太った中年

日本男児たるもの

また逢う日まで

2010-08-27 | weblog

太った中年ホームページ

 

お知らせ 

「ネタ切れのためブログの更新を休止します」

 

つーのか、愛読している平民新聞が膨大な写真整理のためプライベートモードに設定されていた。「ああ、そうか、写真の整理か、やらなければ」、そう思って我が身を振り返ればgooブログの写真機能は役に立たない。ならばホームページを作って写真を編集すればいいってことで上記、センス抜群の「太った中年ホームページ」が完成した。それから暫くネット環境のないところに行く予定もあるから更新は暫くストップします。

そんなワケで奥さん、太った中年ホームページをブックマークしよう。

そして奥さん、ホームページ内にある太った中年bbsに毎日投稿しよう。

 

では奥さん、また逢う日まで

 

フィリピン情報ランキング


妻の故郷

2010-08-25 | weblog

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*

ビコール地方の小さな漁村

帰省したときに妻が撮影

見事に何もない

エントリーするネタもない

暫く休もうかな

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ピーノの嫁

ピーナ(フィリピン人女性)と結婚する日本人男性は圧倒的に多い。

しかし上記ブログはピーノ(フィリピン人男性)と結婚した日本人女性。

フィリピンに対する捉え方、考え方が少し違っていて興味深い。

*

フィリピン情報ランキング

暇なんで参加した。奥さん、クリックしてちょ。


年金移住

2010-08-24 | weblog

ブログ村フィリピン情報でランキングされているブログのチェックも大体終わり、ネタがねぇ。それにしても現地移住者のブログがほとんどで、何故かなと疑問に思いカテゴリーを見たら「海外生活ブログ」。なーんだ、現地移住者が当たり前田のクラッカー。注意力に欠けるのはうだる暑さのせいだ。

皆さんそれぞれ移住生活を楽しんでいるワケだが、個人的嗜好ならギリギリの生活で天国と地獄を綱渡りしているサムライ7さんが衝撃だった。なんたって数ヶ月に一度PCショップへ行き、プリペイドで書きためた日記をアップしている人なんていないでしょ。そこには人生の光と闇、真実がある。

でもって全体的な傾向として、移住先の地域性が色濃く反映していることに気づいた。

日本人が多数住む首都マニラとその近郊ではやはり何らかで諍うことが多いようだ。逆にフィリピンのリゾート地セブ島があるビサヤ地方なら皆のんびりしている。で、興味があったのは南部のミンダナオ島。モスリムとの紛争地域で有名なんだけど在住している人は皆平和に暮らしている。

そもそもフィリピン系ブログに再び関心を持ったのはたまたま「フィリピンで農業に生きる青年の日記」を見つけて読んだところいい気分転換になったから。青年もミンダナオで自活をしている。

そしてミンダナオ移住ブログならこれがよかった。

Philippine Dream ■■■フィリピン ドリーム■■■

ブログタイトル通り、カガヤンボーイ氏は夢を求め念願のミンダナオへ移住した。

いいよなぁ、夢のない時代に。

そこでテーマの年金移住。フィリピン系ブログで言う人は少ないが年金リタイヤメントで移住した爺さんに幸せはない。フィリピンに限らずリタイアメントで東南アジアへ年金移住した爺さんたちは2年が限界で大概日本に帰国する。皆、老後の貯金を使い果たして、喜ぶのは斡旋業者だけ。

大体、人間誰しも年を取れば頭が固くなって頑固爺さんになる。それからフィリピンへ移住して、「お金を貸せば返さない、約束は守らない、時間にルーズ、すぐに言い訳をする、そのくせプライドは高い」現地人とうまくやっていけるワケがない。斡旋業者は爺さんの金だけを狙っている。

