この何か月かで、小説を3つ読みました。けれども、あまり私の気持ちに良い影響をくれたものがなく、どれも何か書きたいという気持ちになりませんでした。
それで、児童文学を読んでみようと思いました。ちょっと前に買ったダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」、ジブリの「ハウルの動く城」の原作本です。
読んでいると、「ハウルの動く城」のキャラクターが目の前に浮かび、読書の楽しさから外れていたのが残念でしたが、ジョーンズの世界が生き生きと動き回り、魔法の世界に連れて行かれたように感じました。
ジョーンズは、気持ちの明るい人なんだろうと思います。会話が弾み、人が動きます。
ジブリのアニメのほうが、しっかりした世界を描いているように思いましたが、ジョーンズの魔法の世界と、そこに生きる人々の明るいたくましさを存分に楽しめます。
昔、私は、いわゆる純文学といわれる小説を読み、小説の中で人々がうまく生きられないことを見つけて、自分が、現実の世界でうまく生きられないことの慰めにしていました。
でも、年を取って、小説の中の現実に見つけられるような世界を読むのは、少し嫌になってしまいました。そんなこと、自分の現実と一緒だから、あまり読みたくはないと思うようになったのです。
そしてこの頃は、児童文学を読むことが多くなりました。児童文学には、人の根本のところの苦悩や、人が人と一緒に生きる喜びや、人としてあるべき姿の英雄や、人間の世界の理想的な形が、たくさん詰め込まれていると思うのです。
もちろん、小説の中にも、そういう小説があり、読むことを楽しませてくれるものがたくさんあります。
本を読むことの楽しさは、感覚的なものばかりではなく、考えながら世界を構築していくことにもある、とこの頃は思っています。
ちょっとおしゃべりしたくて書き込みました。
晴れる日もある梅雨ですが、薔薇はもう終わりましたか?
「おおむねお元気(苦笑)」でお過ごしでしょうか。
>苦悩、人と一緒に生きる喜び、人としてあるべき姿の英雄、人間の世界の理想的な形・・・
確かに。。私が最近読んだ漫画にも以前読んだ小説にもそういうものが描かれていて、それは私の心を癒し、励ましてくれました。
それは心の片隅に置いてありますが、現実の私はささいな事(まだ続く指の痛み・頭痛・頭重・倦怠とまた増えてきた滋賀県の病床使用率とか)であんまり元気にはなれません。
また泣き言になりましたね。
でも今日の記事を読んで、また私も何か読もうかな・・と思いました。もう分厚い本はだめになったし、大きな字の本しか読めなくなったのですが。
とりとめない書き込みになりました。
ご家族にいいことがありますように。祈ります。
薔薇はほとんど終わりました。花柄を摘んで、肥料をやらなくてはなりません。花が咲くと、ちょっと気持ちが和みます。
先月は、外装工事のため、1か月くらい人が来たり、私の体調もあまりよくなくて、肉体的にも、気分的にも、ストレスが溜まっていました。今は壁がきれいになって、ちょっと嬉しい気分です。
今日は、午後3時から、夫とのオンライン面会があります。顔を見るとちょっと安心しますから、オンライン面会をしてもらえてうれしいです。
空さんの日々が、穏やかで、ちょっと幸せで、ありますように。