8/27(日)
日本海オロロンライントライアスロン国際大会は20回の開催で幕を閉じました。参加承認を頂いたものの、休暇が確保できないかもなどと出かける前からゴタゴタとしてしまいました。今回は仲良しトライアスリートご夫妻のスーパーハードパパさん、ももんが ひめさまとご一緒させていただき、大変心強く、またチケット手配など大変お世話になりました。ありがとうございました。
木曜、パッキング確認後、軽~く走っていい感じ。夜、咽が少しひりひりしていたが、うがいをして早めの就寝。
金曜朝、セントレアでパパさん、ひめさまと待ち合わせ。チェックイン後、時間あるのでカードラウンジなるところでビールを頂く。午前のフライトは1時間30ほど。ぐっすりと眠ってしまった。午後、千歳空港から増毛までバスで3時間半ほど、150kmくらい。車窓は素敵な北海道らしい風景、お隣の席には富山から参加のササキさん、お話しようにも睡魔に襲われ、またもやグッスリ。夕方、受付を済ませ、説明を聞きました。なにやら頭痛が。その後、カーボパーティーに参加して留萌の宿へは20時過ぎに。軽く食事をして、ぼ~っとTVを観て過ごし、早めに休みました。夜中から朝方にかけ、どっと汗をかいてふとんをひっくり返したり、着替えをしたり、どうやら発熱。やっちゃた~
土曜前日、起き上がるのがやっとで、朝食はほとんど食べられません。9時にバイクを運送業者に預託した以外はお昼ころまで爆睡。
歩くのがやっとこさで、およそ競技ができる状態ではありません。「ここまで来て、なんで~」「参加取り止めたほうが・・・」と葛藤がありました。昼過ぎ、一応準備だけはしておこうと、名寄までお出かけしていたパパさん、ひめさまと共に増毛へ。半田のたけちゃんご推薦のまつくらさんで昼食。美味そうなちらしを頼んだのですが、食べられない。くやしい~(今、このちらしを想像してヨダレが湧き、腸が動きました。)ひめさまに、消炎鎮痛剤と抗生物質をいただきました。増毛のスイム会場でバイクを組み立て、テスト走行などしていると躍動感がわいてきました。強い日差し、流れる汗、会場の雰囲気、「俺はオロロンへ来れたんだ~、走るぞ~、、、」夕方、薬の効果も薄れてきて、またまた節々に痛みが。留萌の私立病院へ急患扱いで受診。点滴を受け、消炎鎮痛剤をもらいました。ついでに眠剤をおねだり。先生は、「参加はご自分で考えて~」と。看護士さんは、「がんばって~」と。宿に戻り、ご夫妻と共にお食事。ビールは飲めましたが、今一歩食事がすすみませんでした。20時過ぎには就寝。同室の○○さんとは、寝ぼけてご挨拶しましたが、お名前も思い出せません。ごめんなさい。
日曜当日、3時起床、3時30分朝食、4時10分宿出発、5時頃会場へ、6時30分スイムスタート。起きてみると下痢をしている以外は体調は良さそう。朝食も少し食べられました。お腹も痛いわけでもなく、いつもの「お出かけ病」か?出発までにすべて出し切り問題なし。会場へ向かうバスの中でいろんなことを考えましたが、「完走は無理だろう。無理せずに行けるところまで行こう。」と、まな板の上の鯉状態。
スイムスタート、いつも通り最後尾からノロノロと出発。海はきれいそうですが、お天気のせいか透明度が低いかな。おおきなクラゲがぶかぶか漂っています。上部は触ってもだいじょうぶだが、足部は危険とのこと。ときどき掌で捕まえてしまいます。心拍数は130bpm前後でプカリプカリと準備運動のつもりで泳ぎました。もう少し漂っていたかったのですが、あっというまにゴールが近づいてきました。シャワーのところで
Dr.槙本に遭遇。ご挨拶し、感激しました。彼のスポーツ医学講座では多くを学ばせていただきました。バイクへのトランジットも意外とスムースに。3度めですからね~
00:45:01/2km