まあ、爺さんになってからピン中になるとロクなことはない、と以前も言ったな。

どうせフィリピンにハマるなら若いうちがいい。カガヤンボーイ氏のように夢を持って移住できる。

奥さん、ネタがないとブータレながらいいことを主張した。ではでは。


対決、ピン中オヤジ

2010-08-23 | weblog

調子に乗ってフィリピンネタで毎日更新しているけどもう限界、ネタがねぇ。

でもって今回は温故知新、ピン中オヤジの過去を振り返る。

*

まず、奥さん

ピン中には「フィリピン中毒」と「フィリピンパブ毒」の2種類があることを押さえてほしい。

つまりピン中オヤジを正確にいえば

「フィリピン中毒」=フィリピン現地お遊び派のオヤジ

「フィリピンパブ中毒」=国内フィリピンパブ(略してPP)派のオヤジ

の2者に基本分類される。

現地派とPP派はフィリピーナ中毒が共通項だ。

しかしフィリピンパブ全盛期、何故か両者は反目し合っていた。

*

現地派はPP派をオーソドックスな「鴨ネギ論」で攻撃する。

「所詮、PP派はフィリピンパブへいってタレントにお金を貢ぐだけのカモ」

片やPP派は現地派を「負け犬論」でもって反撃する。

負け犬論とは

「フィリピンパブは現地オーデションでセレクトされたタレントの集まり」

「そのタレントのなかでお気に入りを口説き落とすことこそ本当の遊び」

「フィリピンパブで相手にされない現地派は安い現地女を買うしか能のない負け犬」

どちらも屁理屈みたいだが、フィリピンパブ全盛の頃はお互いネットで罵り合っていた。

*

ところが、そんな幸せな時代はいつまでも続かない。

アメリカがフィリピンパブを売春宿だと告発してフィリピンパブは激減、PP派は当然凋落した。

生き残ったフィリピンパブは結婚ビザを持つ通称アルバイトを使ってシノギを削った。

アルバイトの実態はオバサン・フィリピーナである。略称オバP。

それでも残されたPP派精鋭隊はオバPだけのフィリピンパブへ行った。

根っからのPP派ピン中オヤジとはそういうものなのである。

*

ところがリーマンショックによる不況はPP派精鋭隊をも直撃した。

特に今年になってからPP派精鋭隊はフィリピンパブへ行きたくとも金がねぇ。

ピン中魂があっても金がなければどうしようもない。

かくしてPP派は意気消沈、惰眠を貪ったのである。

*

では現地派はどうなったのかつーとこれがよくわからない。

以前もエントリーしたけどフィリピンへの渡航者数に大きな変化はない。

ただし、現地派は夜のお遊びだから実態は闇の中。

まさか空港で

「あなたはピン中オヤジですか」

「どこで何人女を買いますか」

「ご予算は」

なーんてアンケートを取るわけにもイカンでしょ。

*

ところでアンケートといえば

米国がフィリピンパブを売春宿に認定したとき、日本政府は米国の圧力に屈し

なんと成田空港で帰国するフィリピーナに対してアンケートを取ったのだ。

「あなたはフィリピンパブで売春をしていましたか→ Yes、No」

「あなたはフィリピンパブから売春を強要されましたか→ Yes、No」

イヤ、冗談ではなくホント、結果がどうだったのか忘れたけど。

今にして思うと恥も外聞もない行為だった。

奥さん、なんかしまらないオチなってしまった。ではでは。

*

テーマにまったく関係ないが、愛読していたブログ

フィリピンサバイバー

意外な結末をむかえてしまった。


ジョリビーのマーケ

2010-08-22 | weblog

ジョリビー - Wikipedia

ジョリビー(Jollibee)はフィリピンのファーストフードチェーン店。フィリピン華僑のトニー・タンが率いるジョリビー・フード・コーポレーションによる運営である。現在、フィリピンの他にアメリカ、香港、ベトナム、インドネシア、ブルネイに進出している。創業は1975年で、元々はアイスクリーム店だった。2006年3月現在、フィリピンに1287店舗、フィリピン以外の諸外国に161店舗を構える。

ジョリビー・フード・コーポレーションは、ジョリビーのほか、ピザファーストフードのGreenwich、チャイニーズファーストフードのChowking、フィリピンでのDelifranceフランチャイズを運営しており、ジョリビーとそれらの店舗が併設されていることも多い。

特徴

世界に進出しているマクドナルドがフィリピンでシェア第一位になれない原因はジョリビーがあるからだと言われている。

ジョリビーがマクドナルドを超える人気の理由は、地元の食文化に根ざしたメニュー展開にある。フィリピン人好みの甘い味付けや、彼らの主食であるご飯を添えたセットミール、主食以外にもスパゲッティとコーラのセットといったメリエンダ(おやつ、軽食)用のメニューも充実している。

メニュー

メニューはハンバーガーとフライドチキンがメインで、それ以外にライスやスパゲッティなどを扱っている。ジョリビーではバナナで作られた「バナナケチャップ」を使用しているため、やや甘めの味付けである。フライドチキンについてくるソースはグレイビーソースである。

ハンバーガー、フライドチキンといった西洋食以外に、フィリピンの伝統的な食べ物であるパラボックやバッチョイ(セブ伝統料理で日本のラーメンのようなもの)も販売している。

*

なんたってフィリピンを代表するモンスター企業ジョリビー。ズーとフィリピン系ブログを拝読しているけど、ジョリビーに噛みついた記事を読んだのは1回だけだった。「ジョリビーは嫌いだ。あんなものを食べるヤツの気がしれない」、まったく同意見だが、悲しいかな渡比すればジョリビーへ行く。

独身時代ならまだしもフィリピン人妻がいると現地滞在中、ジョリビーを避けることが出来ない。

ファーストフードの食事なんて体にいいワケないのになぁーと思いつつ。

ジョリビーはフィリピン人のファーストフードの概念を超えた文化だから。

例えばフィリピンパブ全盛の頃、タレントが大金を稼いで凱旋帰国すると家族、親戚20~30人を呼び、ジョリビーで食事を振舞う。それがステイタスで、アジアNo.1の見栄張り人種は満足する。

フィリピンの片田舎で暮らす妻の家族だって、月に一度は仕送りしたお金でトライシクル(サイドカー付オートバイ)に乗り、片道2時間掛けてショッピングモールへ行き、ジョリビーでメシを食う。

何故、ジョリビーだけがフィリピン人のライフスタイルまで決定させるのか。

それは家族、特に子供を大切にするフィリピン人の国民性を巧みに利用したマーケティングにあるといわれる。世界のマクド(関西人とフィリピン人はそう呼ぶ)が太刀打ちできない理由でもあるだろ。

日本マクド(関西人とフィリピン人はそう呼ぶ)原田さんのマーケとは根本的に発想が違うようだ。

ジョリビーの子供を利用したマーケの怖さってのは妻の実家で過ごしたときに実感した。TVでジョリビーのCMが流れると母親は一番下の子供(当時2歳)にCMソングの「ジョリビ~、ジョリビ~♪」を歌って聞かせ、なにかにつけ歌う。物心つく前の子供の心にジョリビーを刷り込ませるのである。

冒頭ロゴをクリックすればジョリビーのHPに飛び、KIDSをクリックすればジョリビーゲームで遊べる。

つまりはフィリピン人は生まれた時からジョリビーのマーケでコントロールされている。

もう一度言うがファーストフードの食事なんて体にいいワケない。

つまりはジョリビーの体に悪い食事がベースになったのがフィリピン人のライフスタイル。

奥さん、末怖ろしや。ではでは。


子育て

2010-08-21 | weblog

Bicol Express

ビコール・エクスプレスはルソン島南部ビコール地方を代表する料理。魚介類や肉を大量の青唐辛子を入れたココナッツミルクで煮込むため非常に辛い。フィリピン風タイカレーと言った感じ。

