハメを外す行動などにとても寛容。この辺り、男性に取ってまことに都合がいいのが何とも言えないけど
でも、コール役はケビン・クライン。この人が演じると、ちょっとお茶目でかわいげがあって何でも笑って許せそうなキャラに納得。「デーヴ」も大好きでしたが、とても好きな俳優さんです。
リンダのアシュレイ・ジャッドも、毅然とした美しく理解ある妻がとても似合ってました。彼女も「ダブル・ジョパディ」などがとてもよかったし、好きな女優さん
全体的に、花と歌に囲まれて、街頭や庭にさりげなくマッチしているピアノで作曲するようなところが何度も出てきて、とてもおしゃれ。外国ならでは、ですね。
特によかったのは、年老いた二人がピアノの前で見つめ合いながら、コールがリンダのために作った曲を弾き歌うシーン。どうしてこんなに絵になるんだろう、ってくらいステキでした
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