バイク当初、どうしても心拍数が上がり気味です。150bpmを超えぬよう我慢。どんどん抜かれます。30分もチンタラしていると130bpm以下に。すこしずつ上げて140台キープしました。増毛近辺は追い風でしたが、そのごは横風となりあまり押してもらえません。前日はあまり食べれなかったので、努めて栄養補給。おにぎり4個、バナナ4本、サンドイッチ2個、レモン、梅干、Pジェル3個、アミノバイタル・・・順調に消化吸収されている様子。100kmのエイドステーションでパパさん、ひめさまに追いつく。パパさんはかなりお疲れの様子でした。次のエイド120km近辺で5個目のおにぎりをもらい、DHバーに身を預けてほおばっていると、『トガッツガ~ン』。道路の陥没に気づかず、あわや落車の憂き目に。おにぎりは手と顔の間に奇跡的に捕まえましたが、DHバーの腕受けが吹っ飛んでしまいました。おそらく緩んでいたんでしょう。しばらくしてから気づいたのですが、サイクルコンピュータもリセットされ、距離がわからなくなってしまいました。疲れたのか、しばらくぼ~っと空白状態。我に返ったのが残り40km、のこされた時間は1:33。再度心拍を150bpm近くでキープして残り20km地点まで。「あぁっ、やばい、このままではゴールできない」と気づき、心拍計のスイッチを切る。間に合わなければ体力を温存した意味が無くなるから、全力で行こう。登りはダンシング、向かい風も気にならない、平地や下りはず~とハンドル下部を握り、踏みまくる。「こんなにパワーがあったのか?」と自分で驚く。残り3km、2kmの看板を横目に吐きそうになりながら遠別のゴールへ。なんと、ゴールゲートに柵が。『リタイアだ!!!』。門番さんは、「1分前に閉まりました。」もう一方、「30秒まえですね」と
「・・・・・・」
08:05:29/200.9km (正式タイムではありません)
バイクゴールで逮捕され、護送車はランコースを辿り羽幌町まで。「降りて一緒に走らせてくれ~」などと思いながら、しょんぼりと車窓を眺める。ゆっくりと陽が落ちてゆく。途中、具合の悪くなった選手が同乗してくる。なかには清明とは思われないような方もいた。コース上の選手はとてもよい顔をされ輝いている。窓から乗り出して応援したくなる。
走りたい~~~~~~
宿が羽幌町へと変わる。夕食前にパパさんとやけ酒を少々。夕食はしっかりいただきました。今晩同室がお二方、アオイさん、ラン20km近辺で逮捕。もう一方はカイセさん、お見事完走されたました。宮古島の話題が出て、行きたくなりました。転がってるウトウト。パパさん、ひめさまのお友達で今回オロロントライアスロンのボランティアをされたかなまるさんが宿へお酒をお土産に遊びにきてくださいました。ボランティアの話やら、北海道の話やら、楽しいひと時をすごさせていただきました。
翌月曜日、朝散歩に出ると秋の気配、「ジョグでもしようか」という気分でした。会場まで歩いて数分、荷物の受け取り、バイクの梱包、宅配と済ませると、やなさん登場。想像以上の素敵な女性でした。彼女は20秒残して見事に完走され、文字通りオロロントライアスロンのラストランナーとなったそうです。おめでとうございます。記念撮影もしていただき、閉会式へ。昼過ぎに羽幌から千歳空港まで200km4時間ほどのバスの旅。雄大な北海道を感じながら、オロロン参加のことを反芻。「何で風邪なんか」「木曜のジョグ止めとけば」「時計をしっかり合わせておけば」「あそこでチェーン外さなければ」・・・意識のなかで『タラレバ』がしばらく続いてました。夕方、飛行機に乗る頃にはしっかり立ち直っていたかな?『オロロンの仇はどこで討ってやろうか』と
かなまるさんのお話を聞いて、トライアスロンはボランティアの方々に支えられて開催されているのだな、と、改めて認識しました。今回もおそらく数千人は下らないだろうとのことです。大会関係者様、ボランティアの方々、お世話になりました、ありがとうございます。
PS
「お出かけ病が悪化してるんじゃない~」帰宅後ママのコメントでした。
「えぇ~」と、私。