*

なーんて前フリをして、またまた

ビコール エクスプレス - 子供バージョン 

子煩悩のバルボッサ氏は子供を日本で育てたいが、半分諦めているようだ。女房が家出したことを除けば、バルボッサ氏とほぼ同じ状況で、子供に会うためビコールへ行くレポートはジンとする。

さて、日比ハーフの子育てを日本かフィリピンどちらでするのかは子供の将来に係わる大事な問題。それぞれ家庭の事情によるが、単純に日本とフィリピンを比較してどちらの国と結論付けるのは思わぬ落とし穴があるゾ。バルボッサ氏の場合、婆様が子育てをしていて既に子供は婆様から吹き込まれ日本嫌いになっているらしい。婆様は子供を溺愛していて手放す気などない。

知り合いの日比ハーフの子は小学校から日本に来て、中学生になるとフィリピンへ帰りたがらなくなった。帰国してもフィリピンのいとこたちと遊ばないどころか軽蔑していると親は嘆いていた。

フィリピン人の母親はどうも子供を日本の小学校に入れたがる。知り合いの子にも同じようにフィリピンから来た同級生の子がいた。その子も婆様に育てられたけど、お国柄甘やかされて育ったため躾がままならずいじめに遭いフィリピンへ帰った。その子は生涯日本人を怨みやしないか。

では、フィリピンで育つと全部が全部、物乞い、泥棒、借金を平気でする人間になるのかといえば、そんなことはない。妻の故郷の人たちは大概素朴でやさしい。凶悪犯罪なんて起きたことはない。

さらに日比を比較して経済的には日本が断然豊かであるけど、国家の幸福度ではダブルスコアで日本は不幸だ。自殺率だって先進国ワースト2位。こうしたことを例に出せばキリがない。

日比に限らずハーフの子の子育て問題でネックになるのは、子供が双方の国を比較して優劣をつけてしまうこと。双方の国を尊重するなどマレで、子供がグレたりしたらハーフであることに劣等感を持つ。子育てを考えるとバルボッサ氏同様頭が膿む、親はなくとも子は育つ国でもあるしなぁ。

奥さん、ムツカシイ。ではでは。


表層の快楽

2010-08-20 | weblog

胃弱なせいもあって30半ばから焼酎水割りの飲酒ライフだ。

そして随分前からビールを飲んでもさほど旨いと思わなくなっていた。

ところが猛暑が続くこの夏、先の賢人会議で

ビールじゃなくて発泡酒の麒麟淡麗〈生〉を何気に飲んだところ

「こいつぁ、ウメェーな」と感じたから人生何が起きるのか分からない。

その場限りのことかなと思い翌日、発泡酒を飲んでもイケル。

但し、麒麟淡麗〈生〉でないとダメだ。、

これは一体どういうことなのか。

不況によって低価格の発泡酒が人気を集め、それに味覚が便乗したワケでもないだろ。

ならばライアル・ワトソンの生物学現象「百匹目の猿」と同じことなのか。

だとすれば発泡酒を飲むヤツはみんなエテ公なのか、んなこたーない。

第一、ライアル・ワトソンはエセ科学者だった。

まっ、猛暑でビールと発泡酒の消費が増大したことを考えれば

「暑くて、たまたま発泡酒を飲んだら旨かった」ってだけのことか。

そう、単純に表層の快楽を求めることは欲望の源泉であり行動原理となる。

*

ブログ村のフィリピン情報でいつも上位にランキングされている

現地人のブログ(ルソン北部でぼけーっと生きてます)

現地人さんがフィリピン片田舎の日常を写真で紹介するブログ。

その日の興味、眼の快楽に従ったスナップショットが実にいい。

特に田舎のかわいい女の子は最高だ。

以前、バリ島のエントリーで

「暇な時間はブラブラ歩き、股間をイジって妄想することがリゾートライフの真髄」

と主張した。

奥さん、長いようで短い人生、表層の快楽を求めて過ごそう。ではでは。


ウータン問題

2010-08-19 | weblog

今日は、朝から頼まれ事あり(4/15)

今日は、朝から頼まれ事あり、
5000ペソ貸してほしいとの事。
1ヵ月後のビザ更新のためにとっていた5000ペソであるが
お世話になっている人の頼みであり
断れない。
返してもらうことを条件になけなしであるが
貸して上げた。

忘れていた(5/20)

今、フィリピンステイ最大の危機です。
パスポート更新のための5000ペソをキープしていたのですが
貸してくれと頼まれ貸してあげたのはいいが
返って来ない。

*

ウータンは日本なら田中宇を指すが、フィリピンではutan=貸し借り(借金)のこと。

それはフィリピンの経済、生活、人間関係を理解する重要なキーワードである。特に日本人がフィリピン人にお金を貸した場合、上記サラムライ7さんのように返ってこない、そう考えたほうがいい。

フィリピン人を信頼して、或いは信頼していたフィリピン人に頼まれてお金を貸し、返済されずストレスが溜まり人間不信に陥って人間関係が抉れるより、最初からフィリピン人にお金を貸したら返ってこないと考え、お金を貸さないことが賢明だ。フィリピン人と日本人とでは借金の感覚が異なる。

日本人は他人から借金したら返済するのが当たり前だけどフィリピン人は極めてルーズ。但し、踏み倒そうと思って借りるワケではない。これはウータン(借金)がドネーション(寄付)の感覚に近いのではないのかな。つまり、キリスト教的な富を貧しき者に分け与える価値感が根底にあると思うが。

しかしサラムライ7さん曰く「子供のうちから泥棒をして稼ぐ」貧困社会だから実のところは分かんねぇ。

妻の母親はフィリピンの片田舎でサリサリ(雑貨店)を営んでいる。その関係でウータンというよりツケで商品を買っていく客が多いという。回りに農家が多いので支払いは現金ではなくお米。金利ではないが多少イロをつけて返すためサリサリを始めてからお米を買ったことがないそうだ。

まあ、フィリピン人同士でも借金のトラブルがあるので尚更、日本人なら即座に断らないとね。

そこで妻に聞いた上手な断り方タガログ編。

「助けたい気持ちは一杯ですが、私もお金に困っているので、我慢してください。」

Gusto ko pong makatulong sa inyo, kaya lang ginigipit ko po rin sa pera, pasensya na po kayo.

