ならず者のボス、ウェイド(ラッセル・クロウ)を囚人用電車に乗せるまでの護送を引き受けたダン(クリスチャン・ベイル)。その間、様々な邪魔が入るが……
西部開拓時代のガンマンもの。リメイクということだが、オリジナルは未見。要は駅に送り届けるだけの話なので、少し長かったかな~。妙にクリアな蹄の音が気持ちよくなっちゃって、少しウトウトしてしまったわf^_^;
タイトルは原題通り「3:10 to Yuma」の方が納得だったなあ。「決断のとき」って……ラッセルのラストの決断てこと? それともベイルの誇りを賭けた決断? 理解力不足の私には、どうもいまいちピンと来なかった……。
で、とにもかくにも、ラッセル・クロウの悪の親玉が秀逸
ちょっとした合間のスケッチで見せる絵心。敵方の周りがついつい引き込まれてしまう話術。切羽詰まってるはずなのに、どっか余裕なところがニクい。
めっちゃ強くて、危険だと察知するや否や、手錠に丸腰なのに護送の奴ら共々逃げ延びちゃう。
残酷かと思えば、ダンが息子に見せたい誇りを理解すると命懸けで協力。この辺りの「男と男」の心意気合戦みたいなのには釘付け。
うわ~、うわあ~ こういうラッセルが見たかったんだよね~ 少し痩せてもくれたみたいだし
「ワールド・オブ・ライズ」の、現場に出ない本部人間では物足りなかったし、同じ西部劇でも「クイック&デッド」ではヘタレな感じだったし……
今回のラッセルには大満足でした
けど、クリスチャン・ベイルの方が正義なんだけどな~、息子との関係改善にも感動したし……でも割を食って影薄かったかも 最近、彼ってそういう映画が続いてる気がする……。