ちょうど去年の今頃女房は従姉妹と一緒にマニラの某KTV(フィリピンパブ)へ勤めていた。
仕事が終わっていつも行くのがKTVの近くにあるモンスター企業ジョリビー傘下のチョーキン。
チョーキンは中華料理のファーストフード店でこれがまた信じがたいほど不味い。
なぜこれほど不味くてチェーン店で繁盛しているのかまったくもって理解できない。
チョーキンはフィリピン外食産業の七不思議と言えよう。
さて、そのチョーキンの死ぬほど不味い炒飯を女房は度々テイクアウトで持ってきた。
女房が少し食べては残したものをテイクアウトしたものだ。
それなら「オーダーするな」と言えば「従姉妹と一緒だから」と言い訳をする。
フィリピン人特有の見栄以外の何物でもない。
でまあ、ある日女房と一緒にそのチョーキンへ食事に出かけた。
深い理由はないが従姉妹はチョーキンを美味しいと言っていたから。
そして予想通り見事に地雷を踏んだ。
そのときオーダーしたのがポークチャーハンとワンタンメン。
お店はヒマなのに随分待たされた。フィリピンスタイルだ。
ポークチャーハンは作り置きを炒め直したものだが冷めている。
女房が持ってくるテイクアウト同様パサパサして食えたものではない。
ワンタンメンはワンタンが生煮え、スープも冷めていた。
味は筆舌が尽くしがたいほど不味い。
素人アルバイトの調理なれど、こりゃねぇだろ。
フィリピンの外食はよく地雷を踏むがチョーキンは地雷原チェーン店である。
それにしてもフィリピン人の味覚ってなんなのだろう。ではまた。