グスト・コ・ポン・マカトゥーロン・サ・イニョ、カヤ・ラン・ギニギピッ・コ・ポ・リン・サ・ペラ、パセンシャナ・ポ・カヨ

一言「ワラン・ペラ」(金がねぇズラ)でいいんじゃねーのって思っていたら妻に「それは失礼に当たる、逆恨みされる」と言われた。金を無心するフィリピン人に失礼もヘッタクレもねーだろーが。

妻と結婚する前、ウータン問題はjet師範からレクチャーされているので用心しているけど、今度フィリピンへ渡航したら借金を申し出しそうなヤツに先制パンチでこっちから100円、200円の借金を申し出ようと策を練っている。「あの日本人はケチだ」と噂になればこれ幸い、平和に過ごせる。

そんなワケで奥さん、借金の申し出は即座にうまく断ろう。ではでは。


文無し拾い煙草

2010-08-18 | weblog

今私は文無し状態で(4/1)

今私は文無し状態で、のんびりPCいじりしている暇はないのに
こんなことでいいのだろうか。

甘えているからな。

部屋はタダ。水も電気代もタダ 食事までタダ
ジュースもビールもタダ お金ないからそれだけで
みんな助けてくれている。

早く恩返ししないとな。

*

サムライ7さんがどういった経緯でフィリピン人の世話になったのか分からないけれど、「お金ないからそれだけでみんな助けてくれている」ってのは貧しいフィリピン人のセーフティネット。

それに対して「甘えている」「恩返し」と思うサムライ7さんは日本人のメンタリティー。

日本で文無しになればホームレスしかないから、サムライ7さんは運がよかったのかもしれない。

でもまあ早く文無し状態から脱出して世話になったフィリピン人に恩返しをして欲しいと思う。

*

そうそう

フィリピンへ渡航した際よく行く日本食レストランがあって、そこの日本人マネージャーの文無しネタ。

彼は元プロモーターで招へいの仕事がなくなると、青粒(フィリピンのバイアグラ)を日本へ輸出する会社を興した。これが当たって家と車を手に入れた。そして事業拡大のためダバオへ向かう。

ダバオはフィリピン南部最大の日系人社会都市。日系人をフィリピンパブへ送り込む企てだ。

そこで人脈作りのため半年間毎晩飲み歩いた。ある程度目安がついてマニラへ戻ると会社はフィリピン人パートナーに乗っ取られていて、家と車もなくなっていた。彼曰く「迂闊だった」と。

突然、文無し状態に陥った彼は別れたフィリピン人妻のもとへ身を寄せメシを食わせてもらった。

貧乏暇あり生活がスタートして彼が一番困ったのが煙草。どうしても煙草はヤメることが出来ず、そうかと言って世話になっている別れた女房に煙草銭までせびるワケにもいかない、困り果てた。

仕方がないので彼は街に出て、道端に落ちている煙草を拾うことにした。貧乏暇あり生活が拾い煙草生活に変化した。拾い煙草の日本人は余程珍しいのか、まず同じ拾い煙草をしているフィリピン人の知るところとなった。彼曰く「拾い煙草をすればフィリピン人と真の友情が芽生える」と。

最初、フィリピン人の方から声を掛けてきた。「おい、煙草がないのならコレやるぞ」、そう言ってシケモクを手渡された。続いて「あそこへ行ってみろ、煙草が落ちているぞ」、貴重なシケモク情報だ。

拾い煙草を始めて1週間もすれば多くのフィリピン人たちと拾い煙草仲間になる。そしてあるものがないものにシケモクを分け与える暗黙のルールに従う。それから暫くして、拾い煙草の日本人の噂は知人の耳に入り、知人の紹介で日本食レストランのマネージャーに就職することが出来た。

人間万事塞翁が馬といったところかな。

さて、2年半前、マニラで借りていたアパートを引き払うとき、家財道具の処分をどうするか彼に相談したところ元妻のところからアパートへ引っ越す予定があり彼がすべて引き取ってくれた。

彼曰く「くれるものなら何でも貰う、例えそれがシケモクでも」と。

どうだ奥さん、今回はちょっと感動しただろ。ではでは。


スモールビジネス

2010-08-17 | weblog

さて奥さん、今回は貧乏暇あり生活から一時まとまったお金を手にしたサムライ7さんが試みた最初のスモールビジネス実録編。フィリピンらしさが滲み出ていて面白い。果たしてどうなるのか。

(大体1ペソ:2円の比)

*

やっとお金が入った(4/14)

やっとお金が入った。
11700ペソこれを軍資金として
生活の基盤を作らねば
でも、安全のためにビザ更新の
5000ペソだけは確保しておかなければならないな。
不法滞在になって強制送還や刑務所だけは
免れたい

ウェーブボードレンタル構想(4/17)

ウェーブボードレンタル構想
今、子供たちの間でウェーブボードが流行りだが
ここには、購入することのできない家族が多いので
とりあえず10台購入レンタル開始してみようと
ショッピングに出かけた
1台320ペソで購入 重たくて8台のみになったが
2560ペソの出費 痛いが利益は望める
明日5台ステンレスを購入してみよう
 
ウェーブボードステンレスを購入(4/18)
 
ウェーブボードステンレスを購入
1台420ペソ 5台で2100ペソ
午後からレンタル開始だ。

昼間は暑いので、みんな外には出ないので
夕方からの開始だ

30分5ペソ 1時間10ペソのビジネスだ

今日の売上げ 150ペソ
 
ウェーブボードビジネス(4/19)
 
ウェーブボードビジネス2日目 昨日はじめたが
やっていることは知られていなかったが
徐々に知られたのかたくさん子供たちが来て
足りない状態で、そのうえ隣でかき氷やっていたから
すぐに売り切れいい効果だ

本日の売上げ350ペソ

しかし、子供たちは使い方が荒い、あちこち故障ばかり
これはもしかして?
 
