Keep on smiling ... 明日も笑顔で

波乱万丈の歳月を経て
尚、落ち着けないシニアの日々

未来への一歩

2016-05-27 20:52:05 | 祈り

紫陽花の季節が巡ってきました

戦後 71年目にして

初めて現職アメリカ大統領が広島へ・・・

核兵器の恐ろしさを知るには

避けては通れないことではないかと思っていました

世界的に最も影響力のある人が

広島を訪れたことで

核兵器のない未来への

確かな礎が築かれたと願います

 

 

オバマ大統領のメッセージを聞きながら

私が思い出していたのは

かつて22歳のわたしが

アメリカの大学でルームメイトだったコの家に招かれた時の事でした

 

彼女のお父さんは地元でも有名な

フォード大統領のソックリさんでした

私が出逢った頃は

ジミー・カーターが大人気になっていて

もともと機嫌が良くなかったのかもしれませんが

苦虫をつぶしたような表情で私を迎えると

開口一番 質問されました

『君はパールハーバーについてどう思っているか』

『罪のないアメリカ国民が犠牲になったことについて

申し訳ないと思わないのか』

 

まだアメリカの生活に馴染む前のことで

英語も十分には話せなかったので

(but 残念ながら質問はシッカリ聞き取れちゃった)

何と返答しても言葉が足りないだろうと思い

それならば…と

こちらも質問してみました

『ではヒロシマ・ナガサキについてどう思われますか?』と。

 

私の質問が彼の逆鱗に触れたことは言うまでもありません

若気の至りとはいえ随分 無礼な招かれざる客だったものです

今にして思うと

彼は初めて個人的に日本人に出逢って

聞かずにはいられなかったのか、

もしくはその質問をしたくて私を招いたのか・・・

まだまだアメリカの田舎には

日本人などいない時代でしたから。

 

そんな出会いだったけれど

その後は溺愛する娘のルームメイトとして

温かく接してくれました

個人的に知り合えば相互理解はできる

もっともっと個人的なコミュニケーションが広く行き渡れば

世界は変えられるのではないかと思った若き日の自分

 

あれから40年近くを経て

相変わらず英語を苦手とする日本人が多すぎることに

教育のマズさを憂う訳です。。。

庭にあると邪魔なドクダミも

群生すると可愛かったりするね(笑)