ウェーブボードビジネス(4/20)
 
ウェーブボードビジネス3日目
本日は、2台泥棒にあい消息不明
30分の5ペソだけ払いいなくなってしまった。
本日の利益 280ペソ
2台分 530ペソの赤字
 
ウェイブボードはやはり流行(4/21)
 
ウェイブボードはやはり流行ですね。
やり始めたのが遅かったこともあるのでしょう。
それにレンタルを始めたところも沢山あります。
これは、状況的に厳しいな
 
泥棒が多いな(4/22)
 
泥棒が多いな。ビジネスとしては
成り立たないよ。
いくら、名前書いて時間書いても返ってこない。
これは駄目だ
 
もういい加減に懲りている(4/23)
 
もういい加減に懲りている。
ウェーブボードの管理をしていても
ほかのことができないし、
何もいいことが無い感じだ。
これはたいへんだぞ

ここら辺で考え改めなければ
 
本日でウェーブボードレンタル終了(4/24)
 
本日でウェーブボードレンタル終了
泥棒4台 破損5台 元を取る前に
破損などで使えなくなってしまう

トータルで3000ペソくらいの赤字だ
やっても大変だ。管理や修理に終われ
利益につながらない。
残念
 
やることがなくなってしまった(4/25)
 
やることがなくなってしまった。
なかなか、フィリピンでは難しいな。
費用がなければ、何もできないし
泥棒にあえば大変だ

子供のうちから泥棒して稼いでいるなんて
逆にすごい。

今日は、子供たちがウェーブボードを売りに来た。
どこかのお店で盗んだであろう品を
売りに来るのである。

丁重にお断りをした
 

*

僅か1週間で悲惨な結果に終わってしまった。

「子供のうちから泥棒して稼いでいる」相手ではスモールビジネスだってムツカシイ。

いい教訓を残してくれた。ではでは。


不法就労

2010-08-16 | weblog

前回の不法滞在と密接に関連して問題となるのが不法就労。これはヤバイ。

なんたって不法就労がバレたら逮捕される。

フィリピンは移民局発行の就労ビザを持たない者が収入のある仕事の就けば摘発の対象になる。さらに労働省発行の許可証も取得しなけばならない。転職して許可の下りない業種やライセンスが必要な業種の仕事に就いた場合も摘発の対象になる。近年は韓国人の摘発が多いそうだ。

*

私は、ワーキングビザではなく、バケーションビザでのフィリピンスティである。
通常では、仕事は行ってはならないが
お金なければ、何もできない。仕事して
資金を稼がなければ、これから先は
暗闇の中を彷徨うだけである。

*

サムライ7さんも観光ビザの仕事が違法なのは分かっているけど、背に腹は変えられぬ。痛し痒し。

そこでPCエンジニアの経歴を生かしてPC関連の仕事を募集するワケだが、

フィリピン情報検索ポータルサイト PDCなび

サイトを見ると料金ではなく募金。なんかいかがわしい印象だ。

何も知らない人が見れば新手の貧困ビジネスに思えるのでは。

ネットによる仕事募集とはいえ、観光ビザの収入が引っ掛かっているのだろう。

例え成功しても、収入が増えれば増えるほど不法就労のリスクが高まることになる。

お金が儲かりゃタカられる。不法就労をエサに脅されるかもしれない。

やはり不法就労の問題を回避するにはフィリピンパブの元タレントと結婚するのが手っ取り早いか。

しかし結婚は縁の問題があるからムツカシイな。

*

さて、不法就労はフィリピンだけでなく先進国ならどの国でも厳しく摘要される。

日本の、例えばフィリピンパブを摘発する場合、オーバーステイではなく不法就労を摘要する。

そう、昔、知り合いのフィリピンパブ・オーナーが不法就労助長罪で捕まったことがあった。

2005年3月、興行ビザ廃止の省令通達をもって多くのフィリピンパブは年末まで営業し、翌年閉店した。知り合いも閉店する予定でいたけど、メシが食えなくなるので、そいつはお店をタレントごとをマニラへ移転させてKTV(日本人向けカラオケ・パブ)をオープンすることを考えた。

現地プロモーターを通じてKTVを居抜きで買うことは出来たものの、営業許可がいつまでたっても下りない。後で調べて分かったのだが、そこは新規の営業許可が下りないエリアで、現地プロモーターに騙されたのだ。結局、お店のタレントたちはオーバーステイするハメになってしまった。

知り合いのフィリピンパブは一旦閉店して、暫く間をおいて再開したとたんに摘発された。このときの罪状が不法就労助長罪。つまりは不法滞在より不法就労のほうが罰則が重いから摘要するのだ。

そんなワケで奥さん、くれぐれも不法就労には気をつけよう。ではでは。

*

それからブログ村のフィリピン情報へ登録だけした。ランキングは参加しない。


不法滞在

2010-08-15 | weblog

暫くサムライ7さんのブログから個別のテーマを求めてアレコレ考えてみたい。

今回はオーバーステイ(不法滞在)。

さて、サムライ7さんはフィリピン移住者でも旅行者でもなく、観光ビザの延長滞在者。

*

忘れていた(5/20)

今、フィリピンステイ最大の危機です。
パスポート更新のための5000ペソをキープしていたのですが
貸してくれと頼まれ貸してあげたのはいいが
返って来ない。
25日までに返してもらわないと
オーバースティになってしまう。
困ったな。
何とか乗り切らなければ、

インターネットの商品売れないかな。
1つでもいいから売れてほしいな。

とりあえず、部屋で使わない、眠っているままの品物を
現金に換える事を考えよう。

今はこんなことしか思いつかないな。
後5日だからな。

どうにか、先に進むしかない。

こうなると、愚痴ってしまうのは、働いて給料が無かったことかな。
また、貸すお金も無いのに、貸してしまったことは、大きな痛手だ

この際、要らないものは、すべて販売してみよう。
でも売れるものと、売れないものの判別つかないな。
そんなことは行っていられない。

オーバースティ 不法滞在、強制送還 刑務所だけは 阻止しなければ

*

サムライ7さんはフィリピンのオーバーステイと日本の入管法による外人の不法滞在が同じであると根本的に勘違いしている。フィリピンでオーバーステイすればペナルティとして1ヶ月500ペソ(日本円で約1000円)+手数料が課せられるだけである。そしてこの金額は観光ビザで2ヶ月毎に延長される更新手数料とほぼ同額である。入管の+手数料ってのがミソでフィリピンらしい。

*

ちょっと過去のビザを確認してみることにした

 1回目 3030ペソ 1月
 2回目 5600ペソ 3月
 3回目 2830ペソ 5月
 4回目 3130ペソ 7月
 5回目 4240ペソ 9月
 6回目 2830ペソ 11月
 7回目 2830ペソ 1月
 8回目 3140ペソ 3月
 9回目 5619ペソ 5月

傾向が見えない。いつも支払っている金額が違うので予測できない。
ここはどうすればいいかな。

もう一度、じっくりと確認していたらふと思った。
これまで2ヶ月更新としいたが
今回は、余裕が無いこともあるから、
1ヶ月更新にして、安全策をとろう。
そして、1ヶ月の間にどうにか
ネットの仕事を起動に乗せよう。
思いつくのはこれくらいかな。

(以上、5/22のエントリーより抜粋、尚、1ペソ:2円の比)

*

毎回異なる延長料ってなんだろう。

日本の場合、収入印紙による定額納付なんだけどフィリピンは入管職員の裁量で決まるのか。

いずれにしろサムライ7さんは延長手続きをしなくてもバレたら手数料と同額の罰金を払うだけ。

3ヶ月の留学ビザで延長手続きを忘れてペナルティーを払うのはよくある話。

怖れているオーバーステイでの逮捕、強制送還、刑務所、はない。

*

「お金のある日本人は相手にされるが、お金のない日本人は相手にされない」

我がフィリピン人妻が常日頃言う言葉だ。フィリピンはペラ(お金)次第。

フィリピンのおまわりさんだってお金のない日本人は面倒なだけで相手にしたくない。

サムライ7さんは無一文、それはある意味無敵なのだ。

そーだろ、奥さん、ではでは。

*

あー、今日は終戦記念日だった。

先の大戦は欧米列強に倣ったアジア侵略と欧米列強からのアジア解放つーそれぞれ矛盾した側面を持つ戦争だった。欧米列強によるアジア不法滞在を非難するヤツは誰一人いない、毎度のことながら。

*

Bureau of  Immigration Legaspi Field Office
3rd Floor, Velasco Building  
Lapu-Lapu, Legaspi City
Josephus Tanael Ojano  - Acting Alien Control Officer
Tel. # (052) 214-3427 / 820-5153


日本人の悪党

2010-08-14 | weblog

ブログ村のフィリピン情報ランキングを散策していたら貧乏このうえないブログを発見した。

フィリピン生活 天国と地獄の綱渡り

フィリピンで仕事をしていたけど突然職場を解雇され、無一文になったサムライ7さんによる今年3月から今日までの悪戦苦闘日記。クビになった後、おそらくフィリピン人の知人を頼り、その協力を得て、マニラの貧困エリア、カロオカンで寝るところと食い物を確保して文無し生活がスタート。

ここ2ヶ月間(3/26)

ここ2ヶ月間の私の仕事に関して、経験したことは、
日本人として、当たり前と思われることであり間違っていないと思う。
しかし、フィリピンで生活している者にとって
フィリピン人の繋がり、フィリピン人の考え
フィリピン人を家族に持っている人の事など
よく考えて行動しないと大変な事になってしまう。

私を使ってもらって感謝しています。
ありがたく思っています。
予定とは違う方向に行ってクビになってしまいましたが
恨んでいませんし、大変貴重な経験をさせてもらったと
思っています。

これから先、教訓にさせてもらって生活していきます。

生活できるかな。

ここ毎日、悩んでいます(4/9)

ここ毎日、悩んでいます。生活していくのが
大変です。

確かに 寝るところ 食事には 困っていませんが
このままではいけない。

早く突破口を開かねば

そして無一文で出来る仕事をアレコレ考えるワケだが、ビザの問題がネックになっているようだ。

私は、ワーキングビザ(4/5)

私は、ワーキングビザではなく、バケーションビザでのフィリピンスティである。
通常では、仕事は行ってはならないが
お金なければ、何もできない。仕事して
資金を稼がなければ、これから先は
暗闇の中を彷徨うだけである。

あと1ヶ月の間にどうにかしなければ
不法滞在になってしまう。
日本に帰ったところで今の日本で
仕事にありつけるのは難しいだろうし
物価が高すぎて生活できないだろう。
その前に、日本に帰るお金も、生活費もないや

おそらくサムライ7さんは観光ビザでフィリピンへ入国、延長しながらここまできたと思われる。裏ワザつーワケではないけど手っ取り早いのは現地の元フィリピンパブのタレントと結婚して永住ビザを取得すること。彼女も再び日本で働くキップを手に入れることが出来るからね。

サムライ7さんは元PCエンジニア。その経験を生かしてPC関連の仕事に絞り込み、ポツポツ仕事の依頼がある。ブログは、HP制作、PC修理の記事をエントリーして一時更新がストップした。

そして、久しぶりの更新。ツイートのまとめで日本人犯罪者の訪ね人。

そいつは先般タイーホされたハマコーもまっ青のビックリするような悪党面。

どうだ!日本人の悪党

貧しいフィリピン人を食い物にするなんて日本男児の風上にも置けない野郎だ。

顔写真があるならラグナ州警察みたいにfacebookへ掲載すればいいと思うが。

まっ、なにか情報があったらspcagr@yahoo.co.jpまで提供してちょ、ではでは。

*

海外就労あっせんを装った手口、「イリーガルリクルーター」の犯人です。

やつとインターネットつながったんですが最初からこんな記事です。
突然で、すいません。
私の住んでいる貧困層地域のフィリピン人を狙ったイリーガルリクルーター
事件の犯人です。
狙われた人たちは、毎日大変な生活をしている人たちで、
支払ったお金も、日本人にとってはたいしたことは無い金額ですが
こちらの人たちにとって大金です。皆さん、借金などしてお金作っています。
こちらで、警察に頼むにしてもお金がかかり、泣き寝入りするしかないのが
現状です。報道機関、警察機関の方たちの協力で捕まえたいのですが
よろしくお願いします。
また、日本には帰っていないと思うのですが、
http://pdcnavi.web.fc2.com/top_won.html


狙われるピン中爺さん

2010-08-13 | weblog

今回もまたまたultra掲示板「他のサイトからお題を拝借」より拝借したSさんのブログネタ。

先月のレスだったので見落としていたけど、これがまた強烈なネタで展開が面白い。

日系KTV経営者がセットアップ? 総額600万円をだまし取られたと叫ぶひとあり。

事件の概要は、今年5月、マニラで佐藤某という爺さんが偽名パスポートを使って現地女遊びをしていた。女が警察にチクリ、爺さんは警察署に拘留。NPO団体が救済して爺さんは100万円払った。

6月、そのNPO団体の代表(KTV=日本人向けカラオケパブの経営者)が警察とグルになって爺さんに美人局を仕掛け、セットアップ(拳銃を付き付け脅す)で500万円を脅し取ったつーもの。

日本人爺さんの美人局被害はよくある話だが、この爺さんはKTV周辺で日本人観光客をつかまえ被害を訴え続けたためタチマチ噂が広がり、マニラ最強の噛みつき亀の知るところとなった。

そしてSさんはNPO団体の代表であるKTV経営者に噛みついた。

KTVによる600万円セットアップ。 背景には儲からないKTV業界の姿も浮き彫りに。

その事件当事者であるNPO団体

バンタイ発足

この後仰天したのはKTV経営者が知り合いのブログで事件の弁明をしてしまったのだ。

取材記事 この文書は2010年7月7日pinsanが取材し大串氏が書いた文です。

事実でなければ無視すればいいものを幼稚な弁明したため逆に疑念が深まる結果となった。

両者の言い分についてはultra掲示板で的確なレスがなされている。

「総額600万円をだまし取られたと叫ぶひとあり」の、 もう一方の当事者記述の顛末書を全文掲載します。

さすが歴戦の雄、フィリピン系ブログ無敵の喧嘩師Sさんはすかさず幼稚な弁明を転載した。

一方的な勝利宣言とも受け止められるぞ。

その後もこの事件についてエントリーしているけど割愛。ultra掲示板でも指摘されているが、Sさんの文章は非常に読みづらい。何を言いたいのかよくわからない記事が多くストレスが溜まる。

でもまっ、噛みつき記事は面白いからブックマークした。更なる噛みつきに期待しよう。

*

そう、今回の事件もまた還暦過ぎの爺さんが狙われた。還暦前後でフィリピンパブや現地KTVのフィリピーナ、現地の女遊びにハマると身ぐるみ剥がされて再起不能になるケースが往々にしてある。

頻繁に起きる邦人殺人事件もほとんどが還暦前後の年代だ。

まあ、前エントリーのロストコントロールに陥るワケだから対処しようがなく、従って狙われやすい。

*

そうそう、還暦ピン中(フィリピン中毒)爺さんの騙され話なら身近な例があった。

ピン中爺さんはご近所太陽カレーのお客さんでKさんという。入り口のドアに頭をぶつけて入ってくるピンボケ爺さんだ。Kさんはマニラはマカティ、リトル東京で日本食レストランを出店しようとしたけど、契約金を再婚したばかりのフィリピン人妻に持ち逃げされてそれっきり。大金を失った。

2年まえのホーリーウィーク(4月)にリトル東京近くのハンバーガーショップでコーヒーを飲んでいたら店のマスターから人探しをしている同郷の爺さんを紹介された。なんとそれはKさんだった。

当時、Kさんは1年前に大金を持ち逃げされてから2ヶ月に1度フィリピンへ渡航して逃げたフィリピン人妻を探し続けていた。店のマスターから「もう諦めたほうがいい」と窘められていた。

さて、Kさんと偶然出会ったその日夜、jet師範と一緒に某KTVへ繰り出した。暫くするとタレントを抱いてカラオケを歌うお客がいた。よく見ればKさんではないか。懲りない爺さんだった。

*

タイトルをちょっと変えた。

*

マニラ最強の噛みつき亀に噛みついてもアレなんだけど、Sさんの文章はホントわけわからん。

例えばSさんの某リンク記事の出だし

>多勢に無勢。当ブログは、あえて無勢なS氏のいい分に偏った判官びいきで記述を進めて行く~

「偏った判官びいき」とか、もー意味不明で、全部この調子だからなー、あーあ。

 


ロストコントロール

2010-08-12 | weblog

前エントリーに続いて賢人会議ネタ。

そもそも賢人会議とは浜名湖畔にある友人H宅で暇な週末、サーファー仲間のT君を交え、賢者3人が酒を飲みながら時事問題を話し合うことを目的だった。ところが今回はT君が急遽召集した。聞けばT君がまた夫婦喧嘩をして奥さんは子供を連れて実家に行ってしまった。そこでT君は奥さんに帰ってくるよう仲人でもあるHに仲介を依頼した、が、結局、Hが説得することなく奥さんは翌朝帰ってきた。

さて、話題をバリ島に戻せば前回バビグリンを手に彗星の如く登場したホテル従業員ダルマワン。

今回は君がメインだぞ。

ダルマワンは内気で真面目な典型的なバリ人。年齢不詳(会った当時で30代半ばか)で褐色の肌をしたオラウータンって感じの風貌。T君とは友達同士だが、Hとの関係となると別でHのパシリだ。

パシリつーと聞こえは悪いが、バリ島はアジア最大のリゾート観光地でマージン社会。現地のバリ人は観光客のマージン(手数料)でメシを食っている。例えばHはブンクス(テイクアウトの食事)やアラック(焼酎)を買いに行かせるのもホテルのレンタルバイクを予約するのもすべてダルマワンに頼む。ダルマワンは金額に応じてその都度マージンを受け取る。持ちつ持たれつの関係なのだ。

マージン社会を理解するとお土産なんかを買う場合さらに効果を発揮する。売り物にはすべて観光客価格と現地人価格があり、交渉によって売買が成立する。Hはダルマワンに依頼して欲しい物を現地人価格で交渉させ、マージンを乗せてダルマワンに支払う。結果、観光客価格より半値以下で買い物ができる。逆にT君の場合、マージンの発生しない友達関係だからダルマワンは観光客価格の現地ルールを守り価格交渉はしない。従ってT君は観光客価格(ボッタクリ価格)でしか買えないのである。

バリ島のマージン社会については渡航前、Hから口うるさくレクチャーされた。

それからHとダルマワンの関係で感心したことがある。バリ島で最初の爆弾テロがあったとき観光客が激減した。当然ホテルは閑古鳥が鳴いてダルマワンのお給料も半減した。このときHは当時の現地人妻とともにダルマワンを日本語学校へ3ヶ月間通わせた。無論授業料はHが払った(1人5000円だけど現地人には1ヶ月分のお給料に相当する)。Hは自分がバリ語を学習するより彼らに日本語を覚えさせたほうが楽チンだつー動機らしいけど、ダルマワンは日本人顧客が増え、マージンも増えた。

ここまでならダルマワン物語もハッピーなんだけど、奥さん、そうは問屋が卸しません。

ダルマワンが生涯背負うことになる不幸は2005年、2度目の爆弾テロに始まった。

そう、2度目の爆弾テロから暫くしてHに誘われHのサーファー仲間とともに2度目のバリ島渡航をした。Hの現地人妻からダルマワンが女房、子供に家出されて酷く落ち込んでいるらしいつーことを事前にHから聞かされていた。バリ人にとって女房、子供に逃げられるのは非常に恥ずかしいことで、ましてそのことを恩義のあるHに言えるワケがなく、ダルマワンの聞き役をしてくれつーことだった。

もー運も寸もなく了解した。

バリ島に到着してダルマワンのホテルは2日間滞在した後で移動する予定だった。Hとサーファー仲間は朝早く起きてローカルなサーフスポットへ行き、ホテルへ戻るのはお昼。午前中はまったく1人で暇だからホテルの近くをジャランジャラン(散歩)したり、股間をイジって妄想に耽り時を過ごす。

どうだ奥さん、これぞリゾートライフの真髄、ワンダフルな時間の過ごし方だろ。

でもって2日目の朝、案の定、夜勤明けのダルマワンが部屋に訪ねてきた。

d:「シャワー、カシテクダサイ」

いつものようにダルマワンは日本語と英語のチャンポンでたどたどしく語り始める。

ダルマワンの話を要約すれば2度目の爆弾テロに遭ってホテルは暇になり給料は半減された。しかし最初の爆弾テロと違ったのは、今回はオーナー夫人が毎日ホテルに来てミーティングした。従業員を一人一人みんなの前で面罵した。それは耐えがたい屈辱なのである(フィリピンも同じ)。

そんなストレスが続くなか、ついにダルマワンがみんなの前でオーナー夫人から罵倒された。屈辱にまみれ疲れ果て、夜、小雨が降るなか2時間かけて帰宅した。そして女房からも罵倒された。

ここでダルマワンの目に薄っすら涙が滲んで、ひと呼吸おいて、腹の底から唸る声でつぶやいた。

d:「ロストコントロール・・・ロストコントロール・・・」

もーこの瞬間は最高だった。そのつぶやきは忘れようにも忘れられない。

我を失ったダルマワンは思わず女房を突き飛ばしてしまった。バリでは女房に少しでも手を掛けるのはご法度でどんな言い訳も通用しない。突き飛ばされた女房はそのまま子供を連れて家を出た。

そしてダルマワンは地元の村人から白い目で見られ、生涯恥を背負って生きていくことになった。

ダルマワンは目に涙を浮かべ「悪いのは自分、それをHに伝えてくれ」と言い放ち部屋を出た。

その後、ホテルに戻ったHに一部始終を伝えると「ロストコントロール」がウケまくり、Hはダルマワンに「気にするな、今まで通りおまえはオレのパシリだ」と連絡した。もースゴイ経験だった。

んで、賢人会議でも忘れかけていた「ロストコントロール」で盛り上がった。

h:「おい、T、女房の家出はバリなら一生の恥、それで終わり。日本でよかったな。」

かくして賢人会議の幕は閉じた。(完)。

では奥さん、盆休だ。